みかんの木の育て方、肥料や剪定が初心者にも分かる!病気や害虫は? | カモシカおやじの趣味ブログ

みかんの木の育て方、肥料や剪定が初心者にも分かる!病気や害虫は?

ガーデニング
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この記事はみかんの木の育て方、肥料や剪定、病気や害虫を初心者にも分かりやすく説明します。

みかんは日本の冬の定番ですね。

ビタミンCも豊富なみかんですが、実は栽培は難しくありません。

あなたもみかんの木の育て方、肥料や剪定、病気や害虫を知り、育ててみませんか。

あなたもこの記事を読めば、みかんの木の育て方が分かるだけでなく、栽培の楽しさににも気づいていただけることでしょう。

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みかんの木の基本情報、品種は?

一般的にみかんといえば温州みかんのことをさします。

日本でもっとも栽培されている代表的な柑橘類です。

基本情報

園芸分類果樹 (ミカン科)
形態・樹高低木 ・ 1.5~2.5m
結実まで庭植え 5~6年 、鉢植え 3~4年
栽培適地関東地方以西の暖地
耐寒性ふつう
耐暑性強い
受粉樹不要
特性・難易度常緑性・初心者でも育てやすい

みかんの品種は?

みかんの品種は多いですが、収穫の時期によって早生、中生、晩生に分かれます。

代表的な品種は以下のとおりです。

品種名樹勢成熟期特徴
日南1号 強9月中旬~下旬極早生温州の品種。さっぱりとした味わい。隔年結果しやすい。
宮川早生 強10月中旬~11月上旬早生温州の代表品種。中果。
糖度、酸味が高く食味が優れる。
興津早生 強11月上旬~11月中旬早生温州の代表品種。中果。
糖度、酸味が高く濃厚な味。
南柑20号 強11月中旬~12月上旬中生温州の代表品種。
糖度が高く食味が濃厚。
青島温州 強12月中旬晩生温州の代表品種。糖度が高く食味が優れる。豊産性だが、隔年結果しやすい。

 

耐寒性は柑橘類の中では比較的強いほうです。

みかんの栽培はあまり寒い地域には適しませんが、早生種は寒さが厳しくなる前に収穫できるのでそれほど暖かくない地域でも栽培が可能です。

家庭で育てるには栽培の容易な早生品種が向いています。

 

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みかんの栄養素は?

みかんにはビタミンC、クエン酸、カリウム、ペクチン、ヘスペリジンなどの健康に良い栄養素が多く含まれます。

ビタミンCには、血液中の白血球を助けたり、体内に侵入した細菌やウィルスを撃退する免疫力強化や血液中の悪玉コレステロールを減らし、動脈硬化予防の効果があります。

また、シミやそばかすを予防する美肌効果もあります。

クエン酸には、疲労回復の効果やクエン酸回路の活性化を促し、エネルギーを効率よく作り出す効果があります。

カリウムには体内で余分なナトリウムを排出する働きがあり、高血圧予防の効果があります。

ペクチンという水溶性食物繊維には整腸作用や腸内環境を整える働きがり、便秘の改善に効果があります。
また、コレステロール値を下げる働きもあり、高血圧や動脈硬化の予防にも効果があります。

さらに、みかんの皮や白い筋、袋にはヘスペリジンという成分も多く含まれ、毛細血管の強化や血流改善効果があります。

このようにみかんには健康に良い栄養素が多く含まれます。

 

みかんの木の栽培カレンダー

年間の栽培カレンダーです。

 

次に栽培カレンダーにもとづいて、植付から剪定、開花、果実管理、施肥、収穫について説明していきます。

みかんの木の植え付け(地植え、鉢植え)は?

