この記事は、インナーチャイルドカードの意味と特徴、使い方や感想を紹介します。
このカードは、あなたの内なる子供に向き合い、メッセージを受け取り、癒し、あなた自身を解放していくためのツールです。
これを読めば、インナーチャイルドカードの意味と特徴、使い方や感想を知ることができます。
それでは、カラフルで穏やか、優しい気持ちになれるインナーチャイルドカードの魅力をお伝えします。
インナーチャイルドカードの意味と特徴は?
インナーチャイルドカードは、あなたも子供の頃から親しんできたおとぎ話や童話をモチーフにした心理学的要素を持つ78枚のタロットカードです。
インナーチャイルドという言葉はスピリチュアルに関心のある方であれば一度は耳にされたことがあることでしょう。
インナーチャイルドは日本語に訳すと「内なる子供」になります。
子供の頃に感じたネガティブな気持ちを今も持ち続けている潜在意識の一部分が、大人になってもその思考パターンや行動を繰り返してしまう。
こうしたことを心理学的にはインナーチャイルドと呼んでいます。
例えば幼少期に厳しい家庭で育った場合、大人になっても厳しい環境で頑張らなければいけないような現実を選んでしまったり、親と似たタイプのパートナーを選んだりするなどです。
また、必要以上に相手に気を使ったり、ごめんなさいが口癖だったり、いつも自分が悪いと思ってしまったり、できるだけ人と関わりたくないと思ってしまう。
そうした場合にはインナーチャイルドが原因となっていることがあるかもしれません。
心の傷をそのままにしておくとエスカレートして人格障害や自傷行為、アルコール依存症などに陥ることもあります。
インナーチャイルドに必要な癒しを与えることは、安心して生きていくために欠かせないことだと言えます。
このカードの作者はアメリカで国際的な占星術師、タロット学者、フラワーエッセンスの実践家として活躍中のイシャ・ラーナー氏とマーク・ラーナー氏です。
タロットカードの神秘性と知恵におとぎ話の純粋さを融合させた、あなたの潜在意識(インナーチャイルド)と向き合うためのツールとなっています。
カードのアートワークはカラフルですが静的で穏やかな印象です。
タロットカードで怖がられる悪魔や死神のカードも、インナーチャイルドカードでは童話のワンシーンのように描かれているだけなので怖くはありません。
誰が使ってもやさしい気持ちになれるカードですので、俯瞰的に自己を見つめるセルフセラピーのツールとして使えるカードだと感じます。
インナーチャイルドカードの使い方は?
インナーチャイルドカードを初めて見た人は、おそらくその大きさに驚かれるでしょう。
官製はがきより若干小さいサイズと言えばイメージしやすいかもしれません。
そのためやや扱いづらくてシャッフルしている時も何となくぎこちない仕草になってしまいます。
それは大人の道具を子供が使っている時の様子にも似ています。
もしかすると作者はあえてその感覚を思い出させようとしているのかもしれません。
また、そうしたサイズにすることで、ひとつひとつの動作を丁寧にすることになるため、流れ作業のようにカードを扱ってほしくないということなのかもしれません。
実際に使うに当たってはまず、落ち着ける場所の確保と「インナーチャイルドとつながる」気持ちを持つことが必要です。
あなたの心の中にいる幼い子供に、やさしく話しかけるような気持ちでカードに向かうとよいでしょう。
解説書にはいくつかのオリジナルスプレッド(複数枚を使ったカードの展開法)が紹介されていますが、多くのカードを使いますので解釈が少し難しいです。
最初は1枚ずつ引いて、インナーチャイルドが何を伝えようとしているのかを理解していく事から始めましょう。
カードはどのような引き方をしてもかまいませんが、引いたカードをテーブルに置いてじっくり観察して下さい。
絵札にはおとぎ話のワンシーンが描かれていますが、どんな物語だったか、子供の頃にその物語をどう感じていたかを思い出します。
また、そのカードを見た瞬間に何を感じたかも大事なことです。
絵柄に違和感を感じた時は、どの部分をどのように感じたかも大事なことです。
気になる場所には必ず何らかのヒントがあるので、その部分を紙に書き出して深掘りしていくのもよいでしょう。
解説書は、心理学的な考察を得るための参考情報とします。
そして最後になぜインナーチャイルドがこのカードを出してきたのかをよくよく考えてみて下さい。
それがインナーチャイルドと繋がるということです。
1枚引きに慣れてきたと感じる頃には、解説書に紹介されている複数枚を使ったスプレッドを試してみて下さい。
きっとその頃には心を開き始めたインナーチャイルドがいろいろなことを教えてくれると思います。
インナーチャイルドカードを使った感想は?
