山口百恵「プレイバックPart2」の歌詞の意味を考察!歌詞が過激? | カモシカおやじの趣味ブログ

山口百恵「プレイバックPart2」の歌詞の意味を考察!歌詞が過激?

昭和歌謡
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この記事は、山口百恵「プレイバックPart2」の歌詞の意味を考察します。

1978年に発売されたこの曲は、少し過激な歌詞をクールに凛々しく歌い上げる彼女の姿が素敵です。

それでは、山口百恵「プレイバックPart2」の歌詞の意味を読み解きましょう。

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山口百恵「プレイバックPart2」はどんな曲

【プレイバックPart2】

アーティスト:山口百恵

作詞:阿木燿子

作曲:宇崎竜童

リリース:1978年5月1日(CBSソニー)

★チャート最高順位
週間2位、1978年度年間15位(オリコン)

「プレイバックPart2」は1978年5月に山口百恵の22枚目のシングルとして発売されました。

2番の歌詞にあるカーラジオから流れてくる曲は、沢田研二のシングル「勝手にしやがれ」で、この曲はアンサーソングであると言われています。

発売後すぐに人気が出て、1978年度のオリコン・シングルチャートでは年間ランキング15位、売上枚数は50.7万枚を記録しました。

 

山口百恵「プレイバックPart2」の歌詞の意味を考察

タイトルに使われた「プレイバック」とは、主に録音したものを再生するという意味です。

この曲の歌詞では、思い返すと言う意味に使われています。

 

主人公の女性は、年下の恋人の男性と喧嘩してしまった腹いせに真紅のポルシェに乗り、ドライブをしています。

喧嘩の原因は彼が遅く帰って来ること、その他もろもろ・・。

そして今日は疲れてるからすぐ寝る。かと思えば一夜を共に過ごしたりと、彼女はここのところ振り回されていました。

 

彼のために夕飯を準備して、帰ってきたら一緒に食べたり、今日の出来事を会話したりと、そんな時間を過ごす事を思いながら帰りを待っていたのです。

それが彼の気分次第で台無しになる。そんな日々に疲れてしまい喧嘩となったのです。

 

思い出したらイライラするわ!

彼女はアクセルをふかし、ついスピードも上がってしまいます。

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歌詞の中にある街路樹の緑とポルシェの真紅は補色でコントラスト効果を生み出します。

木々の中を颯爽と駆け抜ける真紅のポルシェがまぶたに浮かんでくるようです。

 

そしてそれを運転している彼女はかなりのお怒りのご様子・・。

そんな中、交差点で隣の車の運転手に怒鳴られてしまうのですが、昨日の彼と重なります。

 

そして出た言葉。

「バカにしないでよ。そっちのせいよ」

これは昨日の自分が言った言葉。そうよ、思い出しちゃったじゃない。

私に対して愛が感じられないのよ、ありがとうという感謝や愛してるという言葉がないわ。

 

まるで子供みたい、彼女に対する接し方をこれまで学んで来なかったのかしら。

私だって愛と感謝をはっきり言葉にしてくれた方が嬉しい・・。

 

しかし、彼と別れるつもりはないのです。

何故なら「みじかい旅」だと書かれています。

 

荷物をまとめて出ていった訳でもなくちょっと頭を冷やして帰ろう。というものだからです。

ただ、ちょっと疲れただけ・・。

海でも見て気分転換でもしよう。と波打ち際の道路を走ります。

カーラジオから流れてくる「勝手にしやがれ」。

彼女は昨日の事を思い出します。

 

「勝手にしやがれ、出ていくんだろ?」彼の昨日の言葉もそうだった。

そうそう、この歌の男性と同じ。強がって言っただけなのよね。勝手にしてという言葉。

出ていっても戻って来ても、どちらでも構わない。

出ていけ!とは言わなかったのは、私を愛している証拠ね。

 

彼女はいつも彼のカッコつける小さいプライドからその裏の彼の本音を読み取り解釈して過ごして来たのだと思います。

それは確かに疲れますよね、たまには直接愛を伝えてほしい。そう思います。

 

このタイミングで流れたこの歌は彼女にとって適切だったものと思われます。

まるで彼の性格そのもの、この歌と今の彼が重なるわ。

 

彼はお子様みたいな性格。そうよね、私が大人にならないと。

甘えさせるくらいがちょうど良いのよね。

今頃私が出ていった事に落ち込んでるかしら。と考えることが出来たからです。

 

ただ、出ていくんだろ?という言葉に対して彼女は返事を返していないのだと思います。

少し意地悪でもしてやろう。

 

帰ったらたまには「愛というのに照れて」いないで私に愛を伝えてよね。

そんな事を考えていたのでは無いかと思います。

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歌詞のポイントは彼女が彼に対しての怒り鎮めるためにドライブに出かけたこと。

アンガーマネジメントを行っていた。という事です。

 

人は怒りの対象から離れることで冷静になり、落ち着きます。

また、彼女の場合は運転に集中するという事が怒りを鎮めることになると考えたのでしょう。

 

しかし、ドライブ先で昨日の事を思い出してしまうような事が起こります。

1番では自分の発言を思い返し、さらに怒りが増してしまいます。

2番では「勝手にしやがれ」が聴こえてくる事で彼について、嫌なことばかりではなく楽しい、素敵な面も思い出せたのでしょう。

 

「私やっぱり帰るわね」

これは彼女が冷静になり、自分の気持ちを確認した結果なのでしょう。

 

私、こんなに怒っていても彼の事が好きだから帰ってしまうのね。

こうして大人である彼女は気を取り戻して、彼の元に帰っていく。ということになりました。

 

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まとめ

山口百恵「プレイバックPart2」の歌詞の意味を考察しました。

主人公の女性が年下の恋人の男性と喧嘩をしてしまい、気持ちを紛らわすためにポルシェでドライブに出かけます。

彼女は頭の中で昨夜の彼との会話を反芻して、怒りが湧き上がります。

歌詞も過激な内容が続きます・・。

 

しかし、カーラジオから聞こえてくる「勝手にしやがれ」の曲を聴くうちに、その歌詞の内容に昨日の彼を重ねて、冷静さを取り戻します。

彼はまだ子供なので変なプライドを持っているけれども私への気持ちは変わっていない。

私の気持ちも同じなので、少し大人にならないと・・。

私も素直になって彼の元へと帰ろう、となり一件落着という内容でした。

 

ところでこの曲のタイトルは「プレイバックPart2」ですが、なぜ Part2 となっているのでしょうか。

これには理由があります。

プロデューサーはこの曲の作曲を馬飼野康二と宇崎竜童の2名に依頼したのです。

馬飼野康二の作品は「プレイバックPart1」、宇崎竜童の作品は「プレイバックPart2」、選考の結果、後者が選ばれたとのです。

 

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