雅夢「愛はかげろう」の歌詞の意味を考察!美しいメロディと歌詞が泣ける

昭和歌謡
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この記事は、雅夢「愛はかげろう」の歌詞の意味を考察します。

1980年に発売されたこの曲は、情緒を感じる切ない歌詞、美しいメロディーとピアノの伴奏、そして心を掴まれる歌唱が魅力です。

それでは、雅夢「愛はかげろう」の歌詞の意味を読み解きましよう。

雅夢「愛はかげろう」はどんな曲

【愛はかげろう】

アーティスト:雅夢 

作詞・作曲:三浦和人

リリース:1980年9月25日(テイチクレコード / ユニオンレコード)

★チャート最高順位
週間3位、1981年度年間13位(オリコン)

「愛はかげろう」は1980年9月に発売された三浦和人、中川敏一からなるデュオグループ、雅夢のデビューシングルです。

彼らが1980年5月開催の『第19回ヤマハポピュラーソングコンテスト』に出場して優秀曲賞を受賞した曲でもあります。

1981年度のオリコン・シングルチャートでは年間ランキング13位、売上枚数は58.8万枚を記録しました。

 

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雅夢「愛はかげろう」の歌詞の意味を考察

この曲の歌詞は別れた男女の関係を主人公の女性の目線で書かれています。

1980年9月に発売されたこの曲は秋の物悲しさと長雨が失恋の涙を思わせる表現から始まります。

この恋愛は非常に短く、かなり前に終わったものなのでしょう。

 

そのことが分かるのは、忘れ去られたような部屋の隅には確かに彼が居たはずなのに、その姿がもう朧気(おぼろげ)であると彼女が感じていることです。

2人で過ごした部屋は、今では主人公の女性がひとりきり。

すっかり冷え切り、彼が居た温もりも感じられません。

季節も秋になり寒さが身に染みるのは、季節のせいなのか、1人でいるこの部屋の広さから来るものなのか。

 

このように彼がこの部屋を出ていってから時間が経っていることが想像できます。

更にタイトルにある「かげろう」の言葉が、短い恋愛であったことと、女性の未練を感じさせるものを表しています。

その訳は「かげろう」が、ひらがなで書かれていることはふたつの意味を持っているからです。

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ひとつは陽炎(かげろう)。地面から炎のような揺らめきが立ち上るゆらゆらしたものです。

この意味は燃え上がるような恋愛をした後のまるで残り火のように揺らめく未練。

2人の愛が終わったあとも心の中にくすぶる愛の炎が残っている未練を感じさせる表現です。

燃え上がる愛が大きいほど陽炎も長く残る。そのように感じる表現です。

 

女性は彼から別れを告げられました。

いつもより優しい態度の彼に不安を感じます。

そして、予感は的中するのです。

なぜ、男性はこういう時に余計に優しくなるのだろう。

彼が吐くタバコの煙がまるで嘘を着く前のため息のように見える。

 

一方的に別れを告げようとする男性が、その言葉を発する前にタバコで誤魔化すように吐く煙を見て彼女は気づいてしまいます。

振られた側には未練が残ってしまう。

ここに女性の愛が、陽炎としてゆらゆら残っているという表現になっているのだと思われます。

 

そしてもうひとつの意味は、蜻蛉(かげろう)です。

蜻蛉は秋の季語でもあり、寿命が短い生き物です。

儚ないものの例えとして使われています。

ここでは2人の短い愛の期間を表すものとして使われています。

非常に熱く燃え上がった愛は冷めるのもあっという間だった。

まるで蜻蛉の命のように短いものだった。

倖せだったかと言われれば短すぎて悲しさの方が勝る。

「別れはいつも背中合わせに」と言う文言がありますが、彼女の中には愛し合っていたとしても必ず別れがやってくる事が当たり前のように感じていたようです。

 

また、この歌詞では「幸せ」と言う漢字ではなく「倖せ」と人偏(にんべん)を入れたものを使っています。

意味としては「幸」は自分自身の幸せであり、「倖」は人との繋がりを持った幸せだと解釈することもあるようです。

 

敢えてこの「倖」を使った意味としては、彼女は何度もこのような経験をしたからこそ男性のいつもより優しい態度に不安になり、やはり別れるのだと分かってしまう。

彼女はこの恋愛に限らず、いつも恋愛を蜉蝣(かげろう)のように例えて短く儚いものだと思っていたのかもしれません。

 

そしていつも泣くのは女性なのだ、と彼女は考えています。

すると、いつか別れてしまうのではないか。

振られてしまうのではないか。

そうした不安が常にあり、心から幸せと感じることが出来なかったのかもしれない、と考えることが出来ます。

 

しかし、逆に男性としてはこの愛にどこか日々不安に感じている彼女を見ることで、心が離れていってしまった可能性も否定できません。

お互いに幸せを信じ合い愛し合うことが「倖せ」として大切だったのだでは無いか。と感じさせられるものがあります。

 

歌詞を考察し、この「かげろう」という言葉の2つの意味から読み解ける歌詞は、日本語ならではの情緒が感じられます。

彼女の長雨のような涙もいつしか枯れる頃、陽炎(かげろう)として揺らめいていた愛の残り火も消える日が必ず来るのです。

冬が過ぎ、また春が来る頃、今度はかげろうではない倖せを掴んで欲しいと思います…。

 

まとめ

雅夢「愛はかげろう」の歌詞の意味を考察しました。

別れた男女の関係を主人公の女性の目線で追憶する内容になっています。

綺麗な日本語で飾られた歌詞は彼女の彼氏との別れ、残された彼女の部屋や心の内を繊細に描いており、その美しさにため息が出てしまうほどです。

 

曲のタイトルに使われている「かげろう」も地面から立ち上がる残り火のように感じられる陽炎(かげろう)と、寿命の短い儚い生物である蜻蛉(かげろう)の2つの意味がかけられており、情緒が感じられます。

ややもすると悲しい内容になってしまいそうですが、綺麗な日本語の歌詞とボーカル、随所に流れる美しいピアノの旋律などが相まって磨きがかかり、まるで美しい宝石のように光り輝いているようです。

まさに後世に残したい昭和の名曲のひとつだと思います。

 

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