地植え  3月

植え付け場所は日当たり、水はけや風通しの良く、冬季に寒風が当たらない場所を選びます。
時期は3月の春植えが適しています。

苗木は植え付ける前にポットから出して根を半日くらい水に付けて十分ぬらしておきます。

植え付ける穴は直径40cm、深さ40cm位の穴を掘ります。

掘り上げた土に半量くらいの腐葉土を混ぜ合わせ、その半分を油かす、牛ふんまたは鶏ふんをそれぞれ約1kg混ぜ合わせます。

油かす、牛ふんまたは鶏ふんを混ぜ合わせた土を先に埋め戻し、次に腐葉土を混ぜ合わせただけの土を戻します。

植木の根を放射状に広げて穴の中央に植え、残りの土をかけます。
水はたっぷりと十分に与えます。

土をかぶせて地面よりも多少高い位置(20〜30cm)に植える浅植えが基本となります。
根元に土を戻すときに接木部が土に埋まらないように注意します。

植え付け後は地上部を高さ40~50cmで切り戻し戻して、風が吹いた時に苗木が倒れないように支柱を立て固定します。

鉢植え  3月

基本的には庭植えの場合と同様です。

1年生の苗木は7~10号(直径21~30cm)位の鉢を使用します。

用土は果樹用の培養土に緩効性の固形肥料を混ぜて使用します。

まず、鉢底ネットを敷き、鉢底石を入れ、鉢の半分位の深さまで土を入れます。

次に植木の根を放射状に広げて穴の中央に植え、残りの土をかけます。
棒などて突いて隙間などがないようにします。

接木部が土に埋まらないように注意します。水はたっぷりと十分に与えます。

風が吹いた時に苗木が倒れないように支柱を立てを固定します。

 

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植え替え  3月

鉢植えの場合は鉢の中で根が詰まってしまうのを防ぎ、通気を良くするために行います。

鉢の大きさや成長の度合いにもよりますが、2~3年に1回程度は必要です。

また、鉢植えから地植えにする植え替えする時も植え付けと同様に3月が適しています。

みかんの木の実のつけ方、仕立て方は?

みかんの木の実のつけ方

みかんの木は春、夏、秋と1年に3回枝を伸ばし、前年の春に伸びた枝から花を咲かせ、実をつけます。

充実した夏枝、秋枝にも花芽がつくことがありますが、よい実にはなりません。

翌年は、前の年に実をつけた枝には花芽がつかず、実の付かない発育枝という枝が伸びます。

一方、前年に実がつかなかった発育枝には花芽がつき、実がなります。

ミカンの木の仕立て方

みかんの木は通常、主幹(中心となる木の幹)を短くして、主幹から2~3本の主枝を出させる関心自然型という樹形に仕立て、間引き剪定を主体に行って樹形を維持します。

 

ミカンの木の剪定は?

剪定とは樹木の枝を切り、形を整えたり、風通しを良くしたりすることです。

みかんの木も剪定することで見た目を良くするだけでなく、木の生育を正し、実をつけすぎたり、全く実がならないことを防ぐなどの効果があります。

剪定の適期は3月です。2年目の3月に初めての剪定を行います。

何本かの新梢から主枝候補を3本選んで残りの新梢を間引きます。

3年目の3月に3本の主枝から分岐して主枝と並んで骨組みになる枝(亜主枝)の候補となる枝を選び、その枝(亜主枝)の先端を切り返し、成長を妨げる枝を間引きます。

4年目以降は各主枝に亜主枝、側枝(花芽をつけたり、花芽をつける枝を出す枝)をバランス良く伸ばしていきます。

ポイントは、まず混み合った枝、枯れ枝など不要な枝を切り、樹の内側まで日当たりや風通しを良くするようにします。

次に、たくさん花芽がついた表年(実がたくさんなる年)は、隔年結果を防ぎ翌年実をつける枝を発生させるため、前年に伸びた夏枝や秋枝を切り返します。

あまり花芽がつかなかった裏年(実があまりならない年)は間引き剪定のみ、もしくは剪定を控えます。

みかんの木の開花・摘蕾、摘果、収穫は?

