ロータスカードの意味と特徴、使い方や感想は?法華経の知恵のカード! | カモシカおやじの趣味ブログ

ロータスカードの意味と特徴、使い方や感想は?法華経の知恵のカード!

オラクルカード
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この記事は法華経の智慧を日常に活かすロータスカードの意味と特徴、使い方や感想などを紹介します。
このカードは使っていくうちに自然と法華経の知識が深まるようになっています。
それでは法華経の智慧を日常に活かすロータスカードについてご紹介していきます。

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ロータスカードの意味と特徴は? 

ロータスカードは、日蓮宗僧侶・大法院住職の草野妙敬(くさのみょうけい)氏によって作られました。
法華経の中の6万9千384文字という妙法蓮華経を含む「法華三部経」の教えに触れているオラクルカードです。

法華経とはお釈迦様が出家された後、菩提樹の下で多くの弟子たちの前で説かれた教えで、人は誰でも平等に成仏できると説かれています。

そして法華経は「今をいきいきと生きるための智慧」であり、私たち人間は過去でも未来でもなく「今を生きる」ことが大切なのだと教えています。

法華経は聖徳太子の時代に仏教とともに伝来して、今日でも天台宗と日蓮宗で大切にされているお経です。

ロータスカードの著者の草野妙敬氏は二児の母親でもあります。

東京都の日蓮宗寺院に生まれて、結婚してからは家事育児が中心の生活をされていましたが、僧侶である父親の急病を機に突然出家することになりました。

 

「僧侶となりこれから具体的に何をしようか?」と思った時に、内なる声が「みんな自分の中に答えがある。自分自身で望む人生を創造する力がある。僧侶が教えてあげる、救ってあげる、ではなく自分自身で自分の中にある仏種を花開かすために法華経を活かす。」と伝えてきました。

そして草野氏は法華経の智慧をオラクルカードにすることを思いつきましたが、法華経の教えは膨大のため、どのようにオラクルカードとしてまとめればいいのか、途方に暮れてしまいました。

ですがそこは仏様のお力添えもあるのでしょう、草野氏の想いに賛同した方々のご尽力の結果、すばらしいカードが完成しました。

ロータスカードの作画は、おもにフォトグラファーとして活動中のひろんさん、そして監修は身延山大学長であり修性院住職の浜島典彦さんです。

その他僧侶である坂井是真さんのご指導と河野珠万さんが製作にあたって協力されています。

 

ロータスカードの特徴ですが、草野氏はこのように表現されています。

・仏教に初めて触れる方にもわかりやすい。

・日常に活かせる。

・慈悲慈愛のエネルギーが感じられる。

 

カードの絵柄は穏やかでシックな感じを受けます。

そして心に灯をともすような優しさが感じられます。

​蓮の花や自然の姿ををモチーフにした美しい絵と、法華経の文言が描かれた49枚のカード、それから232頁という厚さのカードの解説書が1箱に収められています。

解説文は現代に生きる私たちにわかりやすいように工夫されています。1枚のカードについて、およそ4ページにわたって解説されているので読み応えがあります。

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ロータスカードの使い方は? 

ロータスカードの使い方には「基本編」と「展開編」があります。

解説書によると、基本編は「自由に引く」と書かれています。

自分の感覚を大切にして、どうぞ自由に引いてください。一回に何枚引いても、一日に何度引いてもかまいません。

 

しかし、自由にと言われると、かえってどのようにしていいかわからないものです。

解説書には初めての人向けに、カードの引き方の一例が紹介されています。

・深呼吸をして呼吸を整え、気持ちを落ち着けます。

・何のためにカードを引くのか、質問を明確にします。

 

たとえば「〇〇について悩んでいます。この件を解決するために、どうしたらいいでしょうか」、「とくに心配事はありませんが、今の私に必要なメッセージは何でしょうか」、そのように念じてカードを引きます。

カードを引く前に、トランプの札をシャッフルする感覚でシャッフルします。

途中で飛び出してきたカードがあれば、それが今のあなたに必要というメッセージですから、そのカードからのメッセージを受け取ってください。

カードが飛び出してこない場合は、一旦好きなタイミングで手を止めて、一枚選びます。

引いたカードがピンとこない場合は、「このカードの理解を助けるため」と意図して、もう一枚カードを引きます。カードを引く枚数に制限はありません。

一方、展開編は「仏教色豊かに引く」と書かれています。

仏教色というのは、三世(過去、現在、未来)、または因、縁、果(原因、条件、結果)をみていくことです。

この場合は三枚引きとなります。

・まずは合掌して、静かに目を閉じます。それから「すべてを妙法蓮華経にゆだねます。」という意味の「南無妙法蓮華経」をお唱えします。

・それから基本編と同じようにカードをシャッフルして、3枚カードを選びます。カードは左から右に向かって順番に並べます。

内容の一例としては、「現在抱えている問題について、①何が原因で、②現在このようになっているのか、③このままだとどうなりそうか、気づくためのヒントをください」と念じてカードを引きます。

 

他には自分自身の魂の成長について、過去、現座、未来といった形で、それぞれの時点のテーマを見ていくこともできます。

ひとつ気をつけなければならないのは、カードが伝えるメッセージは予言ではないということです。
未来は原因に対する結果です。たとえ良いカードが出たとしても慢心すれば逆に結果が変わります。

そして思わしくないカードが出た時も、回避のための行動を起こせば未来は良くなります。

カードの結果に一喜一憂するのではなく、よりよい未来のためにどう行動していくか、そのためにカードからのメッセージを参考にしていくのがロータスカードの正しい使い方です。

ロータスカードを使った感想は?

