この記事は、セルフ・セラピーカードの意味と特徴、使い方や感想を紹介します。
このカードは、あなた自身の心に向き合って解決するための助けとなるものです。
これを読めばセルフ・セラピーカードの意味と特徴、使い方や感想を知ることができます。
それでは、柔らかな色彩のイラストとビジョン心理学にもとづきあなたを問題解決へと導く セルフ・セラピーカードの魅力をお伝えします。
セルフ・セラピーカードの意味と特徴は?
セルフ・セラピーカードはあなた自身の心を見つめてケアするためのカードです。
セラピーというのは、薬や外科手術に頼らない治療や療法のことです。
心と体に働きかけることで自然治癒力を高めて、心身の状態を改善していくことを目的としています。
作者は心理学者でありセラピストでもあるチャック・スペザーノ博士ですが、博士はビジョン心理学を1970年代に提唱したことで知られています。
ビジョン心理学というのは、人間の魂の進化に重点を置き、それを図表化することでわかりやすくしていることが特徴です。
一人一人の意識の働き方や思考パターンによって何度も繰り返される問題の中に隠れている罠やギフト(恩恵)を視覚化することで気づきを与えます。
そして、それを乗り越えて新しい生き方や幸せになる方法を見つけ出して、創造的に生きていこうとすることを提唱しています。
このセルフ・セラピーカードは、博士の25年以上の仕事の中から生まれたものですが、ビジョン心理学の理論が48枚のカードにわかりやすくまとめられています。
カードを引くだけで、今悩んでいることの本当の原因を知り、何を癒すべきか、そして問題を乗り越えた時に何が得られるかが分かるようになっているのが特徴です。
イギリスのイラストレーターによって描かれた絵は、柔らかいタッチで描かれていて、全体的に穏やかな印象です。
そしてイラストは一見シンプルに見えますが、注意深く見ると色々なことを示唆していますので、向き合うほどに気づきを受け取ることができるカードだと感じます。
このカードはタロットカードやオラクルカードと似ているように見えますが、実際にはかなり違います。
タロットカードやオラクルカードは見えない存在からのメッセージを受け取るためのものですが、セルフ・セラピーカードはあなた自身の心の深い部分を写し出します。
つまりあなた自身と向き合うためのカードなのです。
「すべての答えはあなたの中にある」と言われますが、どのような問いかけにも、まるで心のひだに触れたかのような正確さと深い答えを示してくれる、セルフセラピーカードはそんな不思議なカードです。
でもそれはあなた自身の深い部分があなたに示した答えでもあるのです。
セルフ・セラピーカードの使い方は?
セルフ・セラピーカードの使い方は簡単です。
一般的なタロットカードやカードゲームと同じようにカードを引いて並べます。
そして解説書を読みます。
並べ方は目的別にいろいろ紹介されていますが、問題解決の並べ方、人間関係の並べ方といった日常に関わるものから、魂のリーディングといった深淵なものまであります。
中にはすべてのカードを使うやり方だけではなくて、特定のカードだけを使うやり方もあります。
48枚のカードはポジティブ群とネガティブ群の二つに分かれています。
ネガティブ群は罠のカード、ポジティブ群はヒーリングのカードとして扱います。
そしてカードは6色に色分けがされています。
具体的にはネガティブ群は黒色(被害者)・オレンジ色(人間関係)・青色(無意識)、ポジティブ群は緑色(癒し)・ピンク色(才能、贈り物)・白色(恩恵)になります。
カードの枚数は各色8枚となっています。
このカードはポジティブとネガティブに、はっきりと分けられています。
曖昧さがないので分かりやすくていい反面、時にはネガティブな罠のカードを引いて落ち込むことがあるかもしれません。
しかし、チャック・スペザーノ博士は「問題は罠に気づいた時点で、すでに7割が解決している。残り3割は具体的に行動していくことで解決していく。」と言われています。
ですからネガティブなカードが出た時には、今が乗り越えるべきタイミングであると考え、成長する機会が与えられているのだと前向きに捉えていくべきでしょう。
解説書は頑丈なハードカバーで冊子のようです。
A5サイズで232ページほどありますが、字が大きくて読みやすい上、わかりやすい言葉で書かれています。
ただし心理学がベースなので、言葉は簡単でも多少理解に時間がかかりそうな箇所もあります。
セルフ・セラピーカードは日常のちょっとした問題にも、あなたの人生に関わるような大きな問題にも使うことができます。
また問題以外でも「あなたらしく生きるにはどうすればいいか」といった質問にも答えをくれるカードです。
セルフ・セラピーカードを使った感想は?
