この記事は日本の神託カードの意味や特徴、使い方や感想、お勧めの方を紹介します。
日本の神託カードは森羅万象に宿る神霊や精霊をテーマにしたカードです。
あなたもこれを読めば、日本の神託カードの意味や特徴、使い方や感想、お勧めの方を知ることができます。
それでは森羅万象に宿る叡智につながる日本の神託カードの世界へご案内します。
オラクルカードとは?
雑誌の占いページ、テレビ番組の占いコーナーなど、日常生活で”占い”に接する機会は少なくないですね。
”占い”というと、霊視のように何かが見えたり感じられる人だけができるもの、というイメージではないでしょうか。または、専門知識がないとできない、という感じでしょうか。
占い師の方がよく使う「タロットカード」は、一般的に枚数が78枚1組と決まっており、絵柄の意味や占い方などのルールがあり、基本的にはそれに従って占います。
しかし、「オラクルカード」は絵柄も枚数も決まっておらず、引き方にもルールはなく、誰でも手軽に使うことができる占いツールです。
絵柄が決まっていないのでテーマも幅広く、妖精や天使、ユニコーン、および花や月のように自然を扱ったものまで多種多様です。
たくさんのオラクルカードの中から、ピンとくるもの、なぜか惹かれるものなど、自分のお気に入りを見つけるところも楽しみの一つです。
日本の神託カードの特徴と使い方は?
このブログでは多くのオラクルカードを紹介していますが、「日本の神託カード」は他のカードとは少し趣きが異なります。
一般的な海外で作られたカードは、天使やマーメイドなどがモチーフで、西洋的でやわらかい印象の絵柄が多いですね。
日本の神託カードは大野百合子さんが作られた、いかにも日本的なカードです。
「日本の神様がモチーフのカードがあれば良いのに…」というオラクルカードファンの声に応えて2008年の「日本の神様カード」に続き、2012年に発売されました。
まさに日本人による日本人のためのオラクルカードですね。
不朽の名作「千と千尋の神隠し」にも登場しましたが、”八百万(やおよろず)の神”という言葉をご存知でしょうか?
島国で豊かな自然に囲まれた日本では、古くから大地・海・山、月・星・風など自然の至るところに神霊や精霊が宿ると信じられてきました。
そうした存在たちをテーマにこのカードは作られています。
また、このカードは全部で53枚あります。
13枚ずつの4つのジャンルに分かれたカード、そして御霊カード1枚の53枚です。
4つのジャンルは次のとおりです。
1.神々のカード
:生活に関わりの深いパワフルな神霊のエネルギー
2.精霊たちのカード
:日本各地の妖精や精霊たちのエネルギー
3.生命のカード
:日本各地の動物や植物、昆虫などの生命を持った存在に宿るスピリットのエネルギー
4.大地のカード
:滝や祭り、富士山や青森のピラミッド、北海道の洞窟など実際の場所のエネルギー
このカードを初めて使うときは、このカードには神様や精霊たちのエネルギーが込められているため、1枚1枚手に取り、絵を眺めながら、そのエネルギーと繋がるところから始めます。
使えば使うほど、カードとの信頼関係ができて、精霊と仲良く共鳴していけます。
参考までに一般的なカードの引き方を一例として紹介します。
1.利き手と反対の手でカードを持ち、利き手でカードをコンコンと軽く叩く。
(古い質問をリセットし、新たな質問を始めますよ、というサイン)
2.心を落ち着け、質問を思い浮かべる。
3.カードをシャッフルする。(トランプのように切ったり、机に広げて混ぜたり、方法は自由)
4.充分にカードが混ざったら、カードを引く。
(1枚だけ引いたり、3枚引いて繋げてメッセージを受け取ったり、方法は自由)
5.カードの絵柄や書いてある文字、そしてガイドブックを読んでメッセージを受け取ります。
日本の神託カードを使った感想は?
