杏里「オリビアを聴きながら」の歌詞を意味を考察!終わった恋を癒す音色

昭和歌謡
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この記事は、杏里「オリビアを聴きながら」の歌詞の意味を考察します。

この楽曲は1978年に発売された杏里のデビュー曲で、恋の終わりを女性からの視点で歌いあげたものです。

それでは、杏里「オリビアを聴きながら」の歌詞の意味を読み解いていきましょう。

杏里「オリビアを聴きながら」はどんな曲

【オリビアを聴きながら】

アーティスト:杏里

作詞・作曲:尾崎亜美

リリース:1978年11月5日(フォーライフ・レコード)

★チャート最高順位 65位(オリコン)

杏里「オリビアを聴きながら」は、1978年11月に発売されました。
彼女のデビュー・シングルとなる作品です。

当時のシングルの売上げ枚数は売上5万5千枚(オリコン)とそれほどヒットはしませんでしたが、その後に多くの歌手にカバーされる名曲となっていきました。

1996年年末の『第47回NHK紅白歌合戦』は、杏里によって「オリビアを聴きながら」の楽曲が歌われています。

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杏里「オリビアを聴きながら」の歌詞を意味を考察

主人公の女性は、今夜はなんだか誰かに慰めてもらいたいような気持ちでいます。

一人暮らしの部屋で、何か音楽をかけようとレコードの棚を見ると、お気に入りのレコードがありました。

オリビア・ニュートン=ジョンです。

 

レコード盤から流れるオリビアの甘く切なく優しい声は、いつも彼女を癒してくれます。

お気に入りの曲を聴きながら、温かいジャスミンティーを飲んで、心穏やかに眠りにつきたい、そんな気持ちで彼女は照明を落とし、ソファーでブランケットに包まります。

 

ゆっくりと目を閉じると、浮かんでくるのは、ついさっき終わった恋でした。

恋の始まりは、とてもキラキラとしたものでした。

二人は瞬く間に恋に落ち、ドラマチックな日々を過ごしていました。

そして、彼女はそんな満ち足りた日々がずっと続くと思っていました。

 

でもそれは永遠ではありませんでした。

まさかこんな風に恋が終わるなんて、出逢ったあの頃は考えてもいませんでした。

 

「Making Good Things Better」

オリビアの歌声が彼女に問いかけます。

 

『なんとか二人の愛をより良いものにしましょうよ』

 

『キラキラしていたあの頃のように。ねぇ?そうしましょ』

 

彼女は閉じていた目をゆっくり開け、しかし毅然と心に思うのでした。

『いいえ、オリビア。終わったことなの。ただただ時間を重ねただけだわ!』

『彼が愛していたのは、幻想だったのよ』

 

どうやら二人の恋が終わった原因は彼にありそうです。

 

寝付けない彼女は、外の空気に触れようとマンションのベランダに出ます。

ふと空を見上げると、今夜は星が綺麗に見えています。

真っ暗な空に、大きく光る星、小さく光る星をひとつ、ふたつと数えてみます。

すると一筋の流れ星が落ちてきました。

 

星の軌跡を追うと、浮かんでくるのは、彼の優しい笑顔でした。

 

毎年の誕生日には、彼女の好きなカトレアの花束をプレゼントしてくれました。

豪華なブーケからは上品で甘い香りが漂っています。

二人の恋は終わったのに、彼女はこれからもカトレアを見るたび、カトレアの香りを感じるたび、彼を思い出してしまうでしょう。

そう思うと、カトレアのプレゼントを欠かさなかった彼の優しさが、残酷なことにさえ感じてしまいます。

 

ふと、電話のベルが鳴ります。携帯電話などない時代です。

でも、誰からの電話か彼女には分かります。

 

「Making Good Things Better」

電話の向こうで彼が言っているような気がします。

 

『なんとか二人の愛をより良いものにしようよ』

『キラキラしていたあの頃のように。ね?できるだろ?』

 

ベルは鳴り続けますが、彼女は電話には出ません。

『もう話すことはないわ。愛は消えたのよ』

彼に、そして自分自身に言い聞かせるように、はっきりと心に思うのでした。

 

「オリビアを聴きながら」は、ゆったりとした穏やかなメロディーラインとは対照的に、歌詞は明確に、ドライに恋人に対し別れを歌っています。

別れてもなお、電話をしてくる彼の未練に対し、拒絶するような気持ちさえ窺えます。

 

何が彼女をそんな思いにさせたのでしょう?

そして、彼は何に疲れ果て、彼女にどんな幻想を見ていたのでしょうか?

 

恋愛において、女は『上書き保存』、男は『名前を付けて保存』とよく言われます。

一般的に男性の方が、過去の恋愛相手や思い出を美化しやすく、それ故に恋が終わった時の喪失感が大きいそうです。

 

この彼も、彼女と出逢う前に大恋愛を経験していたのではないでしょうか?

しかし、その恋も永遠ではありませんでした。

失意の彼は、心にぽっかりと空いた穴を埋めるように、次に出逢った彼女を求めてしまいます。

再び失うことがないよう、彼女には優しく接しました。

どんなに忙しくても、彼女の誕生日には忘れずにプレゼントを用意しました。

 

でも彼女は気付いてしまったのです。

彼がいつも自分に他の誰かを重ねて見ていることを。

自分はその誰かの代替であることを。

二人で過ごした時間は、二人の愛を育むための時間ではなく、ただ不毛に時が過ぎていただけだったことを。

 

彼は、自分を繕うことに疲れ、そして過去の恋人の幻想を追うことに疲れ果てたのです。

彼女は自分から彼に別れを告げます。

しばらくは少し思い出すでしょうが、未練はありません。

彼女はピシャリと完全に扉を閉ざします。

この恋は、やがて『上書き保存』されるでしょう。

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まとめ

杏里「オリビアを聴きながら」の歌詞を意味を考察しました。

女性の視点で終わってしまった恋を歌った内容でした。

この考察を書いた後、歌詞に出てくる「Making Good Things Better」の元歌である『Making a Good Thing Better』(邦題は『きらめく光のように』)の曲を聴いてみました。

杏里の「オリビアを聴きながら」から想像すると、心癒されるようなメロウな曲だと思いましたが、どちらかというと愛を賛美する楽曲で、少なくとも聴きながら感傷に浸るような曲調ではありませんでした。

いずれの楽曲もそれぞれの良さがあり、素晴らしいと思いました。

 

その他、筆者は杏里の楽曲では 「オリビアを聴きながら」以外には「思いきりアメリカン」、「CAT’S EYE」、「悲しみがとまらない」、「ドルフィン・リング」などが好きです。

いまも聴くと当時のことが思い出されます。あなたはいかがでしょうか?

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