ザ・タイガース「花の首飾り」の歌詞の意味を考察!甘くメルヘンチックな名曲 

昭和歌謡
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この記事は、ザ・タイガース「花の首飾り」の歌詞の意味を考察します。

この曲は1968年に発売され、伝説のグループサウンズ・バンドである彼らの代表曲のひとつ。甘くメルヘンチックな雰囲気が素敵です。

それでは、ザ・タイガース「花の首飾り」の歌詞の意味を読み解きます。

ザ・タイガース「花の首飾り」はどんな曲

【花の首飾り】

アーティスト:ザ・タイガース

作詞:菅原房子

補作詞:なかにし礼

作曲:すぎやまこういち

リリース:1968年3月25日( 日本グラモフォン)

★チャート最高順位
週間1位、1968年度年間6位(オリコン)

男性5人のグループサウンズ・バンドのザ・タイガース。

彼らが、1968年に5枚目のシングルとして発売したのが「花の首飾り/銀河のロマンス」です。

最初はA面「銀河のロマンス」、B面「花の首飾り」で発売されましたが、すぐに「花の首飾り」が人気となり、「花の首飾り」をA面にして再発売されました。

この歌は、7週連続でオリコンシングルチャート1位に輝き、1968年度の年間ランキングでは6位、販売枚数は67.6万枚を記録しました。

また、この歌に魅了された多くの歌手が、後にこの曲をカバーしています。

 

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ザ・タイガース「花の首飾り」の歌詞の意味を考察

舞台は、とある北国の森林地帯・・。

季節は、晩春から夏にかけてでしょう。

この森林地帯の中には湖があって、湖岸の緑地には花々が一斉に咲き乱れています。

そこで、数人の乙女らが、楽しそうに花輪を作って遊んでいました。

 

その光景を、偶然通りかかった一人の青年が目撃します。

彼は、乙女らの中でもひときわ美しい一人に心奪われてしまいました。

 

“野の花々で作った「首飾り」を想い人にかけると、二人の愛は輪のように永遠のものとなる。

その地方には、そんな言い伝えがありました。

そこで青年は、その乙女が作っている花輪が、自分に向けて作られたものであったらと想像します。

 

そんな青年の熱い視線に、乙女も気が付いたのでしょう。

ふと、そちらに視線を移します。二人の視線が合った時、乙女は頬を赤らめました。

どうやら、彼女の方も一目で青年に恋をしてしまったようです。

 

しかし、だからといって二人は、すぐに歩み寄ろうとはしません。

青年の方は、乙女らに気軽に近寄れないただならぬ雰囲気を感じていました。

 

一方、乙女も仲間たちがいる手前、そこを抜け出ることが出来ません。

そこで、青年は、木の陰に身を隠し、彼女が1人になる時を待ちました。

 

やがて日が傾き、夕方になると、驚くべきことが起こります。

乙女らは、花々で遊ぶのを止めて、湖の中に次々と入っていき、なんと白い大きな水鳥へと変身したのです。

 

実は、それこそ、彼女たちの正体なのでした。

例の乙女も、迷いながら、最後に湖に入り、やはり変身します。

 

そして、そのまま仲間たちの方へ行こうとしましたが、ふと止まると引き返し、湖岸の水際まで移動してきました。

木陰から見ていた青年も、今この時と思って姿を現し、近付きます。

 

白鳥は、彼をじっと見つめ、そして先程まで自分が作っていた花輪を嘴(くちばし)の先で指し示し、それを自分にかけてくれるよう懇願しました。

 

白鳥の言う通りに行動する青年。

すると、白鳥は、たちまち先程の美しい乙女の姿に戻りました。

 

以上のように、この歌は、「白鳥」と人間の恋を歌った幻想的なものとなっています。

しかし、せっかく想いが叶ったのに、何故、乙女は泣いているのでしょうか。

それはおそらく、もう彼女は二度と「白鳥」には戻れないからだと推測されます。

彼女たちのからだの白は、純潔な乙女の象徴です。

 

彼女が青年と結ばれるということは、それを失うことを意味します。

そして、それを一度失えば、彼女はもう元の姿には戻れなくなるのです。

 

それに、鳥としての生き方を捨てた彼女は、もう仲間たちと共に過ごすことは出来ません。

寒い冬が来る前に、仲間らと共に暖かい南の地へ渡ることも叶わなくなります。

 

何故なら、人間になってしまえば、空を飛ぶ翼をも失うことになるからです。

しかし、それら全てを失っても、彼女は自分が愛した人と共に生きることを選びました。

それ程までに、青年を強く愛してしまったのです。

 

歌詞のストーリーは青年が白鳥の首に”花の首飾り”をかけて、白鳥が乙女の姿に戻ったところで終わっています。

この先の二人にはどんな未来が待っているのでしょうか・・。

 

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まとめ

ザ・タイガース「花の首飾り」の歌詞の意味を考察しました。

 

花咲く季節の北国の森林地帯の湖のほとり。

美しい乙女の姿に身を変えた白鳥が青年と出会い互いに恋に落ちます。

夕方になると乙女は白鳥の姿に戻ってしまいますが、先ほどまで作っていた花輪を自分の首にかけるようにと青年に懇願します。

 

その地方に伝わる言い伝え。

“野の花々で作った「首飾り」を想い人にかけると、二人の愛は輪のように永遠のものとなる。”

青年は花輪を首にかけると、白鳥は美しい乙女の姿にと戻ります。

青年との恋を選んだ白鳥は、白鳥の世界を捨て人間としての生き方を選んだのでした。

 

ところで、このような人外の存在と人間が結ばれる話を異類婚姻譚と言います。

その多くは、悲しい別れで終わるのが常です。

日本だと鶴の恩返しや天人女房、雪女、日本神話のトヨタマヒメの話、西洋だと、アンデルセンの人魚姫の話がそれに当たります。

この先もしかすると、この歌の二人には悲しい別れの結末が待っているのか思ってしまうかもしれません。

 

一方、この歌詞は新たに創作されたもので昔話ではありません。

ですから、乙女と青年の未来も必ずしも悲観的に考える必要はないと思います。

 

究極の選択をしてまで、青年と結ばれることを願った白鳥の、人間としての未来が、どうか幸せなものであることをお祈りします。

 

 

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