早速カードを使ってみましょう。
今回は読み方も簡単な1枚引きで、筆者に必要なメッセージを受け取ってみます。
引いたカードは「瞑想する洞窟」です。瞑想・恐れの開放・変化を意味する、”大地のカード”の1枚です。
両腕を丸い形に曲げた体の柔らかそうな女性が、青い光を全身で包み込んでいます。青い光は魂のような、心の奥深くにある、普段は触れられない領域を表している感じがします。
自分で自分を優しく包み込んでいるような絵柄は、まさに自分と向き合う”瞑想”を思い出させます。
このカードのメッセージをガイドブックより引用します。
”瞑想する洞窟”
怖がらずに私の中に入っていらっしゃい。あなたに静寂と安心をあげましょう。何も恐れることはありません。
私の中にいても、あなたから輝く光がすべてを照らすでしょう。ここは愛を感じる場所。私から旅立つ時、あなたは生まれ変わるのです。
以下はこのカードに対して筆者が読み取ったメッセージです。
『日々の忙しさに追われて、ゆっくり自分と向き合う時間が持てていないのではないでしょうか?外側にばかり向かっている意識を、一度内側に向けてみましょう。
瞑想は心身を統合し、自分の進みたい方向を見つけたり、見失わないようにしたりするために大切な作業です。
もし日常的に物事が滞っているなぁ、スムーズに進めないなぁと感じているなら、本来進むべき道から少し外れているのかもしれません。
一人になれる場所と時間を見つけ、目を閉じて静かに瞑想をしてみましょう。キャンドルを灯すのも良いですね。ゆらめく炎には浄化の作用があるともいわれています。
ゆったりとした時間を持つことで、潜在意識への扉が自然と開かれ、自分の本当に求めているものに気づけることでしょう。
このカードに描かれた”洞窟”は、地球の子宮ともいわれています。
母親のお腹の中で大切に守られて、大きな愛に包まれていた時のことを思い出しましょう。
自分でも気づかなかった心の傷が癒され、奥に眠っていた恐れが消えていきます。内側から輝くあなたの光に共鳴し、現実に見える世界も少しずつ変化していきます。』
以上が筆者が受け取ったメッセージです。
このメッセージを受けて、日々の「やらなければならないこと」に追われて、ゆっくりと自分自身に向き合う時間が持てていないことに気がつきました。
これができないとダメだ、こんなこともできない自分は能力がない、と自分を責めるのではなく、「ただ今ある自分」を認めて受け入れることが必要なのではないでしょうか。
毎日多忙に生活しながら喜怒哀楽を感じる自分と、片時も離れずに傍にいてくれているのは誰でしょうか?何を隠そう、自分自身ですよね。
こんな風にいつも寄り添って見守ってくれている自分自身を、ありがとうの気持ちで優しく包み込んでいきたいと思いました。
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日本の神託カードをお勧めの方は?
冒頭でもお伝えした通り、このカードは日本人の、日本人による、日本人のためのオラクルカードです。
この記事をお読みになれる方、全般にオススメしたいのですが、下記に複数当てはまる方は、特にお勧めしたいです。
このカードと相性が良く信頼関係が結べるでしょうから、あなたにぴったりのメッセージをいただくことができそうです。
☆ 日本人の方全般
☆ 神社・仏閣巡りが好きな方
☆ 自然と触れ合うことが好きな方
☆ 日本古来の神様に対する考え方に興味がある、賛同できる方
☆ 新しいことを始めたり、迷っていることに対して何かヒントがほしい方
まとめ
日本の神託カードの意味や特徴、使い方や感想、お勧めの方などを紹介しました。
オラクルカードは、専門的な知識や勉強がなくても、手軽に使うことのできるツールです。
たくさんのカードが発売されていますが、一度この「日本の神託カード」を手に取られてみてください。
日本古来の神様や精霊たちのパワーが込められたこのカードに、他のカードにはない親近感を感じる方もいらっしゃることでしょう。
八百万の神様たちは自然に溶け込み、日々私たちを静かに見守ってくださっています。
心を落ち着けてカードを引くことで、心がふっと温かくなるようなメッセージをいただいて、明日からの活力にしていきませんか?
引いたカードのゆかりの地に、実際に足を運んでみることも、このカードの楽しみ方の一つです。
きっとそこには、あなたを癒すパワーが満ちているに違いありません。
「日本の神託カード」に少しでもご興味を持っていただけたら幸いです。
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