イモ欽トリオ「ハイスクールララバイ」の歌詞の意味を考察 | カモシカおやじの趣味ブログ

イモ欽トリオ「ハイスクールララバイ」の歌詞の意味を考察

昭和歌謡
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この記事は、イモ欽トリオ「ハイスクールララバイ」の歌詞の意味を考察します。

1981年に発売されたこの曲はいわゆる「テクノ調」の歌謡曲として、多くの人の心を掴みました。

そんな、イモ欽トリオ「ハイスクールララバイ」の歌詞の意味を読み解いていきます。

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イモ欽トリオ「ハイスクールララバイ」はどんな曲

【ハイスクールララバイ】

アーティスト:イモ欽トリオ

作詞:松本隆

作曲:細野晴臣

リリース: 1981年8月5日(フォーライフ・レコード)

★チャート最高順位
7週連続週間1位、1981年度年間4位(オリコン)

「ハイスクールララバイ」は1981年8月に発売されたイモ欽トリオのデビューシングルです。

イモ欽トリオは、テレビのバラエティ番組「欽ドン!良い子悪い子普通の子」から誕生した山口良一、西山浩司、長江健次の3名のユニットです。

 

この曲は発売後人気となり、1981年度オリコン・シングルチャートでは年間ランキング4位、売上枚数は95.8万枚ものヒットを記録しました。

 

イモ欽トリオ「ハイスクールララバイ」の歌詞の意味を考察

 

この曲は、高校で1番可愛い美少女に恋をしてしまった主人公の男の子のストーリーです。

美少女からは嫌われてるのではないかとちょっと可哀想に感じてしまいますが、振り付けや曲調は楽しそうなのでそこまで深刻には感じません。

いったい彼はこの恋をどう思っているのでしょうか。

 

ラブレターを送ったのに読まずに破られた、偶然急に近づいただけなのに平手打ちされた。

サビの部分も「100パーセント片思い」と歌っていますので、彼女に対して全く脈がない事が聴き手に伝わってきます。

 

「こんなに好きなのにつれないなー」と歌っているところも一方的な好意を寄せているだけだと分かります。

それでもきっとお互いを知らないからだと彼は考えて週末デートに誘いたいのに、そこは勇気が出なくて1日が終わってしまう。

 

曲調からはユーモラスにも聞こえてしまいますが、彼女は主人公の男の子からのラブレターを破いたり、彼を平手打ちしたりしているので嫌っているんじゃないかと思うほどです。

2人の間には、かなりの想いの差がありますよね?

 

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「つれない」という言葉が登場します。

つれないという言葉は、思いやりがない、薄情、冷淡。

何事もない、なんの変化も無い、よそよそしい、という意味があります。

 

しかし、本当に興味の無い人だったら手紙はわざわざ破かずに捨てますし、偶然急に近づいた彼に平手打ちまでするでしょうか?

彼のことを意識しているからこその対応、というのもあるのかもしれません。

一方、主人公の男の子も、自分をもっと知ってくれればひょっとすると・・、と思うから週末にデートを誘ってみようと思うのでしょう。

 

歌詞の中には「ちょっとフラれて」と言う箇所があります。

また、迫れば無理とも歌っています。

 

もっとお互いを知れば好きになってくれるかもと思いつつ、告白してしまったらきっとフラれてしまうだろう・・。

断られたらこの恋は終わってしまうので勇気が出なくて聞けない。

だから曖昧にこのままにしてしまう・・。

 

そのように考えていたのだろうと考察します。

きっと言い出そうとしてもためらってしまい「夕日が落ちてきた」日を何度も過ごしているのでしょう。

 

怖くて聞くに聞けない。このようなことは誰もある経験です。

特に恋をして自分の方が相手を好きになった時。

告白して返事を聞いて関係がハッキリしてしまうより、曖昧にしてしまう時もあると思います。

 

タイトルの「ハイスクールララバイ」。

このララバイと言う言葉は子守唄と言う意味があります。

 

1980年代はこのララバイを使った歌が多くありました。

この時代のララバイは子守唄というよりは、男女の恋愛に関してどちらか傷つき、気持ちを落ち着けるための歌や傷ついた心を癒す、というような意味合いで使われたようです。

 

この曲に関しては、青春時代の多感な心を癒す、青春時代の恋心、青春哀歌。

歌詞の中の男の子の複雑な想いを「ララバイ」としてタイトルにつけたのだろうと思います。

 

主人公の男の子の恋が思うようにならず、じれったい感じが伝わってくるのが”青春そのもの”といった感じがしてなんとも微笑ましくもあります。

 

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まとめ

イモ欽トリオ「ハイスクールララバイ」の歌詞の意味を考察しました。

このように「ハイスクールララバイ」の男性の恋心は複雑で・・。

一見、楽しく歌われる歌詞の中にも彼女との恋の見込みは無いけど、このままフラれてしまいたくない曖昧にしておこう・・、と思っている様子がうかがえました。

 

歌っているのはヨシオ、フツオ、ワルオと言うイモ欽トリオの3人でしたが、誰がこの想いを歌っていたのか、はたまた3人とも同じ想いを持っていたのか。

そこも想像しながら聴くとまた面白いかも知れませんね。

 

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