ナツメの育て方が分かる!地植え・鉢植え、剪定や肥料、病害虫は?

ガーデニング

この記事はナツメの育て方、地植え・鉢植え、剪定や肥料、病害虫について紹介します。

ナツメは、生食のほか、和漢薬の原料や中国料理や菓子の材料として幅広く使われる果樹です。
そんなナツメの地植え・鉢植えの育て方、剪定や肥料、病害虫を知り、育ててみませんか。

あなたもこれを読めばナツメの育て方が分かり、家庭で果樹を栽培する楽しさにもお気づきいただけることでしょう。

ナツメの基本情報・主な品種は?

まずは基本情報を見てみましょう。

基本情報

園芸分類果樹 (クロウメモドキ科)
形態・樹高高木 ・3~3.5m
結実まで庭植え 3~4年  鉢植え 3年
栽培適地全国各地で栽培可能
耐寒性強い
耐暑性強い
耐陰性弱い
受粉樹不要
特性・難易度落葉性・初心者でも育てやすい

ナツメの木の主な品種と特徴

ナツメは中国やヨーロッパで古くから栽培されていた果樹です。
日本には奈良時代以前に中国から伝わりました。

果実はビタミンCを多く含み、果肉は粘質で甘い酸味があります。
軽く湯通して乾燥させた乾燥ナツメは、タイソウと呼ばれる漢方薬となり、強壮・鎮痛・補血・利尿といった効能があります。

日本では生食されることが多く、昔から家庭果樹としてよく庭先に植えられています。
生食するとリンゴやナシのような食感と味があります。

主な品種の特徴は以下のとおりです。

品種名特徴
ジャンボナツメ中国原産。1果10〜25g、直径約5cmと日本ナツメの約5倍の大きさで褐色色な実をつける。ナシとリンゴをあわせたような味。別名はオオナツメ。
日本ナツメ

昔から日本で栽培されてきた品種。直径1.5~2.5cmと中国ナツメより実が小さいが、日本の気候風土によく合う。

インドナツメインドやスリランカが原産。大果でスモモほどの大きさになる。熟すとリンゴのような味わいがある。

ナツメの栽培カレンダー

年間の栽培カレンダーです。

次に栽培カレンダーにもとづいて、植付から剪定、開花、施肥、収穫について説明していきます。

ナツメの植え付けは?

地植え 12月・3月

植え付けの時期は、温暖地は12月、寒冷地では3月です。
日当たりが良く、水はけのが良い場所に植え付けます。

直径40cm×深さ40cmほどの植え穴を掘り、掘り上げた土に腐葉土などの有機質肥料を混ぜます。
その土の半分に牛糞、油かすを混ぜて埋め戻し、その上から残りの土を入れます。
苗木は深植えにならないようやや浅めに植え付けます。

支柱を立て固定し、地面より40cmのところで切り返し、水鉢をつくり水を与えます。

鉢植え 12・3月

基本的には地植えの場合と同様です。

1年生の苗木は7~8号(直径21~24cm)位の鉢を使用します。
用土は果樹用の培養土を使用します。

鉢底ネットを敷き、鉢底石を入れ、鉢の半分位の深さまで土を入れます。
次に植木の根を放射状に広げて穴の中央に植え、残りの土をかけます。主枝は40㎝くらいで切り戻し、支柱を立て固定します。

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植え替え  12月・3月

鉢植えの場合は鉢の中で根が詰まるのを防ぎ、通気を良くするために行います。鉢の大きさや成長の度合いにもよりますが、2年に1回程度は必要です。

また、鉢植えから地植えにする植え替えする時も植え付けと同様に温暖地は12月、寒冷地は3月が適しています。

ナツメの仕立て方、剪定は?

仕立て方

ナツメは樹勢が強く放任すると大きくなりすぎてしまいます。
従って、樹形は主幹を短くして、主枝を3本仕立ての関心自然形仕立てにして樹高を抑えると管理しやすくなります。

実のつき方は、春から伸びた新梢の基部の葉腋に花が3〜4花咲き、そのうちの1〜2果が結実します。  

剪定の仕方  12~2月

剪定は12~2月の冬の時期に行ないます。

前の年に伸びた充実した枝の先端部から混合花芽が出ます。
上方に向かって真っ直ぐに伸びる徒長枝や下向きに垂れる下垂枝などの混み合う枝は間引き、全体によく日が当たるようにします。

枝や亜主枝は先端を切り戻します。地面から出るひこばえは切ります。

ナツメの肥料の与え方、水やりは?

肥料の与え方

元肥  12月

地植えの場合は、12月に有機質肥料を与えます。
鉢植えの場合は、加えて2月下旬ころにも速効性の化成肥料を施します。

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水やり

地植えの場合は、通常は水やりの必要は特にありません

鉢植えの場合は、表土が乾いたらたっぷりと水やりを行ないます。
夏場は土が乾燥しないように注意します。

ナツメの開花・受粉・果実管理は?

開花・受粉  6月

ナツメは自家結実性があるため、1本で実がなります。

人工受粉は通常は必要ありませんが、開花時に雨天やマンションの高層階のベランダなどの場合は、人工受粉を行った方が実つきが良くなります。
花をハケや筆などでなでて人工受粉を行います

果実管理(摘果) 7月下旬

ナツメは実をならせすぎると翌年、実つきが悪くなる「隔年結果」となることがあります。 

実がつきすぎないように実を摘み取る摘果を行うことで隔年結果を防ぎます。

多く実がつきすぎてしまった場合、7月下旬頃に新梢1本あたり3~4粒、粒のそろった実を残すように摘みとります。

ナツメの収穫は?  

いよいよ楽しみな収穫の時期です。

収穫  9~10月

果実が緑色から暗赤色に赤く熟してきたら収穫の時期です。
長枝にトゲがあるので、収穫の際には注意します。

日本ナツメの実は直径1.5~2.5cmほどです。
生食するほか、コンポート、はちみつ漬け、果樹酒、ドライフルーツなどに利用できます。

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ナツメの病害虫は?

ナツメの病害虫対策は、病気は特にありませんが、害虫はナツメコガに気をつけます。

ナツメコガ

5月下旬から8月上旬に幼虫が発生します。5月下旬から6月初めにつきはじめるので、見つけたら取り除くか、薬剤で防除します。

 

まとめ

ナツメの育て方、地植え・鉢植え、剪定や肥料、収穫や水やり、病害虫などをまとめました。

ナツメは、和漢薬の原料や中国料理や菓子の材料として幅広く使われる果樹です。
生食するとリンゴやナシのような食感と味があります。

果実はビタミンCを多く含み、果肉は粘質で甘い酸味があります。
乾燥させるとタイソウという漢方薬となり、強壮・鎮痛・補血・利尿といった効能があります。

病害虫にもあまり心配がいらず、育てやすい果樹のひとつです。
アンズの木の栽培をとおして、春夏秋冬と四季の変化を敏感に感じることもできます。

あなたもナツメを育て、愛らしい花を愛でたり、美味しい果実を味わってみませんか。

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