アスパラガスの育て方は?肥料や株分け、プランター栽培も分かる!

家庭菜園
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この記事はアスパラガスの育て方、肥料や株分け、プランター栽培について紹介します。

アスパラガスは一度植えると10年位、続けて収穫できます。
繊細な葉や可憐な花も魅力で心が癒されます。

アスパラガスの育て方、肥料や株分け、プランター栽培を知り、育ててみませんか。
野菜としてだけでなく、美しい観葉植物のような魅力もあるアスパラガスの育て方を紹介します。

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アスパラガスの基本情報

まずは基本特性を見てみましょう。

基本情報

分類ユリ科 アスパラガス属
原産地南ヨーロッパから西アジア
発芽土温25~30℃
生育温度15~20℃
日  照日なた
土壌酸度弱酸性~中性(最適PH 5.5~7.5)
連作障害なし
コンテナ栽培可能(深さ20cm以上)
難易度栽培は少し手間がかかる

アスパラガスの原産地は南ヨーロッパから西アジアにかけての地域で雄株と雌株が混在した雌雄異株の多年草です。
アスパラガスはユリ科のアスパラガス属の多年草です。

市場に出回っているアスパラガスは主に「グリーンアスパラガス」「ホワイトアスパラガス」「紫アスパラガス」などがあります。

「ホワイトアスパラガス」は、日光に当たらないように盛り土をしたり、遮光フィルムをしたりして栽培するため、全体が白くなっています。

「紫アスパラガス」は、アントシアニンという成分により紫色をしていますが、加熱すると紫色の皮はグリーンになります。

アスパラガスは雄株と雌株があり、雄株の方が収穫量が多いですが、見た目で区別するのは難しいです。

栄養素

ビタミンやミネラルが豊富で、アスパラギン酸という栄養素を含みます。
このアスパラギン酸は、アスパラガスが名前の由来となっており、アミノ酸の一種です。

スタミナドリンクにも使用されており、疲労回復やスタミナ増進など体内の代謝の働きを促すとともにアンモニアなどの有害物質を体外に排出する働きなどがあります。

ポリフェノールの一種であるルチンも含まれており、血流の改善や毛細血管を強くする働きがあり、高血圧や動脈硬化を予防する効果があります。

その他、ビタミンA、B、C、Eなども含んでおり、健康に良い栄養素が多く含まれます。

アスパラガスの栽培カレンダー

年間の栽培カレンダーです。

栽培カレンダーにもとづいて、説明していきます。

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アスパラガスの栽培 土づくり

まずは、植え付けるための土づくりを行います。
アスパラガスは、酸性土壌に弱く、根が深く伸びるので、水はけと日当たり、通気性がよく、肥沃な土が適しています。

気象条件は、温暖な気候が適しています。寒さには強く、半日陰でもよく成長します。
強い日光は好みません。

酸性土壌に弱いので植え付けの2週間前に1平方メートルあたり3握り(約150g)の苦土石灰をまき、よく耕し土壌の酸性を調整します。

1週間前には、堆肥を1平方メートルあたり約3kg、化成肥料を1平方メートルあたり3握り(約150g)まき、よく耕します。畝は幅100cm、高さは10cmにします。

アスパラガスの栽培 3つの方法

アスパラガスの栽培は3つの方法があります。

1.種から育てる。
2.ポット苗から栽培する。
3.親株から栽培する。

種から育てる場合は、種まきから発芽までに数ヶ月かかり、収穫までに2年以上かかるので、一般的にはポット苗又は親株から栽培するのが手軽でおすすめです。

親株とは長い根がついたアスパラガスの株のことです。
親株から育てる場合、大株の場合は植え付けたその年から収穫が楽しめます。

以下、2.ポット苗から栽培する3.親株から栽培する、について説明します。

アスパラガスの栽培 植え付け

ポット苗の植え付け

畝の中央に40cm間隔で植え穴を掘ります。ポット苗から根鉢を崩さずに取り出し、根鉢の肩が地面と同じ高さになるように植えつけます。
残りの土を埋め戻して株元まで土を覆い、軽く指で押さえて安定させます。

植え付け後はたっぷりと水やりを行います。

アスパラガス親株の植え付け

親株を植えつけるときは株の中央から出ている芽を上に向けて、根はできる限り広げて植えつけます。植えつけ後は3cmほど覆土をします。

同様に植え付け後はたっぷりと水やりを行います。
複数植えるときは株間を40cm程度空けます。

アスパラガスの大株

アスパラガスの栽培 追肥、水やり、支柱立て

追肥

植つけの1か月後、化成肥料を1株につき、軽く半握り程度(約30g)を株から10cm程度離して、周囲にできるだけ均一となるようにまきます。肥料の量は多くならないようにします。

