吉幾三「俺ら東京さ行ぐだ」の歌詞の意味を考察!日本語ラップの元祖

昭和歌謡
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この記事は、吉幾三「俺ら東京さ行ぐだ」の歌詞の意味を考察します。

1984年に発売されたこの曲は、当時には珍しいラップ調で、思わずニヤリとさせてしまう強烈なインパクトがあります。

それでは、吉幾三「俺ら東京さ行ぐだ」の歌詞の意味を読み解きましよう。

吉幾三「俺ら東京さ行ぐだ」はどんな曲

【俺ら東京さ行ぐだ】

アーティスト:吉幾三

作詞・作曲:吉幾三

リリース: 1984年11月25日(徳間ジャパン / キャッツタウンレコード)

★チャート最高順位
週間4位、1985年度年間21位(オリコン)

「俺ら東京さ行ぐだ」は青森県出身のシンガーソングライター・吉幾三の8枚目のシングルです。

この曲は、彼がアメリカのラップ音楽に触れ、それにヒントを得て、自ら作詞作曲しました。

そうした経緯もあり、この曲は日本語ラップの元祖の一つとも言われています。

オリコン・シングルチャートでは1985年度年間ランキング21位、売上枚数は35.1万枚のヒットを記録しました。

 

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吉幾三「俺ら東京さ行ぐだ」の歌詞の意味を考察

舞台は、東北地方のとある田舎の農村。

主人公の青年の年齢は、10代半ばから20代初めと言ったところでしょうか。

彼は、幼い頃から、自分の住む場所に無い物ばかりを数えては、まだ見ぬ大都会「東京」に強い憧れを抱いていました。

 

若者が少なく、小中学校に通うのも、長い距離を歩かなければならない程の田舎。

それでも、学校に行けば、同世代の友人たちと話も出来ました。

そこで交わされるのは、やはり都会の話。

都会では、こんなものが今、流行っているらしい。こんなものがあるらしい。

 

休み時間、みんなで集まっては、そんな話をする毎日。

その中には、聞き慣れないカタカナ言葉もあるけれど、彼らはみんな一様に、今居る場所に満足しておらず、便利で華やかな都会を夢見ていました。

しかし、中学を卒業してしまうと、そのように同世代と語らう場も無くなってしまいます。

 

高校には進学せず、家業を手伝うことにした主人公ですが、早くここから出てもっと広い世界を知りたいと、うずうずした気持ちを隠し切れません。

こうなると、仕事にも身が入らず、親や祖父母に叱られてばかりで、ますます、都会に行きたい気持ちが募ります。

 

風の噂では、既に元同級生のうちの何人かは、都会に出て行ったと言います。

中には、その様子を自慢げに手紙に書いて寄越す者もいるくらいです。

それを読んだ主人公は、焦りを感じると共に、大都会への憧れをより一層強いものにするのでした。

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田舎の青年が、自分の住む地域には無い物ばかりを数え、それら全てが揃っている大都会「東京」に純粋な憧れを抱く様子。

この歌は、そんな青年の心を歌ったものです。

 

あれも無い、これも無いといったネガティブな言葉の羅列が、逆に軽快なリズム感を生み、その明るい曲調は、聴いている者を自然と笑顔にしてくれます。

また、訛り丸出しの歌詞と、そこに描かれる青年の純朴さが、実にコミカルで更なる笑いを誘うことにも成功していて、実に見事な一曲と言えましょう。

 

しかし、この歌の魅力は、それに留まりません。

というのも、どんな場所に育っても、若者というのは、今いる場所とは違う別の何処かへ行くことを夢見る傾向があるからです。

それは、時代が昭和から平成、令和へと移っても変わることが無いように思われます。

つまり、この曲は若者における或る種不変の心理を歌っているという点で、多くの人の心に共感を呼び覚ますように出来ているのです。

 

若者が今いる場所に不満を抱く理由、それは、その場所が広い意味で、彼らを育んだ家のようなものだからです。

鳥の雛は、或る程度成長すると、巣立ちをします。

 

それと同じで、人間も若者に成長すると、自立の心が芽生え、自分らしく生きられる場所を探すようになるのです。

それこそ、彼らの心が健全に成長した証とも言えます。

 

だから、その心の声に抗わず、思い切って外の世界に飛び出してみれば良いのです。

もちろん、そうしたことで必ずしも成功するとは限りません。

 

いざ大都会に出てみれば、その文化のギャップに戸惑うばかりでしょうし、見知らぬ人々が大勢いる中で不安や孤独感を味わうこともあるでしょう。

しかし、それもまた貴重な人生経験です。

 

そして、若者には、例え失敗しても何度だって再挑戦出来る、気力と体力と時間があります。

だから、めげずに夢を追いかければ良いのです。

また、そうやって都会で暮らすうちに、ふいに故郷の良さを知ることもあるかもしれませんね・・。

 

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まとめ

吉幾三「俺ら東京さ行ぐだ」の歌詞の意味を考察しました。

東北地方のとある田舎の農村に住む青年が、地元とは異なり何でも揃っている大都会の東京に憧れ、その気持ちを純朴にコミカルに、やや自虐的に歌った曲でした。

 

筆者の知るある女性は、大学の卒業論文の取材のために海外へ行き、そこで初めて日本の良さに気付き、帰国後、茶道や華道を学ぶようになったと言います。

このように、一度外に出てみないと、なかなか自分の生まれ育った世界の良さというのは分からないものです。

そうして初めて、自分を育んでくれた故郷の有難みもまた思い知ることになるのでしょう。

 

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