チェッカーズ「星屑のステージ」の歌詞の意味を考察 | カモシカおやじの趣味ブログ

チェッカーズ「星屑のステージ」の歌詞の意味を考察

昭和歌謡
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この記事は、チェッカーズ「星屑のステージ」の歌詞の意味を考察します。

この曲は1984年に発売された藤井郁弥のボーカルが切ない気持ちにさせてくれる素敵なバラードですね。

それでは、チェッカーズ「星屑のステージ」の歌詞の意味を読み解いていきましょう。

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チェッカーズ「星屑のステージ」はどんな曲

【星屑のステージ】

アーティスト:チェッカーズ

作詞:売野雅勇

作曲:芹澤廣明

リリース:1984年8月23日(キャニオン・レコード)

★チャート最高順位
週間1位、1984年度年間8位(オリコン)

「星屑のステージ」はチェッカーズの4枚目のシングルとして発売されました。

ドラマ「うちの子にかぎって…」の主題歌になり、また翌年には春の甲子園の入場曲にもなりました。

オリコンのシングルチャートでは1984年度年間8位、売上枚数は57.5万枚を記録しました。

 

チェッカーズ「星屑のステージ」の歌詞の意味を考察

実は悲しいバラードを歌っている「星屑のステージ」の歌詞を考察していきます。

かつて彼の胸で泣いていた女性。

あの日のことを思い出し、また彼も泣いています。

 

「星空からささやくひと」

彼女が遠くに居る、まるで天に居るような表現。

 

「cry…crying」戻らない事を泣いて居ます。

帰らないあの日、帰らない彼女。

 

「俺の歌は届くかな お前のその空へ」

この表現から彼女は天へ行ってしまった、亡くなってしまったことを想像させます。

 

それでも彼は哀しみを隠してでも歌わなければなりません。

なぜなら「最後まで夢をあきらめないでね」と約束したからです。

 

彼の夢は歌で生活が出来るようになる事。ミュージシャンですね。

約束を守り、彼は歌い続けます。

 

売れない頃から支えてくれた存在だったのでしょう。

彼女が居なくなってからは彼は空を見ることで日々辛い事を慰めてもらったような気分になっていたのかも知れません。

 

ふと見上げた空に流れ星。

彼女が流した涙のように綺麗で、あの頃をまた思い出します。

 

俺が落ち込んだ時口笛で、答えてくれたよね。

今はその口笛が聞こえないけど聞こえるような気がして後押しされた彼は約束を守るため、歌い続けます。

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きっと曲と歌詞だけは彼女が居る時に出来ていたひとつの歌。

夢を叶えた今、彼女に届けるためのその歌を歌いながら思います。

 

彼女との約束はきっと2つ。

「最後まで夢を諦めないこと」

「有名になって彼女がいた時に出来ていた歌を歌う事」

 

その2つの約束が叶うこの今の瞬間、感極まった彼は涙を浮かべます。

「涙をしきつめて」潤んで見える客席はまるで「星屑のステージ」。

彼女を思い出し見上げた空のように輝いています。

 

客席に空きのシートがひとつ、目立ちます。

ここは彼女の特等席。

 

いつもここから彼女が応援してくれて居た場所。

きっと彼がよく見える場所で「お前が愛した場所」。

 

彼もまた、彼女がいた頃彼女を見つけては励みにしていたのでしょう。

彼女のためにその彼女が好きだった「特等席」を空けているのが分かりますね。

まるで星空に居るかのような今日のステージ。

 

 

今日、彼女はきっと彼の晴れ姿を見に来てくれて居るのでしょう。

まるでこの星空のようなステージで手を叩く彼女が見えるようです。

 

でも「お前の拍手だけ聞こえない」。

やはり彼女はもうここには居ない人。約束は果たせたけど。

 

「思い出は夏のまま時をとめたね」

彼女との思い出はあの日のまま時が動き出さないのです。

しかし、ここでの「cry…crying」泣きそうになるこの気持ちは夢を叶えた事、その気持ちもあると思います。

 

約束を果たせたけど、この場に彼女が居たらどんなに良かったか…、そんな気持ちが伝わって来ます。

しかし約束を果たして終わりではありません。

 

彼にはこの後の未来があります。

なので、「歌うよ…」に続くのですね。

 

cryingは泣き叫ぶという意味もあります。

1番では戻らないと続き、泣き叫ぶのですが、2番では歌うよと続くので、泣き叫び歌っている。

前に向かって行こうという感情を想像できます。

 

彼女を忘れる訳ではなく、約束を守り、果たせた今彼にはその先があります。

思い出はあの日のままですが彼は彼女の思い出と共にずっと歌い続け続けるのです。

 

最後にforeverと歌詞で書かれています。

こんことから彼が歌い続けていく、と心に決めて前に歩き出した事が伝わりますね。

 

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まとめ

チェッカーズ「星屑のステージ」の歌詞の意味を考察しました。

星屑や星空と言う表現に彼女が相当遠くへ行ってしまった、亡くなってしまったと解釈して考察してみました。

人によっては彼女は亡くなった訳ではなく、遠くへ行ってしまったと解釈される方人もおられるかもしれません。

 

「思い出は夏のまるでまま時をとめたね」の箇所も青春の夏の1ページのような表現とも取れます。

チェッカーズは振られた男心を歌う曲も多く、売れなかった頃のミュージシャンのひと夏の思い出、と言う考察も出来るかもしれません。

 

時が止まってしまった彼が歌詞の後半でこれからもずっと歌い続けるという前向きな意思を表します。

このように目標に向かって歩みを進めようとするところが、春の甲子園の入場曲に選ばれた理由のひとつかなと思いました。

あなたは「星屑のステージ」をどのように考察されるでしょうか。

 

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