狩人「あずさ2号」の歌詞の意味を考察!旅立ちの意味が泣ける | カモシカおやじの趣味ブログ

狩人「あずさ2号」の歌詞の意味を考察!旅立ちの意味が泣ける

昭和歌謡
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この記事は、狩人「あずさ2号」の歌詞の意味を考察します。

1977年に発売されたこの曲は、静かに始まる出だしから、力強くハーモニーを奏でる2人の歌唱に思わずうっとりと引き込まれてしまう名曲です。

それでは、狩人「あずさ2号」の歌詞の意味を読み解いていきましょう。

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狩人「あずさ2号」はどんな曲

【あずさ2号】

アーティスト:狩人

作詞:竜真知子

作曲:都倉俊一

リリース: 1977年3月25日(ワーナー・パイオニア)

★チャート最高順位
週間4位、1977年度年間15位(オリコン)

「あずさ2号」は1977年3月に発売された兄弟デュオ・狩人のデビューシングルです。

デビュー曲でありながらも1977年度オリコン・シングルチャートでは年間ランキング15位、売上枚数は51.1万枚を記録。

同年12月31日に行われた第19回日本レコード大賞ではこの曲で新人賞を受賞しました。

 

狩人「あずさ2号」の歌詞の意味を考察

この曲の主人公は女性は、恋人と別れることを決意し、彼と一緒に旅に行くはずだった信州へと列車に乗り向かう。と置き手紙をして出かけるのです。

彼女は、なぜ恋人と別れて、信州へと旅立ったのでしょうか?

 

彼女は彼のことを嫌いになった訳ではありません。むしろ未練多く去る事になります。

何故そんなに好きな人と無理やり別れるような事をするのか。

もしかすると彼との恋は世間的に許されないものだったのかもしれません。

 

彼女は叶わぬ恋と知りつつも、心の底では結婚する事を夢見ていました。

しかし、やはり彼と結婚することは難しいことを彼女も感じていました。

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いつしか彼女は周りの友人や同じ年頃の女性が次々と結婚していくことに焦りを感じ、このままでいいのか、と考えるようになります。

一方、彼とのひとときは幸せなので、このままでも良いのかなと思ってしまうこともあるのですが、その葛藤が深まりつつありました。

 

「さよならはいつまでたっても言えない。」だってあなたは私の青春と共に過ごした愛する人だから。

そして彼女は別れる決心をするのですが、最後まで彼への想いと未練を断ち切ることは出来ませんでした。

彼への置き手紙には最後まで自分を選んでくれるかもしれない、という期待を込めた書き方をしています。

あなたと知らない人とあなたと行く予定だった場所へ、8時に出発する列車で出かけます。

本当はあなたと行くはずだった信濃路へ旅行に行く事になりました。嫉妬してくれますか?

8時ちょうどの特急あずさ2号に乗って行きます。

と書いているのです。

 

どうでしょうか?

彼女が最後にもしかしたら来てくれるのではないかと、ほんの少しだけ期待した内容の手紙です。

 

さらに手紙にはあなたの知らない人と旅に行くことが書かれていますが、それは彼を嫉妬させるための嘘で彼女は1人で旅に行くのかも知れません…。

 

もし彼が来なかったとしたら、1人で彼のことを沢山考えるでしょう。

これで良かったのか。きっと良かったのだと、考えながらの傷心旅行となるのかもしれません。

未練を抱えた女性の歌詞としてはこちらの方がしっくり来るような気がします。

 

彼女が書いた彼への置き手紙ですが…。

これはもし彼が置き手紙を見て、来てくれたら…、という可能性を捨てきれない彼女が書いた最後の悪あがきのようなものなのです。

 

未練があるため、面と向かって別れると言えない彼女は最後の最後まで彼が来てくれるのではないかという僅かな期待を捨てきれません。

絶対に無理だとは思いながらも一抹の希望を抱いてしまう女心…。

そして葛藤の末、彼女は朝8時の列車に乗って出発します。

 

主人公の女性が恋人に別れを告げるのに「さよなら」ではなく「あなたから旅立ちます」という表現が使われているのが何とも複雑な胸の内を表しているようで泣けてきます。

恋をして、破局を迎えてしまった方にとっては、この曲は特に共感できる内容なのではないでしょうか。

 

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まとめ

狩人「あずさ2号」の歌詞の意味を考察しました。

主人公の女性が苦悩の末、都会での恋人との生活を終わらせ、8時出発の特急あずさ2号に乗って信州へ、そして恋人から旅立つという内容でした。

 

歌詞の内容が主人公の女性の心情を率直に表したものとなっており、その内容に共感すると共に、その苦悩の大きさも伝わってきます。

彼女が悩んだ末に出した結論ですが、「あずさ2号」での信州への旅路で都会や元恋人との呪縛から解き放たれて、彼女本来の伸び伸びとした元気さを取り戻して欲しいと思いました。

 

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