石川ひとみ「まちぶせ」の 歌詞の意味を考察!切ない乙女心

昭和歌謡
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この記事は、石川ひとみ「まちぶせ」の歌詞の意味を考察します。

石川ひとみの代表曲でもある「まちぶせ」。切ない乙女心を透明感のある美しい声で歌います。

作詞作曲は、あの有名なユーミンこと新井由実。

それでは、石川ひとみ「まちぶせ」の歌詞の意味を読み解きましょう。

石川ひとみ「まちぶせ」はどんな曲

【まちぶせ】

アーティスト:石川ひとみ

作詞・作曲:新井由実

 編曲:松任谷正隆

 リリース: 1981年4月21日( キャニオンレコード)

★チャート最高順位
週間6位、1981年度33位(オリコン)

「まちぶせ」は当初1976年6月に三木聖子のシングル曲として発売されました。

その後、1981年4月に石川ひとみによるカバーシングルが発売されます。

徐々に人気を集め、ヒットチャートを賑わし、累計60万枚以上を売り上げる彼女の最大のヒット曲となりました。

更にこの曲は、1996年7月に新井由実(松任谷由実)がみずからセルフカバーシングルを発売しています。

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石川ひとみ「まちぶせ」の 歌詞の意味を考察

三木聖子、石川ひとみ、松任谷由実と歌い継がれてきた名曲「まちぶせ」。 

往年のフレンチ・ポップスを思わせるような可愛らしいメロディに、背伸びしたい年頃の女の子の心情が丁寧に綴られた歌詞。

この曲は母から娘へ、移り変わりの激しい世相にも変わらず、40年以上にわたり、恋に恋する少女たちの背中をそっと押してきました。

 

しかし、この曲が長く愛されるのは、ただ甘く美味しいだけではない、女の子のある一面を描いているからでもあるのです。

この曲の歌詞も、ピリッと舌をさすような香辛料がふんだんに使われています。

使われているのは清涼感あふれるフェンネルか、それとも冷え切った心まで熱くさせるジンジャーか。

それではこの曲に隠されたスパイスを、探しに行きましょう。

 

木枯らしに肩をすくめ、マフラーに顎を埋めた少女が足早に向かうのは、珈琲の香り漂う純喫茶です。

少女が自分ひとりで訪れるには、クラシックな内装、気難しそうなマスターと、少々敷居が高いと感じていた喫茶店。

でも今なら、堂々と胸を張って、常連のような顔をして通うことが出来ます。

視線の先には、紅茶をすすりながら談笑する女友達と憧れの青年。

女友達はもともと目がくりくりして、リスみたいにかわいい子だったけど、近頃は頬がほっそりして急に大人びたみたい。

悔しい・・。

少女は軽く下唇を噛むと、向かいの席の青年に視線をそらします。

 

気づいてよ!!

青年は少女から投げかけられた視線には気づかずに、女友達とのたわいもないお喋りに夢中です。

 

帰っちゃおうかな・・?

胸をよぎるかすかな苛立ち。

普段なら、斜め後ろの席に座って、雑誌をめくりながら、彼の背中を眺めているのに。

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「やだ、偶然ね!よく来るの?この店」

ほんの少しの勇気を出して、女友達に声をかけると、女友達は白い歯をみせてにっこりしました。

 

少女の心のうちを、少しも疑わない無邪気さと、かすかな優越感が入り混じった笑顔を、少女は小憎らしく思います。

 

「うん。紹介するわ。彼ね、私の・・」

知ってるわよ。あなたが彼と付き合うずっと前から・・。

 

少女は、彼の前で恥ずかしそうに会釈すると、席につきました。

 

初めてだな、こうして見つめあうの。

秋の西日は、青年の彫りの深い顔立ちを際立たせるように、影を作ります。

私の肌も瞳も、瑞々しく映えたらいいのに。この娘に負けないぐらい。

 

その日、彼と交わした会話を少女はほとんど覚えていませんでした。

 

「ねえ、もし『親友』と好きな人がかぶっちゃったら、友情と恋、どっちを取る?」

女の子同士で交わされるこの種のたられば話は、天真爛漫で残酷です。

 

「決まってるじゃない!『あんた』を取るわよ。そんな後味悪い思いして彼氏なんか欲しくない」

 

お約束の返し方。嘘も方便という言葉を知らなければ、女社会では生きていけません。

休み時間の教室は、毎日、女の子たちの噂話でもちきりです。

輪の中には、からかわれて照れているリスのようなあの娘がいます。

まるでこの部屋だけ春が訪れたかのように、甘酸っぱい、薄桃色した空気が充満しています。

 

私は違う・・。

少女は窓を開けると、冷たい空気を胸いっぱいに吸い込みます。

 

私はあんた達より、ずっと先を見てるんだから。

あんた達より、ずっとずっと大人で、賢いんだから。

だから、諦めないわ。

やがて、季節がひとめぐりする頃。

少女の耳に、二人が別れたとの風のうわさが届きました。

 

少女の口元に、ほんのり苦い笑みが浮かびます。

もう遅いわ・・。

 

10代の1年なんて、大人が思うよりもずっと密度が濃いものです。

少女は既に、握り合う手の温かさも、唇の柔らかさも知っていました。

 

どうしてもっと早く気付いてくれなかったの。ねえ・・。

私があの娘より早く、気持ちを打ち明けてたら、私、あなたの向かい側に座れてた?

あなた、笑って「可愛いね」って、私の頭をなでてくれたの?

 

やり場のない怒りと焦燥は、夢見る少女を恋する女へと生まれ変わらせる起爆剤になります。

 

「お久しぶり。お元気でした?」

 

彼が目にした少女の頬は、あの頃の娘のようにほっそりして、唇には薄く紅がひいてあります。

彼の隣を歩くたび、ふわり、ふわりとたなびく髪から、石鹸の香りが鼻をくすぐります。

 

ほんとはね、ずっとお兄ちゃんがほしかったんですよ。甘えん坊だから。私。

 

好きじゃない人から告白されちゃって、どう断ろうか困ってるんです。相談に乗ってもらっていいですか?

 

こんな事、あなたにしか話せないの。だから、皆には内緒にしてね。

 

往年のフレンチ・ポップスも、セルジュ・ゲンスブールが手掛けた歌詞は、辛辣でなかなか皮肉が効いています。

いつの時代も男性を虜にするのは、匙加減をわきまえた、料理上手な可愛い小悪魔なのかもしれません。

 

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まとめ

石川ひとみ「まちぶせ」の歌詞の意味を紹介しました。

多くの人に今なお愛される石川ひとみの「まちぶせ」。

美しいメロディーと歌詞、そして歌唱力にに聞きほれてしまいます。

青春の甘酸っぱい記憶がふとよみがえるようです。

個人的には初代の三木聖子「まちぶせ」も切ない乙女心をストレートな感じで歌い上げていて同様に素晴らしいと思います。

ある程度の年齢の方でないとお分かりにならないでしょうが、ご興味を持たれた方はネットで聞き比べられると興味深いと思います。

 

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