渡辺真知子「ブルー」の歌詞の意味を考察!失恋の悲しみの色

昭和歌謡
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この記事は、 渡辺真知子「ブルー」の歌詞の意味を考察します。

1978年に発売されたこの曲は、失恋の悲しみと複雑な心情を美しいメロディと心に響く歌唱で表し、人気となりました。

それでは、渡辺真知子「ブルー」の歌詞の意味を読み解きます。

 

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渡辺真知子「ブルー」はどんな曲

【ブルー】

アーティスト:渡辺真知子

作詞・作曲:渡辺真知子

リリース: 1978年8月21日(CBSソニー)

★チャート最高順位
週間10位、1978年度年間52位(オリコン)

この曲は1978年8月に渡辺真知子の3枚目のシングルとして発売されました。

シンガーソングライターとして初めて手掛けた作品で、彼女も後年、この曲への思い入れの強さを語っています。

彼女は、圧倒的な歌唱力やドラマティックなメロディが注目されますが、歌詞の表現力も素晴らしく、失恋の悲しみと、静かな怒りをこめた表現は、聴き手の心をゆさぶりました。

 

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渡辺真知子「ブルー」の歌詞の意味を考察

「青い眼は人を信じるときの瞳の色」、これは平安時代のある歌人の言葉です。

しかし、この欲の主人公の女性にとっては、残酷なひと言です。

 

彼女にとって、彼の静かな青い目は、優しい嘘の象徴でした。

私を裏切っておいて、なぜ、あなたは、そんな澄んだ美しい瞳でいられるの?

 

彼の表情にうしろめたさが混じっていれば、まだ彼女にも救いがあったでしょう。

罵って怒ることも許されたはずです。

しかし、その冴え冴えとした氷のような彼の瞳は、彼女が潜り込む一瞬の隙も見せません。

 

愛する彼の腕のなかにいながら、彼女は突き飛ばしてその手を振りほどきたい衝動をこらえていました。

荒い呼吸をすればするほど、頭の芯は冷えていきます。

 

あなたがきつく目をつむって、私の髪に顔をうずめているのは、あの子を思い浮かべているからでしょう。

長い抱擁の後、手を離したのは彼でした。

顔を背けると、黙って煙草に火をつけます。

 

彼女は、テーブルの上の水色の煙草の箱を黙って見つめていました。

彼女、あなたが煙草をくわえたら、すすんで火をつけてくれるような女なのかしらね。

そんな嫌味すら言う気もなく、彼が言葉を切り出すのをじっと待っています。

しかし、重い沈黙は終わる気配がありません。

彼女は、煙草の箱に描かれた白い星を見つめました。

 

泣いたって、怒ったっていいはずなのに、なぜ私はこんなに冷めているんだろう。

皆、恋の終わりはこんな虚しい気持ちになるのかしら。

「日にち薬」、日にちを重ねると少しずつ良くなる、と人は言うけれど…。

心の傷はそんな簡単には癒えやしないわ。

 

彼女も無言で煙草を一本ひきぬくと、彼に背中を向けて火をつけました。

2本の決して交わることのない白い煙が、ゆらゆらと立ち上っていきます。

 

私たちが、並んで同じ未来を見ていたことなんて、無かったのかもしれないわ。

彼女は彼に気づかれないように、細く長い溜息をつきました。

 

「私のこと、ちゃんと見てよ。せっかく二人きりになれたのに、上の空でだんまりは不愉快よ」

その言葉に、彼の瞳は泣いている子どもをあやすような、優しさと不憫さの入り混じった顔をしました。

「いいよ、おいで」

 

大きく広げた腕の中に、彼女は倒れこむように身を預けます。

こうして全身で私の体温を感じている今も、あなたのなかにはあの子がいるの?

 

彼のシャツに鼻先をうずめたまま、彼女は心の中で問いかけます。

私だって、もうあなたを愛してるわけじゃない。 私を繋ぎとめてるのは、あの子に盗られたくないから。 それだけなの…。

 

 子どもが放っておいた玩具を捨てられそうになると、つい泣き出してしまうように。 彼女にとって、彼はそんな存在になりつつありました。

私のことを愛していない人を、愛したって、もうどうしようもないのよ。引き返せないわ。

 

そこまで分かっていても、彼女は別れ話を切り出すことができません。 彼のいない明日が想像できないからです。

でも、あなたは私が、今日も出逢った頃と変わらず愛していると信じているんだわ。 私の愛なんて、今更求めてもいないくせに、都合が良すぎる。

そう思っていても、彼女はその言葉を彼にぶつけることはできません。

それを言ってしまったら、完全に二人の関係は終わってしまうのに気づいているからです。

 

そう、彼は、彼女が別れの言葉を切り出すのを、今か、今かと待っているのです。

そうすれば、彼女を傷つけないで済む。

彼女はあくまで、自分で俺に見切りをつけ、自分自身の決断で、俺との別れを選んだのだから。

 

女性にしたら、これほど身勝手な言い訳もないでしょう。

しかし、往々にして、こういった言い訳を、せめてもの優しさと誤解する男性はいるものです。

 

別れてあげない。あなたみたいな男でも、独りになるよりはマシだわ。

 

 彼女は、彼の背中に回した腕に、わざと精一杯の力をこめました。

まるで彼が愛しくて、愛しくて、ひとときも離れたくない、というかのように。

 

彼が彼女の心変わりに気づくことは、恐らくこれから先も無いでしょう。

今の二人の心は、凍えるほどに冷たい、冬の海のようなコバルトブルー。

 

それでも、互いに混じり、溶け合うことは無いのです。

二人の押し付け合った背中が離れて、ただの他人に戻るのはいつの日のことなのでしょうか。

 

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まとめ

渡辺真知子「ブルー」の歌詞の意味を考察しました。

主人公の女性は彼との恋愛が思ったようには上手くいきません。

彼への想いは断ち切れないのですが、もはや彼には別の女性がいるようです。

彼の心の中には自分はおらず、彼とは破局を迎えようとしています。

 

そうした状況にある主人公の女性のやるせない、つらく悶々とした主人公の女性の気持ちを渡辺真知子が気持ちを込めて唄うのが筆者には深く心に響きます。

 

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