渡辺真知子「迷い道」の歌詞の意味を考察!迷い道くねくね?

昭和歌謡
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この記事は、渡辺真知子「迷い道」の歌詞の意味を考察します。

「迷い道」は渡辺真知子の代表曲のひとつですね。

1970年代後半のニューミュージックの流行の中で女性シンガーソングライターとして活躍された渡辺真知子のデビュー曲「迷い道」歌詞の意味を考察します。

渡辺真知子「迷い道」はどんな曲?

【迷い道】

アーティスト:渡辺真知子

作詞・作曲:渡辺真知子

編曲:船山基紀

リリース:1977年11月1日  (CBS・ソニー レーベル)

「迷い道」は渡辺真知子のデビューシングルとして1977年11月発売、1978年度年間11位、累計で80万枚売上のヒット曲となりました。

渡辺真知子は1978年のNHK紅白歌合戦にこの「迷い道」で初出場し、同年の第20回日本レコード大賞最優秀新人賞を受賞しています。

渡辺真知子は神奈川県横須賀市出身で洗足学園短期大学音楽科卒業のシンガーソングライターとして現在でも音楽活動を続けられています。声楽家出身らしい歌唱力のある歌声が魅力です。

音楽活動の他、タレントや女優としても幅広く活躍されています。

代表曲は「迷い道」の他にも「かもめが翔んだ日」、「唇よ、熱く君を語れ」、「ブルー」、「なのにあいつ」などがあります。

1980年1月に発売された「唇よ、熱く君を語れ」はカネボウ化粧品「LADY 80」のCMに使われ、話題を呼びました。

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渡辺真知子「迷い道」の歌詞の意味を考察

さて、渡辺真知子「迷い道」の歌詞の意味を考察してみましょう。

この曲は、なんとも不思議な歌詞から始まります。

現在・過去・未来」です。

さらりと聴き流してしまいそうですが、よくよく考えてみてください。

時間の流れから言ったら「過去・現在・未来」なのに、なぜ一度過去に戻ってから未来へ向かうのでしょう?

 

この歌詞の主人公である「わたし」は、最愛の恋人と別れ、それでもまだ彼のことを想っています。

別れの原因はきっとほんの些細なことだったのでしょう。

彼の心が離れかけていたのに気付きもせず、彼の気を引くためにわざと馬鹿なことを言ったのかもしれません。

そんな自分を哀れむと、本当に悲しみに沈んでしまいそうだから、せめて滑稽だったと笑っておしまいにしたい。

 

あの時素直になっていれば、未来は変わっていたのでしょうか?

彼と別れた「わたし」はまだ前に進めずにいます。

 

ひとり空虚な時間を持て余す中で、カード占いなんてしてみたり・・・それが何の根拠も持たないこと、意味のないことだとわかっています。

もしかしたら占い師に占ってもらっているのではなく、ただ自分で占いごっこをしているだけかもしれません。

トランプの「スペードをハートに」置き換えながら、運命の巡り合わせで再び彼に出逢うことをぼんやりと考えています。

 

再び出逢ったなら、彼はもう一度「わたし」を愛してくれるでしょうか?

振り返ってみると、意地や見栄を張って、本当に大切な愛を失くした自分の愚かさに気付きます。

きっと彼はそんな独りよがりの自分を見透かしていたのでしょう。

馬鹿な自分・・・何にこだわっていたの?もしも彼が「わたし」を許し、戻ってきてくれるなら「わたし」はいつまでも待っています。

 

彼が戻った時、「わたし」は本当に生まれ変われているでしょうか?

1番、2番、3番とそれぞれ最後で繰り返される『迷い道くねくね♪』という印象的なフレーズ。

 

それは岐路というほど重大な場面でもない、どんな恋人同士でも経験しているちょっとした分かれ道。そう深くも考えずに選んだ分かれ道。違ったら戻ればいいやという分かれ道。

それをたったひとつ間違えたばかりに、進む道も、戻る道もわからなくなってしまう。

 

恋愛をしていると、恋人の気持ちが掴めずに『何がいけなかったの?』『私はいったいどうしたらいいの?』と混乱してしまうことが誰しもあると思います。

そんな一瞬の混乱を象徴するフレーズです。

 

この曲の歌詞で惹かれるのは、そんな右も左も、前も後ろもわからない道に立っている「わたし」なのに、決して絶望的に見えないことです。

何故そう感じるのか考えてみると、『道が断たれている』のではなく、『迷路のような中にいる』ことを歌詞が表現しているからだと思います。

 

「くねくね」と幾度も曲がって道は複雑に続いているのです。

なんだかそれはまるで、パラレルワールドに迷い込んでしまったかのような感覚です。

あの時素直になっていれば、未来は変わっていたのでしょうか?

再び出逢ったなら、彼はもう一度「わたし」を愛してくれるでしょうか?

彼が戻った時、「わたし」は本当に生まれ変われているでしょうか?

 

最初に不思議に感じた「現在・過去・未来」の歌詞ですが、もし、通常の時間の流れから独立して過去や未来へ移動できたら?

迷路のような道の真ん中で、別れという結果になってしまったことを悔やむ現在の「わたし」が、If〜、If〜と過去の別の選択肢を考え、未来に託しているのかもしれません。

 

いやいや、渡辺真知子さんもまさかのSFオチでタイムトラベルなんて考えていなかったでしょう。

改めて歌詞を見ていくと、曲のタイトルと冒頭の歌詞の時間の流れ方、そして印象的なリフレインが、なんとなく奇妙にも感じ取れるのです。

 

この曲の主人公である「わたし」はどんな女性でしょうか?きっと彼女は長女でしょう。

自分のプライドを保つために『ごめんなさい』が言えなかった彼女。

なりふり構わず彼にすがることができず、ただ無意味なカード占いに耽る彼女。

彼が戻ってくれるなら、と待つだけで、自分からは飛び込んで行けない彼女。

 

きっと周りから『しっかり者』『常識的』と評価されていて、それに応えようと強がって本当に欲しいものを逃してしまうような女性です。

 

彼女は賢く、自分を客観的に見ることができます。

そして、自分をこの悲恋の物語の主演女優に見立て、感傷に浸るナルシストでもあります。

 

彼女はわかっています。

自分の人生と彼の人生が再びクロスすることはないということを。

彼女はまた新しい恋をして、人並みの幸せを掴み、懐かしくこの恋愛を思い返すのです。

 

『女の人生は一本道ではないのよ』

恋に破れて泣く女の子の肩に手を置いて、彼女は言います。

穏やかに微笑む彼女の目尻には、優しい皺が刻まれています。

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まとめ

渡辺真知子のデビュー曲「迷い道」の歌詞の意味を考察してみました。

恋人と別れ、いつまでも彼のことを思っていることを喜劇のようだと分析している主人公の「わたし」。

曲がり角を間違えて迷い道に入り込んでしまった「わたし」はどうなるのでしょう。
また、どうしたいのでしょう。

主人公は自分から積極的に動きそうな感じではないので、まだしばらくは曲がりくねった「迷い道」を歩き続けるようです。

しかし、この曲には不思議と悲壮感のようなものは感じられません。

知らず知らずのうちに曲がり角を間違えてはまり込んでしまう「迷い道」。

そして過ぎ去ったことをあれこれと考えてしまうこと。

人生において誰もがよくあることですね。

歌詞の内容は前に進めなくてもどかしいですが、歌から伝わるメッセージは渡辺真知子が『あなたも迷い道で大変だけれども頑張ってね!』と応援してくれているようにも感じます。

今の時代に聞いてもとても心に響く昭和歌謡の名曲のひとつだと思います。

 

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