それでは実際に1枚引いてみますが、今回は自分自身のインナーチャイルドに声をかけながら引いてみようと思います。
「〇〇ちゃん(子供の頃に呼ばれていた名前)、こんにちは。今あなたが私に伝えたいことは何ですか。」
このような呼びかけをしてから1枚引きました。
永遠の少年であるピーターパンが船に乗って出航しようとしています。
大きな満月は今が船出のタイミングだと教えてくれているようです。
この絵札のピーターパンは帆を張り旗を掲げて、しっかりと前を見ています。
そして左下に描かれているウェンディ達も彼の船を指さして乗り込もうとしています。
彼らに不安や迷いはありません。
自信と希望に満ちたカードだと思いました。ちなみに伝統的なタロットカードでは大アルカナの戦車にあたるカードです。
続いて解説書を見ると、そこには「理想と現実とのバランス」というタイトルが書かれていました。
解説は心理学的な説明がされているので少し難しく感じますが、要するに理想と現実の中道を歩くことが勧められていました。
しかし、それは堅苦しい事ではなくて「日常的な安全や安心を求めるのは当然なことですが、夢を描いて空想、冒険をする自由を自分自身に与えてください。」というメッセージです。
インナーチャイルドが何を伝えようとしているのかを考えてみました。
船は遠くを旅するための乗り物なので「目先のことばかり考えないで、もっと夢や希望を持ってほしい」と伝えたいのかもしれません。
確かにこのまま年齢や環境を理由にして受け身で過ごしていれば、結局何も冒険することなく人生は終わってしまいそうです。
そのことをインナーチャイルドはつまらないと思っているのかもしれません。
これからはインナーチャイルドカードを使って、もっと自分の内なる声に耳を傾けて自分らしく生きてみようと思いました。
インナーチャイルドカードをお勧めの方は?
インナーチャイルドカードは幼い頃の心の傷によって生まれた思考パターンや行動と向き合って癒し、あなた自身を解放していくためのツールです。
幼少期につらい体験をした方は、このカードを使い続けていくことで何らかの変化と癒しがあると思います。
また自分のことが好きになれない方やすぐに自分が悪いと思ってしまう方は、このカードを使うことで自身のインナーチャイルドに気づくことができるでしょう。
その他、童話やおとぎ話が好きな方や心理学に興味のある方、セラピストとして活動されている方にとっても有益なカードだと感じます。
ただしカードの絵柄から素直にメッセージを受け取ろうとする感性と、幼少期の自分を心理学的な目で観察して自らを癒していこうとする姿勢は必要です。
心の中に閉じこもっているインナーチャイルド(内なる子供)に声をかけて迎えに行く。
幼い頃に感じた気持ちをもう一度味わって受け容れる。
そして解放する。
幼いころの心の傷を癒すことができるのは結局、今のあなた自身なので、そういう意識を持って使っていくことで効果を感じられるカードだと思います。
まとめ
インナーチャイルドカードの意味と特徴、使い方や感想などを紹介しました。
インナーチャイルドカードは、あなたが子供の頃から親しんできたおとぎ話や童話をモチーフにした心理学的な要素を持つタロットカードです。
このカードの作者はアメリカで国際的な占星術師、タロット学者、フラワーエッセンスの実践家として活躍中のイシャ・ラーナー氏とマーク・ラーナー氏です。
タロットカードの神秘性と知恵におとぎ話の純粋さを融合させた、あなたの潜在意識(インナーチャイルド)と向き合うためのツールとなっています。
カードのアートワークはカラフルですが静的で穏やかな印象です。
誰が使ってもやさしい気持ちになれるカードですので、俯瞰的に自己を見つめるセルフセラピーのツールとして使えるカードだと感じます。
使い続けることでインナーチャイルドと繋がりやすくなるカードです。
ただし、カードの絵柄から素直にメッセージを受け取ろうとする感性と、幼少期の自分を心理学的な目で観察して自らを癒していこうとする姿勢は必要です。
幼いころの心の傷を癒すことができるのは結局、今のあなた自身なので、そういう意識を持って使っていくとより効果を感じられるカードだと思います。
この記事を読んでインナーチャイルドカードに興味を持っていただけましたら幸いです。
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