イヨカンの育て方は?地植え・鉢植え、肥料と剪定が分かる!

ガーデニング

この記事はイヨカンの育て方、鉢植え・地植え、剪定や肥料を紹介します。

イヨカンはミカン類とオレンジ類が自然交配したもので、鮮やかな橙色と甘酸っぱい香りが魅力の美味しい果実です。
あなたもイヨカンの育て方、鉢植え・地植え、剪定方法や肥料を知り、育ててみませんか。

この記事を読めば、イヨカンの育て方が分かり、果樹を育てる楽しみにも気づいていただけることでしょう。

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イヨカンの基本情報

基本情報

園芸分類果樹 (ミカン科)
形態・樹高高木 ・ 2.5~3m
結実まで庭植え 4~5年 、鉢植え 3~4年
栽培適地関東地方南部以西の暖かい地域
耐寒性弱い
耐暑性強い
耐陰性弱い
受粉樹不要
特性・難易度常緑性・初心者でも育てやすい

主な品種

主な品種の特徴は以下のとおりです。

品種名特徴
宮内イヨカン収穫期は12月上旬~中旬。果実は他の雑柑類に比べて小さい。樹勢も弱く、樹は比較的小さい。
大谷イヨカン収穫期は12月中旬~下旬。たくさん実をつけるので摘果を早めにする。

 

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イヨカンの栄養は?

イヨカンには、強い抗酸化作用により体内の活性酸素を抑制して美肌やアンチエイジングに効果のあるビタミンCが多く含まれます。
シネフィリンも豊富に含んでおり、ビタミンCと合わせてウィルス感染や風邪予防にも効果があります。

柑橘系に多く含まれるクエン酸には、疲労回復や血液の酸化を抑えて血液の流れをよくする働きがあります。

イヨカンの皮に含まれるリモネンには、血行を良くして体内の代謝や消化活動を活発にする働きがあります。心を穏やかにしたり、頭をスッキリさせる効果もあります。

また、イヨカンの薄皮には食物繊維のペクチンが多く含まれ、ペクチンにはコレステロール値や血糖値の上昇を抑え、腸内環境を整える働きがあり、便秘や下痢にも効果があります。

このようにイヨカンには健康に良い栄養素が多く含まれます。

イヨカンの栽培カレンダー

年間の栽培カレンダーです。

次に栽培カレンダーにもとづいて、植付から剪定、開花、施肥、収穫について説明していきます。

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イヨカンの植え付け(地植え、鉢植え)は?

庭植え  3月下旬〜4月上旬

植え付け場所は日当たり、水はけや風通しの良く、冬季に寒風が当たらない場所を選びます。時期は3月下旬〜4月上旬の春植えが適しています。

苗木は植え付ける前にポットから出して根を半日くらい水に付けて十分ぬらしておきます。
植え付ける穴は直径40cm、深さ40cm位の穴を掘ります。

掘り上げた土に半量くらいの腐葉土を混ぜ合わせ、その半分を油かす、牛ふんまたは鶏ふんを混ぜ合わせます。

油かす、牛ふんまたは鶏ふんを混ぜ合わせた土を先に埋め戻し、次に腐葉土を混ぜ合わせただけの土を戻します。

植木の根を放射状に広げて穴の中央に植え、残りの土をかけます。
水はたっぷりと十分に与えます。
土をかぶせて地面よりも多少高い位置(20~30cm)に植える浅植えが基本となります。根元に土を戻すときに接木部が土に埋まらないように注意します。

植え付け後は地上部を高さ40~50cmで切り戻し戻して、風が吹いた時に苗木が倒れないように支柱を立て固定します。

 

 

鉢植え  3月下旬〜4月上旬

基本的には庭植えの場合と同様です。

1年生の苗木は7~10号(直径21~30cm)位の鉢を使用します。
用土は果樹用の培養土に緩効性の固形肥料を混ぜて使用します。

まず、鉢底ネットを敷き、鉢底石を入れ、鉢の半分位の深さまで土を入れます。
次に植木の根を放射状に広げて穴の中央に植え、残りの土をかけ、支柱を立てを固定します。

接木部が土に埋まらないように注意します。水はたっぷりと十分に与えます。

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植え替え

鉢植えの場合は鉢の中で根が詰まってしまうのを防ぎ、通気を良くするために行います。
鉢の大きさや成長の度合いにもよりますが、2年に1回程度は必要です。

また、鉢植えから地植えにする植え替えする時も植え付けと同様に3月下旬〜4月上旬が適しています。

イヨカンの仕立て方、剪定は?