それでは実際に使ってみましょう。
今回は1枚引きにしますが、1枚引きはポジティブ群のカードのみ使用すると解説書に書かれています。
それはネガティブで終わらせないための配慮だと感じます。
カードの中からポジティブ群の緑、ピンク、白色のカードを選んでシャッフルします。
そして気になる一枚を引きます。
質問は、「このセルフ・セラピーカードを使うにあたって、私は何に気をつけるべきでしょうか。」にしました。
今回引いたカードはこちらです。
「34 インスピレーション」
イラストを見ると一人の男性が鳥の翼の形をした凧のようなものを背中につけて飛んでいます。
男性は風に乗って気持ちよさそうに見えます。
地上には彼と同じ布を持った人が何人かいますが、彼らは布をきちんと並べることに一生懸命で、その布を使って飛ぶことは考えていないようです。
解説書には、次のようなことが書かれていました。
答えを得るために、分析したり思索する必要はありません。
インスピレーションは計画の必要性を超越しています。
インスピレーションのために特に何もする必要はありません。
ただひらめきを受け取る意欲は必要です。
受け取ることを強く意識してください。
インスピレーションは答えと共にひらめきのエネルギーをもたらします。
あなたはそのエネルギーに運ばれるだけで、何の労力も必要ないのです。
これはあなたへの贈り物です。答えがあなたのところにやってくるように心を開いて受け入れましょう。
要約するとこのような感じです。
カードとしっかり向き合うことは大事ですが、わかろうと努力する必要はなくて、カードからの答えを受け入れる事だけを意識すればよさそうです。
たとえその時に意味がわからなかったとしても、きっと後から大きな気づきがもたらされるということなのでしょう。
感想ですが、さすが心理学者が作ったカードだけあって一枚引くだけでも気づきを得られるカードだと思いました。
セルフ・セラピーカードをお勧めの方は?
セルフ・セラピーカードは、心理学がベースとなっているので、現在悩みや問題を抱えていて、それを解決したいと思っている人におすすめです。
特にいつも同じパターンの繰り返しで上手くいかない、負のスパイラルに陥っていると感じる方にはぜひ使っていただきたいカードです。
また心理学に興味がある方やタロット占いをされる方にもよいカードだと感じます。
解説書の中にはタロットカードのスプレッドを使った方法も書かれていますので、タロットカードとの相性も良さそうです。
また人間関係においてイライラした時や、相手の気持ちがわからない時にこのカードを使ってみるのもよいでしょう。
相手の気持ちの一端を知り、そしてあなたが相手にどのような態度をとるべきかがわかれば、ずいぶん気持ちが穏やかになるはずです。
何よりイライラした気持ちをカードに向けることで、周囲に八つ当たりをしなくてすみます。
誰にでも、どのような問題にもはっきりとした答えを見せてくれるので、常備薬のように本棚に置いておくのもよいカードだと思います。
まとめ
セルフ・セラピーカードの意味と特徴、使い方や感想などを紹介しました。
セルフ・セラピーカードはあなた自身の心を見つめてケアするためのカードです。
作者は心理学者でありセラピストでもあるチャック・スペザーノ博士です。
このカードは、博士の25年以上の仕事の中から生まれたもので、博士が提唱するビジョン心理学の理論をわかりやすく48枚のカードにまとめてあります。
カードを引くだけで、今悩んでいることの本当の原因を知り、何を癒すべきか、そして問題を乗り越えた時に何が得られるのかが分かるようになっているのが特徴です。
このカードはポジティブとネガティブに、はっきりと分けられています。
曖昧さがないので分かりやすくていい反面、時にはネガティブな罠のカードを引いて落ち込むことがあるかもしれません。
チャック・スペザーノ博士は「問題は罠に気づいた時点で、すでに7割が解決している。」と言われています。
ですからネガティブなカードが出た時には、今が乗り越えるべきタイミングであると前向きに捉えていくべきでしょう。
どのような問いかけにも、まるで心のひだに触れてきたかのような正確さと深い答えを示してくれる、セルフセラピーカードはそんな不思議なカードです。
それはあなた自身の深い部分があなたに示した答えであるのです。
新しい生き方を望む方、もっと創造的に生きてみたい方はセルフ・セラピーカードを使って、あなた自身と向き合ってみてはいかがでしょうか。
この記事を読んでセルフ・セラピーカードに興味を持っていただけましたら幸いです。
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