開花・摘蕾 5月

植え付け後、2年目から花が咲きます。

単為結果性といって受粉しなくても実が育つので人工受粉は必要ありません。

2年目の苗木は、木の成長を優先させるために花が咲く前に摘蕾といって余分なつぼみをすべて摘み取ります。

3年目以降は摘蕾は行いません。

 

 

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摘果 7月下旬~8月中旬

みかんはついた果実をすべて成熟させると隔年結果といって果実がたくさんなる年と少ししかならない年が交互にあらわれやすくなります。

そこで、木が自然に実を落とす生理落果(6~7月)が終わった頃、摘果といって幼い果実を間引きます。

3年目以降は温州みかんは葉の数25~30枚に1果を目安に残すようにします。

大きすぎたり、小さな実や上向きの実、病害虫の被害やキズのある実は美味しい実にならないので間引きます。

収穫 10~12月

品種によって収穫時期が異なりますが、果皮が緑色から橙色に変化したころが収穫時期です。

ただし、極早生種は緑色でも熟しているので味見をして確認します。

収穫の方法は園芸用のはさみで果柄(枝と果実を結ぶ柄)をへたから2~3cmの長さで切り取り、更に果柄を切り取ります。

年明けまで実をつけたままにすると隔年結果しやすいので年内に収穫するようにします。

みかんの木の肥料と水やりは?

肥料の与え方

元肥 3月

元肥は、春枝の成長を促すため、堆肥や油かすなどの肥料の効きが緩やかで、一定期間効果が続く有機質肥料を与えます。

追肥 10月

追肥は、秋枝が発生しなくなった頃、すぐに効き目のあらわれる即効性の化成肥料を与えます。

 

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水やり

植え付けの直後や乾燥する時期はたっぷりと水やりをします。

成熟期の10~12月は乾燥気味にした方が果実が甘くなります。

鉢植えの場合は乾燥しやすいので土の表面が乾いたら水やりをします。

みかんの木の病気や害虫は?

みかんは育てやすく病気や害虫の心配が少ないですが、以下の病害虫が発生することがあります。

かいよう病

細菌による病気で雨の多い梅雨時期に発生します。

傷口から細菌が侵入し、黄色い斑点ができ、感染した部分が固くなり表面がガサガサしてきます。

傷口から感染するので、傷の原因となるとげを取り除き、害虫にも気をつけます。

強風にあたらない場所で栽培し、多肥にも注意します。

病気にかかった部分をとりのぞき焼却処分します。

そうか病

発芽したての若い芽に発生します。
葉に白い斑点があらわれ、やがてぶつぶつ状の突起が生じます。

果実には淡褐色の斑点ができ、盛り上がります。

長雨や窒素肥料の多肥に注意します。
病気にかかった部分をとりのぞき焼却処分します。

黒点病

5~9月頃にかけて葉、枝、果実に小さい黒い斑点があらわれます。

病原菌は枯れ枝で越冬します。伝染源となる枯れ枝をとりのぞき、焼却処分します。

アブラムシ

新芽が伸び出すころ発生し、葉が萎縮して巻き込みます。

葉の裏側にいることが多いので葉の裏側も良くチェックします。

早期に発見し、水で吹き飛ばすか、捕殺します。

多発する場合は殺虫剤の散布も検討します。

カイガラムシ

貝殻のような殻をかぶり枝葉に集団寄生する白い虫で、樹液などを吸いすす病を起こしたり枝を枯れさせたりします。ブラシなどでこすり落とします。

アゲハチョウの幼虫(青虫)

幼虫が葉を食害するため、見つけしだい捕殺します。

葉裏を見て卵を発見したら取り除きます。

被害が激しい時は薬剤を使用します。特に木が若いうちは発生しやすくなります。

 

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まとめ

みかんの木の育て方、植え付けから開花、摘果、収穫、そして肥料や剪定、病気や害虫などを初心者の方にも分かるようにまとめました。

みかんの木は比較的育てやすいですが、全く手をかけないで放任ということではありません。

しかし、多少世話をかける必要があるからこそ、みかんの木との交流が生まれ、育てる楽しみが増します。

春になり枝葉が成長し、5月頃に純白の清楚な花を咲かせて、その後に実がなります。

緑色の果実は、はじめは小さいですが、だんだんと大きくなり成熟していきます。

 

夏が終わり秋が来ると果実が橙色に変化して、いよいよ収穫の時期を迎えます。

自分で育てたからこそ、収穫した果実を食する嬉しさも格別です。

みかんの木の栽培をとおしてこれまで以上に自然とふれあい、四季の変化を味わうことができます。
あなたにみかんの木の栽培に興味をもっていただければ幸いです。

 

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