近藤真彦「スニーカーぶるーす」の歌詞の意味を考察!青春の手前とは? | カモシカおやじの趣味ブログ

近藤真彦「スニーカーぶるーす」の歌詞の意味を考察!青春の手前とは?

昭和歌謡
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この記事は、近藤真彦「スニーカーぶるーす」の歌詞の意味を考察します。

テレビドラマ「3年B組金八先生」で俳優デビューした翌年1980年に発売されたこの曲は、近藤自身の最大のヒット曲で、ミリオンセラーとなりました。

それでは、近藤真彦「スニーカーぶるーす」の歌詞の意味を読み解いていきましょう。

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近藤真彦「スニーカーぶるーす」はどんな曲

【スニーカーぶるーす】

アーティスト:近藤真彦

作詞:松本隆

作曲:筒美京平

リリース:1980年12月12日(RVC )

★チャート最高順位
週間1位、1981年度年間3位(オリコン)

1980年12月に発売された近藤真彦のデビューシングル「スニーカーぶるーす」。

作詞・作曲は多くのヒット曲を手がけた松本隆、筒美京平のコンビです。

オリコンのシングルチャートでは1981年度年間ランキング2位、売上枚数は104.6万枚を記録しました。

 

近藤真彦「スニーカーぶるーす」の歌詞の意味を考察

この曲を歌っているマッチこと近藤真彦は当時16歳。

聴いたあと、マッチ可愛い💛、という印象になるこの歌を考察します。

 

1年に満たなかった彼女との交際。

せっかくお揃いで買ったスニーカーもまだ真新しい雰囲気のままです。

 

春に出会い、付き合い始めた2人はこの冬に別れることになったようです。

春は出会いの季節。そして冬は別れの季節。

季節がひと巡りもせず終わってしまう2人。

 

歌詞の内容から未練があるのは男性の方。

最後に別れる前に5分でも良いから逢いたい。

フラれた側はそう思ってしまいますよね。

 

最後のワガママかもしれませんが、会って話をしたら別れるのをやめてくれるかも。

とか、最後にいい思い出になるよう逢いたい気持ちはよく分かります。

 

この男性は前者のようです。

最後に話を聞いて欲しい。

 

彼女は別れの言葉を電話でしてきたようです。

最後に会えないのは確かに悲しいし、そのままサヨナラ出来ないと思う気持ちはよく分かります。

歌詞の中の表現はちょい不良(ワル)を感じさせる語尾。

 

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心は大人になりきれていない幼さが感じ取れるものがあります。

「ジグザグ」と歌うところは何がジグザグしているのでしょうか。

 

そもそもジグザグはフランス語、ノコギリの歯の部分を表します。

日本では稲妻型とも呼ぶそうです。

 

このジグザグは彼の心を現した表現で間違いないでしょう。

彼女からの別れの言葉はまさに心に雷が落ちたかのよう。

 

何が悪かったんだろうか。

どうすれば別れを撤回出来るだろうか。

心が揺れ動いている表現をジグザグと表したのだろうと思います。

 

さらに後半に出てくる「Fuzz Guitar」。

これはエレキギターに歪みを発生させるエフェクトをかけることでグシャッと潰れたような音を鳴らすものです。

 

このことからも彼の心は彼女に振られた心は、まるでエレキギターでかき鳴らすように歪み、潰れたような心境なんだということが分かりますね。

 

また、歌詞の中でいくつか出てくる青春という言葉。

歌っている近藤真彦は16歳。

 

「青春の手前」、まさにこの年齢です。

大人になり切っていないまだ幼さの残るこの頃の恋愛という意味として使われているのだと思われます。

大人の恋愛をする前に別れてしまう。という事ですね。

 

後半に「青春知らず」という言葉も出ていますし、「うつむいたまぶたに最後のくちづけ」。

ここからもまだ大人としての恋愛まで届かなかった関係だと知ることができます。

 

彼女は最後まで優しかった。

このまま電話で別れたまま会わないことだって出来たのに最後に会ってくれたし抱きしめさせてくれました。

 

彼の何がダメだったのでしょうか。

歌詞の中にある彼の言葉。

彼女が裏切ったと思っているところ。

 

最後に会ってくれたのを偽りの優しさだと思っているところ。

彼は少し彼女より幼かった。

 

だから大人の恋愛までいけなかった。

女性の方がこの年齢、大人びていたりします。

 

彼は別れてしまっても彼女がまだ愛しくて泣いてしまっています。

彼がちょっぴり幼すぎた。

それがが彼女の心が離れて行ってしまった原因では無いでしょうか。

 

彼の心を歌ったこの曲のタイトルは「スニーカーぶるーす」。

「ブルース」とは米国で発生した音楽で、英語で悲しみ・憂鬱を表す「ブルー」から来ているとされます。

ジャズやロックのルーツの1つとしても知られています。

 

歌詞の中では冒頭とサビにしか出てこないスニーカーですが、タイトルにある事で彼と彼女がお揃いで持っていた大事なものとして印象付けるアイテムとなっています。

お揃いで買ったスニーカーもきっと彼から提案したものだったと考察します。

 

歌詞からは彼は彼女に未練がいっぱいである事が分かります。

彼はこの後しばらくは、このスニーカーを見て彼女を思い出して「ブルーになって」しまうでしょう。

 

それがタイトルの「スニーカーぶるーす」に繋がるわけです。

きっと、なかなか捨てられないのだろうなぁ!と思ってしまいますね。

 

16歳の彼が歌う失恋ソングの「スニーカーぶるーす」。

彼女より少し幼かったために振られてしまいましたが歌詞の意味を考えながら聴くと「可愛らしいなあ」と思える1曲に思えてきませんでしょうか?

 

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まとめ

近藤真彦「スニーカーぶるーす」の歌詞の意味を考察しました。

1980年に当時16歳のマッチが歌った「スニーカーぶるーす」。

彼女との恋が上手くいかずにあっという間には彼女から別れを告げられてしまう主人公の彼。

 

若いマッチが歌うことで彼のもどかしい気持ちが、初々しさと共に伝わってきます。

少し不良(ワル)ぶってもあまり様になりません。

でもいろいろなことを経験して大人になっていくので主人公の彼のことは温かく見守りたいですね・・。

 

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