Wink「愛が止まらない」の歌詞の意味を考察 | カモシカおやじの趣味ブログ

Wink「愛が止まらない」の歌詞の意味を考察!日本語詞も興味深い

昭和歌謡
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この記事は、Wink「愛が止まらない」の歌詞の意味を考察します。

鈴木早智子と相田翔子の二人組アイドルユニットのWink。控えめな感じが人気となり、1980年代後半から1990年代中盤に多くのヒット曲を放ちました。

それでは、Wink「愛が止まらない」の歌詞の意味を読み解きます。

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Wink「愛が止まらない」はどんな曲

愛が止まらない

アーティスト:Wink

作詞・作曲:マイク・ストック、マット・エイトキン、ピート・ウォーターマン

日本語詞:及川眠子

編曲:船山基紀

リリース: 1988年11月16日(ポリスター)

★チャート最高順位
週間1位、1989年度年間5位(オリコン)

「愛が止まらない」は1988年11月に発売されたWinkの3作目のシングルです。

1989年度のオリコンのシングルチャートでは年間5位、販売枚数は63.0万枚のヒット。

 

この曲は、副題にTurn it into loveと付いていますが、これはオーストラリアの歌手カイリー・ミノーグのカバー曲だからです。

また、TVドラマ「追いかけたいの!」の主題歌としても知られています。

 

Wink「愛が止まらない」の歌詞の意味を考察

それでは「愛が止まらない」の歌詞の意味を原曲と日本語の歌詞を比べながら考察をしていきます。

友達だと思ってたけど、男女の友情は難しいものだったようです。

 

二人が車で出かけたあの日、流れるバラードの曲・・。

夜景でも見に行ったのでしょうか。

 

雰囲気も良く、恋心が抑えきれなくなったのでしょう。

無口になった二人は車の中でキスを交わしてしまいます。

 

男女の友情から恋愛に変わってしまったことに気づいてしまったからにはもう歯止めが聞かなくなります。

あなたがいないと私の人生が成り立たなくなってしまう。

 

その気持ちを「あなたにドラマ始まっている」と表現しています。

恋愛をすると自分が主人公になったような気がしてしまう事がありませんか?

 

この女性もそのような気分なのかも知れません。

「JINJIN」感じているのはジンジンとは痛みや痺れを感じる時に使われます。

 

愛する痛み、恋する痺れからくるのかもしれませんが、次の歌詞では「彼女の存在なら初めから百も承知よ」とあります。

実は、男性には付き合っている女性がいるのです。

 

今までは彼女が居るからと抑えていた理性も今日は何故か効かない。

車は密室に2人きりで居るような感覚になり、距離も近いです。

 

もう好きだという気持ちは抑えられません・・。

熱を持った感情に「FURAFURA」しています。

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ジンジンとした痛みは、彼女が居るのに自分が彼に愛情を持ってしまったことへの罪悪感なのでしょう。

フラフラと熱を持って乱れるほどもう止められない想いがここにあります。

 

「ビネツ奪われている」事から男性も彼女が居るのにこの彼女の愛を受け入れている表現が伝わります。

このサビの部分は非常に官能的に書かれています。

 

Winkのふたりが人形のように淡々と歌うのでそこまでいやらしくは感じられません。

また、そのように歌う事で、この曲に対しての感情や思うところは聴いている人達の想像が膨らむと思います。

 

原曲のサビの部分でもあり副題にもなっている「Just turn it into love」

愛に変えればいい。という訳です。

 

私はずっとあなたの友達でいる。

私はあなたが頑張れるようにずっとそばにいる。

誰もいなくなっても私はあなたが信じてくれるなら私もあなたを信じている。

あなたが愛に変えてくれれば罪悪感を感じることはない。

これが原曲の大体の歌詞です。

 

ここから読み解くと歌詞の中の女性は男性の彼女にならなくても良くて「友達」と言う仲でも良いので自分と会う時だけ(二人でいる時だけ)はあなたの愛を私に下さい。

というような割り切った大人の恋愛を表しているのではないかと考察します。

 

 

しかしながら日本語の歌詞の中では多少の未練が感じられる箇所があります。

「都会の輪郭が葡萄色に変わるまでにあなたに本気を感染(うつ)したい」

日が変わるまで一緒に過ごすまでに私が本気で愛しているように、あなたも本気で私を愛してくれるようになれば良いのに、と解釈できます。

 

先に書いた「ビネツ奪われている」から「本気を感染(うつ)したい」に繋がるわけですが、ジンジンとした痛みやフラフラ乱れる表現。

恋愛をまるで風邪を引いたかのように表現してビネツを奪われる主人公の女性。

 

本気の愛を感染させたい・・。

女性の方が愛が大きいことが分かりますね。

 

「いとしくてとまらない」「愛が止まらない」のは女性のほうです。

原曲では友達のままでいい。愛に変えてくれればいい。と解釈が出来ますが・・。

 

そう思うと日本語のカバーでは愛=I(私)がもう止められない。

副題の ”愛に変えればいい” も ”愛=I(私)に変えたらいい”、とも思えてしまうほどです。

 

女性の恋愛の歌も沢山ありますが、略奪愛なのか世を忍ぶままの恋なのか・・。

あなたはこの曲を聴かれていてどのような関係が思い浮かばれたでしょうか・・。

 

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まとめ

Wink「愛が止まらない」の歌詞の意味を考察しました。

オーストラリアの歌手カイリー・ミノーグの歌われた原曲と、その後に日本で発売されたカバー曲の歌詞の意味を比べると細かい点でニュアンスの違いがあり、興味深く感じました。

 

Wink「愛が止まらない」もカバー曲とはいえ、原曲もほぼ同じ時期に日本で発売されているのでどちらも聞いたことのある方もおられることでしょう。

また、Wink「愛が止まらない」は何気なく聞くとそうは思いませんが、改めてじっくりと聞くと歌詞が官能的なことに気がつきます。

 

「Jin-Jin-Jin」「Fura-fura-fura」など擬態語をローマ字表記してスパイスのように少しだけ使うことにより、歌詞全体に変化をもたらします。

そのあたりの微妙なバランスもこの曲がヒットした一因なのかもしれません。

 

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