それでは実際にロータスカードを一枚引いてみます。

深呼吸をして、「今の私に必要なメッセージは何でしょうか。」と念じてからシャッフルしました。

そうして飛び出してきたのがこちらのカードです。

43.哉漂流巨海 龍魚諸鬼難 念彼観音力 波浪不能没

少し長くて難しそうな文言ですね。

絵柄を見ますと、亀が仏様の塔のようなものを甲羅の上に乗せて海の中を泳いでいます。

見るからに重そうですし表情は少し険しく見えます。

 

そして背後には月のようなものが見えますから、なにか感情的な問題を抱えているのかもしれません。

海にも大きなうねりがあって、この亀はうねりの中に巻き込まれているように見えます。

おそらく精神的な苦境に耐えている様子が描かれているのでしょうが、注目すべきは亀の甲羅の上の塔の頂上には蓮の花が咲いているのです。

 

蓮の花は仏教では悟りの象徴とされています。ということは、今抱えている精神的な苦痛が魂を成長させていると伝えているのでしょうか。

このように想像してから解説書を読んでいきます。

 

解説書にはこの文言の読み方や出典の他に、キーワードが書かれていています。

キーワード:欲望、怒り、嫉妬から自分を救う。

感情をコントロールしようと頑張るのではなく、モードを変えるという新しい技で、自らを助ける。

先ほどの文言にくらべて格段にわかりやすいですね。

つまり怒りや妬みという感情が湧き上がった時に、それを理性で抑えつけようとすべきではないということです。

 

それではモードを変える新しい技、とは一体何でしょうか。

そのことについては【メッセージ】として詳しく解説されています。

さらに元々の文言についても【文言の説明】として解説されています。

ロータスカードは一枚一枚このように丁寧に具体的に解説されているので、抽象的でなんだかよくわからなかったということはありません。

 

もちろん法華経の教えは深いので、そのカードの解説を読んだだけで完全に腑に落とせるかどうかは保証できません。

しかし、何度もカードを引いて解説書を読んでいくうちに、段々と理解が深まることでしょう。

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ロータスカードをお勧めの方は?

ロータスカードは、日本人が法華経の智慧を学ぶにはとても良いカードです。

法華経は、たとえ宗派が違っても、仏教徒でなくても、およそ1400年という長い間、日本で大切にされてきたお経ですから知る価値は十分にあります。

私たち日本人は、自分の宗派にかかわらずお葬式には参列します。

そしてお盆やお彼岸といった行事も当たり前として受け入れているので形だけでなく智慧を知っていくことも重要なことでしょう。

 

また仏教の教えを日常生活に生かしてみたいと思う方にはもってこいのカードです。

ロータスカードの解説書は、わかりやすいですし読み応えがあります。

鞄に忍ばせて、空き時間に少しずつ読んでいけば法華経の中の大切な教えを学ぶことができます。

それからロータスカードを引くことにより、日常生活の中にわずかでも静寂を取り入れることができます。

 

私たちの生活は慌ただしくて、意識しなければ流されていく一方です。

人生は自分で舵をとらなければ、思うようにはなりません。

そして過去や未来を思い煩うのでななく「今をいきいきと生きる」ことで人生を輝かせようと智慧を授けているのが法華経です。

まずはロータスカードを使って、今を生きることを始めてみてはいかがでしょうか。

 

まとめ

法華経の智慧を日常に活かすロータスカードの意味と特徴、使い方や感想などを紹介しました。

ロータスカードは法華経の文言と蓮の花や自然の姿を中心としたモチーフが描かれた49枚のカードです。

カードの絵柄は穏やかでシックな感じを受けます。そして心に灯をともすような優しさが感じられます。

 

法華経の中の6万9千384文字という妙法蓮華経を含む「法華三部経」の教えに触れていて、現代を生きる私たちに必要なメッセージと智慧をわかりやすく伝えてくれます。

解説書が丁寧に詳しく書かれており、キーワードや現代風の解説の他に、文言の読み方や出典、文言自体の解説も知ることができます。

ロータスカードは、仏教に初めて触れる方にもわかりやすい、日常に活かせて慈悲慈愛のエネルギーが感じられるカードです。

ロータスカードを引いて、その文言の意味を考えて行動していくことは「今をいきいきと生きる」ことにつながります。

自分の人生の舵をとって、人生を輝かせてみようと思う方には大変良いカードです。

この記事を読んで法華経の智慧を日常に活かすロータスカードに興味を持っていただけましたら幸いです。

 

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