杉山清貴&オメガトライブ「君のハートはマリンブルー」の歌詞の意味を考察

昭和歌謡
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この記事は、杉山清貴&オメガトライブ「君のハートはマリンブルー」の歌詞の意味を考察します。

恋人である彼のもとを離れて危険な恋に走った彼女。

その帰りを優しく受け止める主人公の男性。

杉山清貴&オメガトライブ「君のハートはマリンブルー」の歌詞の意味を読み解きます。

杉山清貴&オメガトライブ「君のハートはマリンブルー」はどんな曲

【君のハートはマリンブルー】

アーティスト:杉山清貴&オメガトライブ

作詞:康珍化

作曲・編曲: 林哲司

リリース: 1984年1月21日(バップ)

★チャート最高順位  週間12位(オリコン)、1984年度年間45位(オリコン)

杉山清貴&オメガトライブは、杉山清貴をボーカルとして夏や海、リゾートなどをテーマにした曲で1980年代中頃に人気を博したバンドです。

「君のハートはマリンブルー」は、1984年1月に彼らの3枚目のシングルとして発売され、シングル売上枚数は24.9万枚のヒットとなりました。

また、この曲は1984年1月から3月に放送されたTBSテレビ系連続ドラマ「年ごろ家族」の主題歌としても使われました。

 

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杉山清貴&オメガトライブ「君のハートはマリンブルー」の歌詞の意味を考察

すれ違う車もまばらとなった海岸通り。

ビーチへ向かうシャトルバスは、もう誰も乗せていません。

夏が終わったようです。

 

海辺に車を停めて、運転席の窓を開けると、少し冷たくなった海風が入ってきます。

助手席に座る彼女は、ダッシュボードに顔を伏せて泣き出してしまいます。

それは、後悔の涙でしょうか?

懺悔の涙でしょうか?

 

彼という恋人がありながら、甘い誘惑に身を任せてしまった夏のあやまち。

優しさは時に物足りなくて。

安定は時に退屈で。

彼女は、刺激的で危険な火遊びに魅せられてしまったのです。

 

夏のあやまちから目を醒ました彼女は、自分の愚かさに気付き、彼を裏切ってしまった罪悪感に苛まれています。

そしてまた、傷ついた彼女の心が求めるのは、やはり彼でした。

 

彼は、ただただ泣いている彼女を見て、抱きしめたい思いが溢れます。

すべてを分かった上で、彼女を理解し、許し、抱きしめる。

それは、どこまでも優しく、そして切ない男心です。

 

彼女は彼の顔を正面から見ることができません。

言うべき言葉も見つからず、泣き続けています。

小さく震えながら泣き続ける彼女に、彼はそっと手を伸ばそうとしますが、その手は彼女に触れることを躊躇うかのように動きを止めます。

彼は、以前のように彼女を抱きしめることが出来ません。

 

「カーブ続きのふたりの道」

この夏の出来事だけではなく、これまでもふたりの関係には紆余曲折があったようです。

色々な出来事を乗り越え、ふたりの絆が強くなったのなら、お互いにかけがえのない存在だと気付いたなら、彼女のあやまちなんて無かったことにできるのではないか?彼はそう考えています。

真夏の誘惑に身を任せた彼女の行動は、ふと魔がさしたもの。

彼女が心から望んだものではないはず。

きっと熱病にでも冒されていたんだと、ふたりで忘れてしまえばいい。

 

そうすることで彼女を罪悪感を、心の重荷をほどいてあげたい。

そしてまた、忘れることは、彼自身の心の傷に蓋をすることでもあります。

そう、彼女の裏切りは、夏の蜃気楼のように、実在しない幻です。

 

彼が彼女を愛しく思う気持ちは少しも変わっていません。

傷ついた彼女を自分が包み込むことが出来れば、以前と変わらず恋人同士でいられるはずです。

 

燃えるような夕陽が水平線に沈んでいきます。

彼は自分の来ていたジャケットを、彼女の背中にそっとかけてあげます。

ジャケットから伝わる彼のぬくもりは、彼女をより一層悲しい気持ちにさせます。

彼自身が直接抱きしめてくれることを、彼女は期待していたかもしれません。

今はまだ、そうすることができないと、背中のジャケットが彼の心を代弁しています。

彼女は顔を上げ、何かを言おうとします。

「いいんだ、何も、何も言わないで」

彼女を見つめる彼の目はとても切なく、しかしはっきりと意思表示しています。

 

彼女をもう一度以前のように抱きしめたい。

確かにそう感じているのに、何が彼を躊躇わせるのでしょう?

彼女の裏切りを本当に許すことが出来るのか?

すべて許して、以前と同じように彼女のことを愛することが出来るのか?

彼はそんな葛藤を抱えているのではないでしょうか?

 

そしてきっと彼女もまた、葛藤を抱えているでしょう。

傷ついた心を彼が癒してくれること、再び包み込んでくれることを期待しながらも、そんな都合のいい自分を嫌悪しているはずです。

彼の温かい腕の中に戻ることは、許されないことだとわかっています。

 

「君のハートはマリンブルー」

とても印象的なタイトルですが、歌詞の中にこのワードは出てきません。

マリンブルーとは、少し緑がかった深い海の青色です。

彼にとって、彼女の心は深い海の青色をしているように見えます。

 

それはどこかミステリアスで、彼女の心の奥底に秘めた想いはわかりようもないものなのかもしれません。

彼女の心は、風が吹けばすぐに流されてしまうように、揺れ動いているようにも感じられます。

彼が一途に彼女の愛だけを追いかけているのに対し、彼女の心はとても頼りないものです。

 

この曲では、ふたりの結末までは描かれていませんが、それぞれの葛藤を思うと、どのような結末を迎えたのか、想像が膨らみます。

果たして彼が聞きたくなかった彼女の言葉は、あやまちへの言い訳でしょうか?

それとも、別れの言葉でしょうか?

 

以前のふたりに戻りたい、でも戻れないかもしれない。

「君のハートはマリンブルー」は、そんな切ない心情を男目線で歌った、夏の終わりにぴったりな名曲です。

 

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まとめ

杉山清貴&オメガトライブ「君のハートはマリンブルー」の歌詞の意味を考察しました。

改めてこの曲をきくと美しいメロディーと共に何とも切ない気持ちになってきます。

夏の終わりは、誰もが感傷的な気分になりますね。

「ひと夏のあやまち」や「恋の終わり」を予感させる切ない楽曲を聴きたくなります。

「君のハートはマリンブルー」は男性目線で切ない男心を歌っていますが、同じテーマを女性目線で歌った曲としては、1978年にリリースされた、サーカスの「Mr.サマータイム」がおすすめです。

 

第三者から見れば、なんて身勝手で都合のいい女なんだと思いますが、恋愛というのは当事者しかわからないものです。

理屈ではない、様々な愛の形が垣間見れるのも歌謡曲の魅力のひとつかもしれませんね。

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