金柑の木の育て方が分かる!地植え・鉢植え、剪定方法や肥料は?

ガーデニング

この記事は金柑の木の育て方、地植え・鉢植え、剪定方法や肥料などを紹介します。

金柑は皮ごと食べられる可愛らしい果実ですね。病害虫にも強く、育てやすいです。
あなたも金柑の木の育て方、地植え・鉢植え、剪定方法や肥料などを知って、育ててみませんか。

この記事を読めば、金柑の木の育て方が分かるだけでなく、栽培の楽しさにも気づいていただけることでしょう。

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金柑の木の基本情報、品種は?

まずは基本情報を見てみましょう。

基本情報

園芸分類果樹 (ミカン科)
形態・樹高低木 ・ 1~1.5m
結実まで庭植え 3~4年 、鉢植え 2~3年
栽培適地関東以西の地域。
耐寒性ふつう
耐暑性ふつう
受粉樹不要
特性・難易度常緑性・初心者でも育てやすい

金柑の原産地は中国の長江中流域です。
果実が熟すると黄金色になる柑橘類ということから金柑という名前になっています。

金柑の代表的な品種は以下のとおりです。

品種名樹勢成熟期(秋果)特徴
寧波金柑 (にんぽう) 弱12月下旬~2月市販の金柑はほとんどこの品種。甘くて品質が良い。果重11~13g。
大実金柑 (おおみ) 中12月下旬~2月果実が大きく果重は30~40g。福寿金柑とも呼ばれる。
ぷちまる 弱12月下旬~2月農水省育成のタネなし品種。ナガキンカンと四倍体ネイハキンカンを交配。果重約11g。

金柑はビタミンCやビタミンEが豊富に含まれ、美容の効果や風邪の予防などに役立ちます。抗酸化作用もあり細胞のアンチエイジングにも効果があります。

ペクチンも含まれ、整腸作用があるので下痢や便秘などの予防や改善にも役立ちます。

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金柑の木の栽培カレンダー

年間の栽培カレンダーです。

次に栽培カレンダーにもとづいて、植付から剪定、開花、果実管理、施肥、収穫について説明していきます。

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金柑の木の植え付け(地植え、鉢植え)は?

地植え     3月

植え付け場所は日当たり、水はけや風通しの良く、夏の西日、冬の北風が当たりにくい場所をを選びます。

やや日陰になる場所でも構いません。時期は3月の春植えが適しています。
苗木は植え付ける前にポットから出して根を半日くらい水に付けて十分ぬらしておきます。

植え付ける穴は直径40cm、深さ40cm位の穴を掘ります。
掘り上げた土に半量くらいの腐葉土を混ぜ合わせ、その半分を油かす、牛ふんまたは鶏ふんをそれぞれ約1kg混ぜ合わせます。

油かす、牛ふんまたは鶏ふんを混ぜ合わせた土を先に埋め戻し、次に腐葉土を混ぜ合わせただけの土を戻します。

植木の根を放射状に広げて穴の中央に植え、残りの土をかけます。
水はたっぷりと十分に与えます。

土をかぶせて地面よりも多少高い位置(20~30cm)に植える浅植えとします。根元に土を戻すときに接木部が土に埋まらないように注意します。

植え付け後は地上部を高さ40~50cmで切り戻し戻して、風が吹いた時に苗木が倒れないように支柱を立て固定します。

鉢植え   3月

基本的には庭植えの場合と同様です。

1年生の苗木は7~10号(直径21~30cm)位の鉢を使用します。
用土は果樹用の培養土に緩効性の固形肥料を混ぜて使用します。

まず、鉢底ネットを敷き、鉢底石を入れ、鉢の半分位の深さまで土を入れます。
次に植木の根を放射状に広げて穴の中央に植え、残りの土をかけます。

接木部が土に埋まらないように注意します。
水はたっぷりと十分に与えます。
風が吹いた時に苗木が倒れないように支柱を立てを固定します。

冬期は寒風や霜に当たらないように軒下に置くなどして注意下さい。

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植え替え

鉢植えの場合は鉢の中で根が詰まってしまうのを防ぎ、通気を良くするために行います。
鉢の大きさや成長の度合いにもよりますが、1~2年に1回程度は必要です。

また、鉢植えから地植えにする植え替えする時も植え付けと同様に3月が適しています。

 

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金柑の木の実のつき方、仕立て方は?

金柑の木の実のつき方は?

金柑の木の花芽は、前年の春枝の先端から2~3芽につきます。
花芽は混合花芽なので、春に花芽から新梢が伸び、その先端に開花して実をつけます。

他の柑橘類とは異なり、金柑の花芽はいっせいに咲かず、春(5月)、夏(8月)、秋(10月)の3回に分けて咲きます。夏に咲く花が一番多く結実します。

金柑の木の仕立て方は?