実のつき方

実のつき方は、前年の春に伸びた枝(春枝)の先端付近や中間に花芽(混合花芽)ができ、花芽から伸びた新梢に花が咲いて実がつきます。また、充実した夏枝、前々年の夏枝にもつくことがあります。

前年に実をつけた枝には花芽がつかず、1年おきに枝葉の伸長と結実を交互に繰り返します。

 

仕立て方

樹形は関心自然形仕立てに仕立てます。
関心自然形仕立てとは、主幹を短くし、主枝を2~4本配置した樹形です。

自然の樹形に近いため、花芽がつきやすく果実の生育が良くなります。

剪定の時期と方法  3月

剪定の適期は3月となります。
ポイントは、混み合った枝、枯れ枝など不要な枝を切り、樹の内側まで日当たりや風通しを良くするようにします。

次に、たくさん花芽がついた表年(実がたくさんなる年)は、隔年結果を防ぎ翌年実をつける枝を発生させるため、前年に伸びた夏枝や秋枝を切り返します。

あまり花芽がつかなかった裏年(実があまりならない年)は間引き剪定のみ、もしくは剪定を控えます。

 

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イヨカンの開花、摘果、収穫は?

開花 5月

5月に白い花が咲きます。
単為結果性といって受粉しなくても実がなるので人工授粉は必要ありません。

摘果    7月~8月

自然に果実が落下する生理落果が終わった頃、隔年結果を起こさないように、摘果を行います。

最終的にイヨカンは葉70〜80枚当たり1果を目安に残すようにします。

上向きのもの、重なり合うもの、小さいもの、傷んだものなどを摘み取ります。

収穫    12月

いよいよ楽しみな収穫です。熟したものから収穫します。

年内に収穫して、室内で1~2週間置いて追熟させると、甘みが増しておいしさが増します。

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イヨカンの肥料の与え方、水やりは?

肥料の与え方

元肥     3月

元肥は、春枝の成長を促すため、堆肥や油かすなどの肥料の効きが緩やかで、一定期間効果が続く有機質肥料を与えます。

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追肥     10月、11月下旬〜12月

追肥は、冬期も果実がついているので10月と11月下旬〜12月に油かす、堆肥などの有機質肥料を与えます。

水やり

植え付けの直後や乾燥する時期はたっぷりと水やりをします。
夏場は土が乾燥しないように注意します。

鉢植えの場合は特に乾燥しやすいので土の表面が乾いたら水やりをします。

 

イヨカンの病気や害虫は?

柑橘類は以下の病害虫が発生することがあるので注意します。

かいよう病

細菌による病気で雨の多い梅雨時期に発生します。傷口から細菌が侵入し、黄色い斑点ができ、感染した部分が固くなり表面がガサガサしてきます。
傷口から感染するので、傷の原因となるとげを取り除き、害虫にも気をつけます。
強風にあたらない場所で栽培し、多肥にも注意します。病気にかかった部分をとりのぞき焼却処分します。

そうか病

発芽したての若い芽に発生します。葉に白い斑点があらわれ、やがてぶつぶつ状の突起が生じます。果実には淡褐色の斑点ができ、盛り上がります。長雨や窒素肥料の多肥に注意します。
病気にかかった部分をとりのぞき焼却処分します。

黒点病

5~9月頃にかけて葉、枝、果実に小さい黒い斑点があらわれます。
病原菌は枯れ枝で越冬します。伝染源となる枯れ枝をとりのぞき、焼却処分します。

アブラムシ

新芽が伸び出すころ発生し、葉が萎縮して巻き込みます。
葉の裏側にいることが多いので葉の裏側も良くチェックします。
早期に発見し、水で吹き飛ばすか、捕殺します。
多発する場合は殺虫剤の散布も検討します。

カイガラムシ

貝殻のような殻をかぶり枝葉に集団寄生する白い虫で、樹液などを吸いすす病を起こしたり枝を枯れさせたりします。ブラシなどでこすり落とします。

アゲハチョウの幼虫(青虫)

幼虫が葉を食害するため、見つけしだい捕殺します。葉裏を見て卵を発見したら取り除きます。被害が激しい時は薬剤を使用します。特に木が若いうちは発生しやすくなります。

 

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まとめ

イヨカンの育て方、鉢植え・地植え、剪定方法や肥料、開花、摘果、収穫、肥料、水やり、病害虫についてまとめました。

イヨカンはミカン類とオレンジ類が自然交配したもので、鮮やかな橙色と甘酸っぱい香りが魅力の果実です。
ビタミンC、シネフィリン、クエン酸、リモネン、ペクチンなどといった栄養素を含み、健康にも良い果樹です。

イヨカンの栽培をとおして自然とふれあい、季節の変化をより敏感に感じることができます。また、家庭に実のなる果樹があることで庭に美しい彩りを与えてくれます。

あなたも自分の手でイヨカンを育て新鮮な果実を味わってみませんか。

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