あべ静江「みずいろの手紙」の歌詞の意味を考察! | カモシカおやじの趣味ブログ

あべ静江「みずいろの手紙」の歌詞の意味を考察!

昭和歌謡
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この記事は、あべ静江「みずいろの手紙」の歌詞の意味を考察します。

1973年に発売されたこの曲は透明感のある歌声と丁寧に歌い上げる清楚なルックスが人々の心を捉え、人気となりました。

それでは、あべ静江「みずいろの手紙」の歌詞の意味を読み解いていきましょう。

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あべ静江「みずいろの手紙」はどんな曲

【みずいろの手紙】

アーティスト:あべ静江

作詞:阿久悠

作曲: 三木たかし

リリース: 1973年9月25日(キャニオンレコード)

★チャート最高順位
週間7位、1973年度年間98位(オリコン)

「みずいろの手紙」は1973年9月に発売されたあべ静江の2枚目のシングルです。

作詞・作曲は数多くのヒット曲を生んだ作詞:阿久悠、作曲: 三木たかしのコンビです。

「みずいろの手紙」はオリコンによると累計売上は約26.4万枚となります。

 

あべ静江「みずいろの手紙」の歌詞の意味を考察

透き通るような歌声、爽やかめの曲調で心地よく聴けるこの歌ですが、歌詞を考察してみたいと思います。

「お元気ですか?~今でもわたしの事を愛していると言ってくださりますか」

 

言葉遣いが丁寧で、女性が男性の事を尊敬している。

または、年上の男性だということが想像できます。

何かのきっかけで別れてしまった、離れてしまった2人。

 

「水色は涙いろ」

水色の便箋に男性に向けて手紙を書いています。

 

女性は泣きそうなくらい悲しい心を手紙に託そうとしています。

受け取った彼が、泣きそうな私を思い出してくれるようにわざと選んだ水色の便箋です。

ピンクや黄色のように可愛らしいものではなく、ここからも確かに未練が感じられてしまいますね。

 

手紙の内容は恨みなどを書くわけでもなく、日常の事を綴った手紙のようです。

書いていて感情が高ぶってしまうからというのもあるのでしょうが、手紙を書くことで寂しさを紛らわしています。

 

この時点で男性との接点はほとんどなく、彼と繋がっているのがこの手紙なのだと思います。

電話はこの時代、携帯やスマホは当然ありません。

 

未練があるのにも関わらず、あなたに逢いたい!と手紙に書いている様子はありません。

 

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既に逢えなくなってから2ヶ月が経っています。

「なおさらつのる恋心」

 

逢いたい、と思っているのですが、この後の歌詞では、彼女が逢いに行いたい、のではなく男性の方が逢いに来て欲しい・・。

待つしかないような書き方です。

 

この事から女性は恋人が他にもいる男性に恋をしてしまったのでは無いかと推察できます。

誰にもこの恋を話す事がない秘密の恋愛。

 

だから電話が出来ない、逢いたいと言ってもなかなか会うことができません。

事情を知らない人からは、恋をしてるの?最近綺麗になったね?、などとからかわれているのかと想像できます。

 

それでも周りから恋をしていると言われると自分はこの人が好きで、恋しているんだと嬉しくなってしまうのでしょう。

 

上記で書いた手紙も逢いたいとは書けず、知り合いからの他愛の無い手紙として書いたものなのだと考察できます。

なので、せめて便箋の色を水色に。

 

私はあなたに逢えなくて泣きそうです、という想いが男性に伝わるように「みずいろは涙いろ それを知りながら」選んだのでしょう。

男性が彼女に別れをはっきり告げたかはこの歌詞では書かれていないのですが…。

今まで男性と逢うためには待つしか無かった女性です。

 

もしかしたら、また逢えるかもしれないという希望が捨てられないのが伝わってきます。

そして今まで待っているだけだった女性の初めての男性に向けた行動が手紙を書くことだったのですね。

 

2ヶ月経った事で、この恋は絶望的なのかも知れません。

ですが待つだけでは彼女にも終わりは来ません。

 

未練は感じられるかも知れませんが、この手紙を書くことで彼女自身にもけじめをつけたかったのかもしれないと思う所でもあります。

このように水色の手紙は、不倫をしていた女性が男性に向けて逢いたいという想いをひっそり伝えるために書いたものと考察しました。

 

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まとめ

あべ静江「みずいろの手紙」の歌詞の意味を考察しました。

当初、あべ静江はこの曲を「未練がある歌、男に媚びた歌」と思い、あまり歌いたく無かったようです。

その後、時が経って彼女のブログでは亡くなった人に向けた歌だったかもしれないと考察していました。

 

こちらから電話が出来ない理由や手紙に逢いたいと書いてない事から、あべ静江は亡くなった人に向けた歌だという解釈をしたのかも知れません。

歌は人々の様々な人生や経験にもとづいて解釈や共感するポイントが異なるものだと思います。

 

「水色の手紙」も聴かれる方によって受け止める方が異なってくるのでしょう。

今のあなたには「水色の手紙」が改めてどのように聴こえるのでしょうか、もう一度じっくり聴かれてはいかがでしょうか。

 

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