中森明菜「DESIRE」の歌詞の意味を考察!情熱が心に響く | カモシカおやじの趣味ブログ

中森明菜「DESIRE」の歌詞の意味を考察!情熱が心に響く

昭和歌謡
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この記事は、中森明菜「DESIRE」の歌詞の意味を考察します。

1986年に発売されたこの曲は中森明菜の代表曲のひとつで歌唱、踊りなどすべての面で完成度の高い作品で、今でも根強い人気があります。

それでは、中森明菜「DESIRE」の歌詞の意味を読み解いていきましよう。

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中森明菜「DESIRE」はどんな曲

【DESIRE】

アーティスト:中森明菜

作詞: 阿木燿子

作曲:鈴木キサブロー

リリース: 1986年2月3日(ワーナー・パイオニア)

★チャート最高順位
週間1位、1986年度年間2位(オリコン)

「DESIRE」は1986年2月に中森明菜の14枚目のシングルとして発売されました。

オリコン・シングルチャートでは1986年度年間ランキング2位、売上枚数は51.6万枚を記録。

中森明菜はこの曲で1986年大晦日に行われた第28回日本レコード大賞を受賞。

 

前年の「ミ・アモーレ」に続き2年連続での日本レコード大賞受賞の快挙となりました。

作詞・作曲は阿木燿子・鈴木キサブローが手がけました。

 

中森明菜「DESIRE」の歌詞の意味を考察

この曲の主人公の女性は、日頃から情熱的な恋愛をしてみたいと望んでいました。

理由は、燃え上がるような刺激を求めていたから・・。

 

彼女は、毎日同じことが繰り返される大人の日常に飽きていました。

程なく、相手となる男性を見つけ、無事カップルが成立します。

 

そして彼女は、デートしたり、抱き合ったり、口づけしたりと、恋愛において他の男女がしているようなことを経験します。

しかし、彼女の心は何やら違和感を抱きます。

 

何か違う、恋愛ってもっとメラメラと熱く、キラキラと輝くものじゃないの?

そんなモヤモヤを抱えつつも、彼女はその男性と付き合い続けます。

 

そうしているうちに、やがて自分の心がそういう状態になるのではないかと思い続けて・・。

しかし、なかなかそのようになりません。

 

一体、これはどういうことかしら?

彼女は、考え始めます。

 

別に相手に不満や問題がある訳では無いようです。

となると、問題があるのは彼女自身の方なのではないでしょうか。

 

そう、まさしく彼女の心に問題があったのです。

しかし、肝心なその問題解決方法が分かりません。

 

そもそも、その問題にしたって、漠然としていて明確ではないのです。

こうなると、人は誰しも焦り始めます。

 

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しかし、彼女は表面的にはクールでお洒落な女性ですので、そんな素振りは見せません。

そうやって日々、内面にモヤモヤした気持ちを抱えたまま彼女の日常は過ぎていきました。

 

そんなある日、デートでダンスクラブへと行った二人。

しかし、いつものように彼と話していてもつまらない・・。

 

彼女は一人でフロアに立ち、流れる音楽のリズムに体を揺らし始めます。

次第に、楽しくなってきて、気付くと彼女はダンスに熱中していました。

 

そして、ふと思います。

なんでダンスにはこんなにも熱中出来るのに、恋愛には熱中出来ないのかしら。

ダンスに熱中すればする程、日頃抱いていた疑問は大きくなるばかり。

 

そうしてダンスをしながら考え続けた結果、彼女はある答えに辿り着きます。

そうだ、あたしに足りないのは、熱よ。熱い恋心よ。

 

そう気付いた彼女は自身の心の奥底に向かって呼び掛けます。

目覚めなさい、あたしの熱い恋心!

しかし、それは一向に彼女の呼び声に応えてはくれないのでした。

 

その状態は、2番になっても変わりません。

そのうち彼の求愛の仕草にいちいち応えるのも煩わしくなってきます。

そして、一人になって改めて考えてみるのです。

 

恋愛って、どういうものかしら”と。

 

2番のサビには、彼女が描く恋愛イメージが描かれます。

1番のサビにあったようなメラメラした熱い刺激的なイメージに、キラキラとしたロマンチックなときめきが加わります。

 

その内容はまるで、まだ本当の恋愛を知らない少女のようです。

そう、実は彼女はまだ、本当の意味で人を愛したことがないのでした。

彼女は自分で気付いてはいませんが、恋愛ごっこに興じただけだったのです。

 

もちろん、抱き合えば自分と違う温もりを感じられるので一応嬉しくはなるし、口づけを重ねれば身体の奥底から更に相手を求める衝動も湧いて来ます。

しかし、それらは体が感じていることで、心はそれに追いついていないのです。

 

これでは、違和感が一向に消えないのも当然と言えるでしょう。

まして、どんなに自身の心に呼び掛けたところで、今更それが目覚める訳でもありません。

 

彼女はもう一度、自分に素直になって心の声に耳を傾けなければいけないのかもしれません。

恋愛とは頭で考えるものではなく、ハートに感じるものでしょうから・・。

 

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まとめ

中森明菜「DESIRE」の歌詞の意味を考察しました。

本物の恋愛は、この歌の女性のように刺激を求めて無理にしようとするものではありません。

何故なら、それは自然に発生する心の営みであるからです。

 

この歌の主人公のような状態に陥ったら、一度思い切って彼と別れてみるのも手かもしれません。

案外、離れてみて改めて相手の存在の大切さに気付いたり、また別の新たな出会いがあるかもしれません。

いずれにしても、彼女はまだ若いのですから、焦らず、自然の流れに任せて心を自由にしてあげて欲しいですね・・。

 

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