プリンセス プリンセス「Diamonds(ダイアモンド)」の歌詞の意味を考察 | カモシカおやじの趣味ブログ

プリンセス プリンセス「Diamonds(ダイアモンド)」の歌詞の意味を考察

昭和歌謡
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この記事は、プリンセス プリンセス「ダイアモンド(Diamonds)」の歌詞の意味を考察します。

5人組ガールズ・ロックバンドのプリンセス プリンセス。

1989年にこの曲の大ヒットでミリオンセラーを記録し、トップアーティストとなりました。

それでは、プリンセス プリンセス「Diamonds(ダイアモンド)」の歌詞の意味を読み解きましょう。

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プリンセス プリンセス「Diamonds ダイアモンド」はどんな曲

【Diamonds(ダイアモンド)】

アーティスト:プリンセス プリンセス

作詞: 中山加奈子

作曲: 奥居香

リリース: 1989年4月21日(CBSソニー)

★チャート最高順位
週間1位、1989年6月度月間1位、1989年度年間1位(すべてオリコン)

「Diamonds(ダイアモンド)」は、1989年4月に販売されたプリンセス プリンセスの7枚目のシングルです。

発売後、すぐに人気に火がつき、1989年6月のオリコンシングル月間チャート1位、その年の年間チャートでも1位、シングル販売枚数は81.5万枚の大ヒットとなりました。

 

プリンセス プリンセス「Diamonds ダイアモンド」歌詞の意味を考察

軽快なリズムで始まるプリンセス・プリンセスのDiamonds(ダイアモンド)。

そのイントロを聴くだけでも、何だか楽しい気持ちになりますね。

 

それもそのはず、この曲が発表されたのは1989年、つまりバブル好景気の最中なのです。

しかし、いくら高級品がバンバン売れたこの時期の歌といえども、その歌詞には実際に高価なダイヤの指輪をもらったわなんていう言葉は出て来ません。

 

となると、このタイトル及び歌詞に出てくる「ダイアモンド」は実際の宝石を指すのではなく、何かの例えであると察しがつきます。

では一体、「ダイアモンド」とは何のことを言っているのでしょう。

 

実は、「ダイアモンド」以外にもこの歌は、沢山の例え言葉やイメージ表現の言葉が、それこそ宝石のように散りばめられています。

出だしの「冷たい泉に 素足をひたして」もその一つ。

 

この言葉からイメージされるのは、純粋で清々しい若さです。

そんな気持ちで「スカイスクレイパー」つまり都会の超高層ビル群を見上げられるのは、まだ大人になったばかりの若者。

 

彼らの目には全てのものが輝いて見えます。

未知のきらめきに溢れる都会で、さあこれから何をしようとワクワクし、希望と期待で胸がいっぱいです。

 

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更に「ブラウン管じゃわからない 景色がみたい」と好奇心にも満ち溢れています。

そんな気持ちを大事にして欲しいと歌の作り手は若者たちにメッセージを送っています。

 

それが「針がおりる瞬間の胸の鼓動 焼き付けろ」の部分です。

この「針」はレコードの針のこと。

 

つまり曲が始まる前のように、何か新しいことを始める時に味わう気持ちを忘れないでと言っているのです。

そしていよいよ曲はサビへと突入します。

 

まずサビの「あの時感じた(中略)予感」とは、先程も触れた希望や期待に満ちたワクワク感であり好奇心のことです。

そして、それは「本物」つまり素直な心であり、そんな心のままに行動して得られたのが「いくつかの場面」です。

 

ここまでくれば、「いくつかの場面」が思い出のことを言っているのが分かってきます。

そして、それこそが「宝物」つまり「ダイアモンド」であり、今の自分の生きる原動力になっているのです。

さあ、これで「ダイアモンド」の正体が分かりました。

 

ただ注意して欲しいのは、思い出のみが「ダイアモンド」ではないということです。

思い出をゲットするきっかけとなったワクワク感や好奇心、そしてそれが始まる時のドキドキした緊張感は思い出へと続く、いわば鍵のようなもの。

 

そして、その鍵もまた「素敵なコレクション」でそれもイコール「ダイアモンド」「宝物」なのです。

確かにそんなものならいっぱい味わいたいし、集めたいと思いますよね。

 

 

そして、2番。

2番は恋がメインです。恋も1つの人間関係の形だし、貴重な人生経験です。

 

それに恋のときめきにはそれ自体が目には見えない輝きがあります。

もちろん相手は人間ですから、人によって贈り物もささやく愛の言葉も違います。

そんな恋の思い出もかけがえのない「宝物」です。

 

だけど、恋というのはいつも楽しいものとは限りません。

時に悲しくて辛い思いもするでしょう。

 

そして、そんな苦しい時は恋を知らずにいた「子供」の頃の方が良かったと思うこともあるかもしれない。

だけど、時が経てばそんな苦い思い出も、独特の光を放つ「宝物」になるのです。

 

最後のサビは、今まで「予感」だったところが「気持ち」に変わっています。

「気持ち」は「予感」と比べ、より幅広い意味を持った言葉です。

 

つまり、良いことだけでなく辛かった物事も、そこで味わった苦しい思いも、全てが思い出という宝となって人間の中に蓄積され、これからの人生を歩む力になると言いたいのでしょう。

 

更に注目して欲しいのは、そういう宝は「コインなんかじゃ売れない 愛をくれてもあげない」の歌詞にあるようにお金や情でやり取りするものではないし、そもそもやり取り出来ないものだということです。

 

何故なら、思い出は個人のものだからです。

例え、他の誰かと同じ出来事を共有したとしてもその感じ方は2つとして同じものは存在しません。

だからこそ、真に価値あるものなのです。

 

こうして見れば、この歌は人生を楽しむ方法を若者たちにアドバイスしている歌のように思われます。

そして、そんな素敵な宝をいっぱいゲット出来る人生を謳歌しようよと誘いかけているような気もします。

そういう意味では、この歌は一つの人生讃歌と捉えることが出来るでしょう。

 

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まとめ

プリンセス プリンセス「ダイアモンド(Diamonds)」の歌詞の意味を考察しました。

1989年4月にリリースされたこの曲は、今聴いても目の前がパッと明るくなるようでその輝きは色あせません。

この曲のタイトルの「ダイアモンド」とは、筆者の見立てでは若さや希望、素直な心。

そこから得られた思い出(経験)やそれに至るまでのワクワクやドキドキなど。

 

そして、恋愛も・・。楽しいことばかりではないけれども時がたてばそれも宝物に。

そうした宝物はあなたの心のなかでいつまでも輝いてくれることでしょう。

いつまでもいつまでも・・。

 

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