肥料と土を軽く混ぜ合わせます。これにより、土の表面がほぐされて、土の通気性も良くなります。その後、株元に軽く土寄せを行います。

2回目以降の追肥

1回目から1か月ほど経ったころ、1回目と同様の方法で追肥と土寄せを行います。
成長期は春から秋まで月1回追肥を行います。

水やり

土が乾いたらタップリと水やりを行います。

アスパラガスは乾燥にはある程度は強いのですが、極端に乾燥させると葉が黄色くなり枯れてしまうことがあるので特に夏は気をつけてください。

一方、過湿には弱いので冬は水やりを控えます。

支柱立て

毎年、春から秋までは茎葉がよく成長します。
葉のように見えるものは実は、偽葉(仮葉)と呼ばれ、細かく分かれた枝となります。

草丈が高くなると茎が細く、風などで倒れやすくなるので、株を囲むように支柱を立ててひもを張るなどして株が倒れるのを防ぎます。

アスパラガスの栽培 収穫

植えつけ後、3年目から収穫できます。
4月下旬ころ、茎の長さが20cm以上に伸びたら地ぎわから切りとって収穫します。

3年目は2週間ほど収穫したらその後は収穫せず株を育てます。
年数が経つにつれて、収穫期間が長くなります。
取りすぎると株の栄養が消耗して、翌年の収穫量が減ってしまいます。

株を育てるために太い茎を4~5本残して収穫します。

アスパラガスの栽培 越冬・株分け

寒気が増して茎葉が枯れてきたら、地ぎわ10cmくらいで刈り取ります。
刈り取った茎は病原菌が付着していることがあることからその場に残さず、必ず処分します。

防寒対策のため、株を隠すように堆肥や刈り草を敷きます。

年数が経って株元の根が過密な場合には、根ごとアスパラガスを掘り起こし、株を2~3つに分けて株分けをして勢いを回復させます。

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アスパラガスのプランター栽培

基本的には地植えの場合と同様です。

プランター
プランターは、深さが20センチ以上(10号以上)のものを使用します。
1つのプランターには1株だけを植えます。

用土
野菜用の培養土(元肥入り)を使用するのが便利です。

植え付け
土を入れる前には、プランターの底に底石となる軽石を入れておきます。

用土を鉢のふちから10cm下くらいまで入れ、ポット苗が鉢の中心にくるようにして植え付けます。親株の場合は芽が鉢の中心にくるように根を広げます。

その後、用土を足して、最後にプランターの底から水が出るまでたっぷりと水やりをします。

管 理
植え付け後は、できるだけ日当たりの良い所に置き、水やりは毎日たっぷり欠かさず行います。収穫が終わっても秋まで水やりは欠かさずに行います。

アスパラガスは肥料を好む植物なので、2週間に1度は化成肥料をプランターのふちに沿ってまくか、液体肥料を施します。

成長すると背が高くなるため倒れないように支柱を立て、栄養を奪われないように雑草の処理もこまめに行います。

 

アスパラガスの病害虫は?

特に問題となる病害虫はありませんが、斑点病、茎枯病、アブラムシ、ヨトウムシが発生することがあります。

病気

斑点病

かびにより茎や葉に灰褐色または暗褐色で円形の病斑が発生し、ひどくなると葉が枯れます。
発病した部位は取り除いて処分します。葉や茎が茂りすぎないように風通しを良くして予防します。

茎枯病

収穫後の株養成茎に発生し、降雨が続くと増えます。
かびにより茎表面に小斑点が発生し、大きな病斑へと成長して、やがて茎が枯れます。
前年の茎葉は残さないようにします。水はけもよくします。
発症した茎は地際から切って処分します。

害虫

アブラムシ

新芽や葉の裏側に群生して植物の汁を吸います。
アブラムシはウィルスを運んでくるため、防除はウイルス病の感染予防にもつながります。

歯ブラシや筆などで払い落とします。
牛乳をスプレーで噴霧するのも効果があります。噴霧後は牛乳を洗い流します。

ヨトウムシ

ヨトウガの幼虫が夜間に活動して葉を食い荒らします。
夜間活動しているところを見つけて捕殺します。

植え付け時に植穴にオルトラン錠剤をまいておくと効果があります。

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まとめ

アスパラガスの育て方、地植え、プランター栽培の植え付けから追肥、水やり、収穫、病害虫などについてまとめました。

アスパラガスは一度植え付けると10年くらい続けて収穫することができます。
繊細で美しい観葉植物のような姿は疲れた心を癒してくれます。

健康にも良い栄養素が多く含まれ、栽培もあまり手間がかかりません。
病害虫にも強くて家庭栽培におすすめの野菜です。

あなたもアスパラガスを育てて、採れたての新鮮な味覚を味わってみませんか。

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