松田聖子「チェリーブラッサム」の歌詞の意味を考察! | カモシカおやじの趣味ブログ

松田聖子「チェリーブラッサム」の歌詞の意味を考察!歌詞には桜がない?

昭和歌謡
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この記事は、松田聖子「チェリーブラッサム」の歌詞の意味を考察します。

疾走感のあるメロディーと松田聖子の透き通った声で人気の曲です。

全部サビと思わせるほど勢いがある曲でも知られています。

それでは、松田聖子「チェリーブラッサム」の歌詞の意味を読み解きましょう。

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松田聖子「チェリーブラッサム」はどんな曲

【チェリーブラッサム】

アーティスト:松田聖子

作詞:三浦徳子

作曲:財津和夫

リリース: 1981年1月21日( CBSソニー)

★チャート最高順位
週間1位、1981年度年間9位(オリコン)

「チェリーブラッサム」は、1981年1月に松田聖子の4枚目のシングルとして発売されました。

作詞は三浦徳子、作曲はニューミュージック界で有名な財津和夫が手掛けてました。

やさしい曲ではありませんが、松田聖子は見事に歌いこなし、オリコンのシングルチャートでは発売直後の2月に週間1位を記録。

1981年度の年間チャートでも9位、シングル販売枚数は67.4万枚のヒットとなりました。

 

松田聖子「チェリーブラッサム」の歌詞の意味を考察

この曲のタイトルはチェリーブラッサムですが歌詞の中には桜の話は出てきません。

何故チェリーブラッサムとタイトルを付けられたのでしょうか?

 

この曲は、ヴィヴァルディの四季と明るい春に向けて未来が開けていくイメージで作られたそうです。

曲を作ったあと最後に曲全体のイメージで付けられたとされるタイトルを歌詞から考察していきます。

 

「何もかも目覚めていく」冒頭から始まるこの歌詞から冬に終わりを告げ、生き物が目覚めて植物が花開いて行くように私も新しい時を迎える。

その勢いは曲調も相まって駆け出して行くほど。

 

誰にも止められない熱い思い。躍動感があります。

白い波も踊るほど自分の心の中も期待に満ち溢れている事を感じられますね。

 

「約束が叶うのは明日」この約束とはなんでしょうか。

歌詞の中では一緒に暮らそうとか結婚しようとかそんな約束のように思えます。

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船出はよく、新しい生活を始める事に使われます。

あなたとした2人で暮らす約束。受け止めてくれるよね?

 

そんな期待に胸を膨らませるその思いを「愛の花」で表現しています。

迷いを感じられない真っ直ぐな思いです。

 

「つばめが飛ぶ青い空」ここはサビの部分ですが曲調も走っている印象からスキップしているようなウキウキさせる跳ねたような表現になります。

つばめは渡り鳥で冬の間は暖かい地域で過ごし、春になると日本に戻ってきます。

 

また、つばめは幸せをもたらす鳥としても知られています。

家の玄関や軒先に巣を作ると幸せになれると、聞いたことがありますね。

 

歌詞のイメージではカモメが出て来そうですがイメージは春。

つばめの方が合っていますね。きっと未来は明るく、幸せになれる。と思わせる表現になっています。

また、青いキャンバスは何故白ではなく青なのでしょうか。

歌詞から曇りがない青空を思わせます。

 

ここからも迷いを感じることない真っ直ぐな表現を感じることができます。

自分1人のキャンバスはきっと真っ白だったと思います。

 

2人で描くキャンバスは青色。

あなたに青く染められたキャンバス。

 

これから「2人で」自由な線と自由な色に描いて行くための「未来の夢」のキャンバスなのです。

自由を2回繰り返すほどの期待と、思いが伝わってきます。

 

「夕日は今、夜のために」このサビの部分は駆け出した私はあなたの元にもうすぐ着くことを思わせます。

明日からは一緒に暮らす新しい日々がはじまるけれど、早く会いたい。

 

もしかしたら今日のうちに会えるのかもしれません。

夕日が沈んで明日になる期待感。

 

これから会える嬉しさ。

溢れる愛が激しい風のように吹き荒れています。

 

この「激しい風」はまるで春一番を思わせます。

南から吹く激しい風は暖かい南風。

 

春一番が吹いたからと言ってすぐには暖かくなりませんがそろそろ春が来るなぁと思わせる風ですよね。

このように歌詞の中では駆け出した私を船出することで表現し、2人の新しい生活の期待に溢れる歌となっています。

さて、冒頭に書いた何故チェリーブラッサムというタイトルなのか?

ですが、チェリーブラッサムという、より発音に近いタイトルはCherryBlossom、桜の木の事を表します。

 

Blossomは成長・発展の初期と言う意味もあり、the blossom of youth 青春の開花期とも訳されます。

英語での花言葉は精神の美しさ、優れた教育。

 

桜のイメージは春ですが、日本の意味では儚さも感じられてしまいます。

この曲は勢いと疾走感があり、明るい未来を期待している表現。

 

1980年代の新しい幕開けとしてあえて英語の発音に近いタイトルをつけたのでしょう。

意味も、英語の青春の開花や、美しい精神と言う意味がピッタリ来るように思えますね。

 

また、青いキャンバスのような青のイメージ。青春の1ページにも思えます。

この事からタイトルを春を代表する桜、チェリーブラッサムとしたのだろうと考察します。

 

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まとめ

松田聖子「チェリーブラッサム」の歌詞の意味を考察しました。

松田聖子は最初この曲が暗いと感じ、好きでは無かったようですが、歌う度に好きになって行ったとか。

 

イントロが少し曲調が暗いところから始まるからでしょうか?

誰しも新しい未来に期待と不安があるように、このイントロも何かが始まる期待と不安を感じ、素晴らしい始まりだと思います。

 

その後の躍動感ある音楽と、ポップで前向きな歌詞は聴く人に元気を与えてくれますね!

松田聖子自身も何度も歌っていてこの曲から元気を貰い、段々と好きになっていったのでは無いかと想像してしまいます。

 

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