仕立て方は自然の樹形を生かしたほうき仕立てがおすすめです。
ほうき仕立てとは、ほうきを逆に立てたような自然に近い樹形です。

金柑の木は大きくなりすぎて樹形が乱れることがないのでほうき仕立てが向いています。

金柑の木の剪定は?

剪定とは樹木の枝を切り、形を整えたり、風通しを良くしたりすることです。
木の生育を正し、実をつけすぎたり、全く実がならないことを防いだり、木をコンパクトに保つこともできます。

金柑の木の剪定の適期は3月です。
剪定は、徒長枝や枯れ枝、混み合っている枝を間引き、樹の内部に光が入るようにします。花芽がついた枝の先端は切り返さないようにします。

 

金柑の木の開花、摘果、収穫は?

開花  5月、8月、10月

5月、8月、10月と年3回開花します。
単為結果性といって受粉しなくても実が育つので人工受粉は必要ありません。

しかし、実つきが悪い場合や屋内で育てる場合は筆や綿棒で花の中を軽くさすって人工受粉させます。

摘果  9月

着果数が多い場合には、品質の劣る小さな果実がなったり、翌年の結実が少なくなる隔年結果を起こしやすくなります。
従って、小さな果実や多すぎたり、傷ついた果実を摘み取ります。

収穫  12~2月

果実が黄色くなり、果皮に甘味が出てくるのは11月下旬以降となります。
熟したものから収穫していきます。

果実は生食の他に甘露煮、ジャムや果実酒などに利用します。

 

 

金柑の木の肥料や水やりは?

肥料の与え方

元肥  3月

元肥は、春枝の成長を促すため、堆肥や油かすなどの有機質肥料を与えます。

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追肥  10月

追肥は、秋枝が発生しなくなった頃、すぐに効き目のあらわれる即効性の化成肥料を与えます。

水やり

植え付けの直後や乾燥する時期はたっぷりと水やりをします。
夏場は土が乾燥しないように注意します。

鉢植えの場合は特に乾燥しやすいので土の表面が乾いたら水やりをします。

金柑の木の栽培での病気や害虫は?

金柑の木は以下の病害虫が発生することがありますので気をつけます。

かいよう病

細菌による病気で雨の多い梅雨時期に発生します。傷口から細菌が侵入し、黄色い斑点ができ、感染した部分が固くなり表面がガサガサしてきます。
傷口から感染するので、傷の原因となるとげを取り除き、害虫にも気をつけます。
強風にあたらない場所で栽培し、多肥にも注意します。病気にかかった部分をとりのぞき焼却処分します。

そうか病

発芽したての若い芽に発生します。葉に白い斑点があらわれ、やがてぶつぶつ状の突起が生じます。果実には淡褐色の斑点ができ、盛り上がります。長雨や窒素肥料の多肥に注意します。
病気にかかった部分をとりのぞき焼却処分します。

黒点病

5~9月頃にかけて葉、枝、果実に小さい黒い斑点があらわれます。
病原菌は枯れ枝で越冬します。伝染源となる枯れ枝をとりのぞき、焼却処分します。

アブラムシ

新芽が伸び出すころ発生し、葉が萎縮して巻き込みます。
葉の裏側にいることが多いので葉の裏側も良くチェックします。
早期に発見し、水で吹き飛ばすか、捕殺します。
多発する場合は殺虫剤の散布も検討します。

カイガラムシ

貝殻のような殻をかぶり枝葉に集団寄生する白い虫で、樹液などを吸いすす病を起こしたり枝を枯れさせたりします。ブラシなどでこすり落とします。

アゲハチョウの幼虫(青虫)

幼虫が葉を食害するため、見つけしだい捕殺します。葉裏を見て卵を発見したら取り除きます。被害が激しい時は薬剤を使用します。特に木が若いうちは発生しやすくなります。

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まとめ

金柑の木の育て方、鉢植え・地植え、剪定方法や時期、開花、摘花、摘果、収穫、肥料、水やり、病害虫などについてまとめました。

金柑の木はコンパクトで大きくなりすぎることもありません。
病害虫にも比較的強く、育てやすい果樹の一つです。

金柑の木に黄金色の果実が多数付いている姿はチャーミングで周囲を明るい雰囲気にしてくれます。

一つ摘んで口に入れると甘くて美味しい味が口の中に広がり、幸せな気持ちになります。
年3回可愛らしい白い花を咲かせ、その後に小さな緑色の果実がついて、徐々に大きくなります。

そして11月末頃から黄色く色づきはじめ、収穫のときを迎えます。
金柑の木の栽培をとおして自然とのふれあいや四季の季節の変化を楽しめます。

あなたも金柑の木を育ててみませんか。

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