大橋純子「シルエット ロマンス」の 歌詞の意味を考察!来生たかお・悦子の名曲

昭和歌謡
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この記事は、大橋純子「シルエットロマンス」の歌詞の意味を考察します。

この曲は、1981年、恋愛小説レーベルのイメージソングとして発売されました。

楽曲の提供は、数々の名曲を生み出した、来生たかお・悦子姉弟です。

それでは、「シルエットロマンス」の歌詞の意味を読み解きましょう。

大橋純子「シルエットロマンス」はどんな曲

【シルエット ロマンス】

アーティスト:大橋純子

作詞:来生えつこ

作曲:来生たかお

リリース: 1981年11月25日( フィリップス・レコード)

★チャート最高順位
週間7位(オリコン)、1982年度年間18位(オリコン)

「セーラー服と機関銃」「スローモーション」など、数々の名曲を生み出した、来生たかお・悦子姉弟により提供をうけた大橋純子「シルエット・ロマンス」。

瑞々しさ、軽やかさを保ったマイナーコードのメロディ進行に、転調で叙情性を強調するスタイルは、俗に来生節と呼ばれ、この曲でも来生節の魅力を大橋純子の優れた歌唱力で味わうことができます。

1981年11月にリリースされたこの曲は、シングルチャートの最高順位は週間7位(オリコン)、1982年度年間18位(オリコン)。1982年の年間シングル売上は42.7万枚の大ヒットとなりました。

 

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大橋純子「シルエット ロマンス」の 歌詞の意味を考察

本題に入る前に、情熱に駆り立てられるまま、愛する人に身も心も全て投げ出すことができるのは、硬い胡桃の殻を割り、今にも花開かんとする少女でしょうか。

それとも、幾度の恋を重ね、封をしたときめきを解き放とうとする、大人の女性でしょうか。

どちらだと思われますか?

 

もちろん明確な答えなどありませんが、この歌の興味深いところは、歌い手や聴き手の解釈によって、主人公が背伸びをする若い娘とも、分別のある大人の女性どちらともとれるところです。

歌詞の出だしにあるように、恋する女は誰しもが、十人十色の徒花を咲かせる女優なのかもしれません。

空が朱く燃えるように染まる頃、さあ、舞台の幕がまた一つ、切って落とされます。

 

女性にとって、化粧とはただ瞼や唇を彩り、美しく見せるだけのものではありません。

少女は唇に紅をさすことで女になり、女は瞼を彩ることで、鎧を身につけます。

化粧とは、女性にとってひとつのイニシエーション的な役割を果たしているのです。

 

冒頭の主人公の化粧は、ただ単に愛する人に綺麗だと思って欲しい、惹きつけたい。そんな単純な動機だけではないように思えます。

恍惚と羞恥、冒険心と恐怖は、いつも背中合わせです。

鏡台に散らばる色とりどりのアイペンシルが、猫の目のように変わる複雑な女心を暗示しています。

 

頬に薄紅を刷き、瞼を真珠色に彩り、唇を、血のたぎりを思わせる紅で染めれば、鏡には知らない女の顔が現れます。

眼を見張った彼女の顔からは徐々に怯えが消え、薄桃に染めた頬は、じんわりと血色が増していきました。

空は薄暮れ、青い闇は彼女をほんの少し、大胆にさせます。

ぎこちない手つきで、両肩を抱き力をこめると、その指先の冷たさに思わず、ぞくりと寒気が走ります。

唇を触れるか触れないか、おそるおそるなぞる指先の感触に反応して、耳の奥でかすかに脈打つ音が響きます。

 

薄く開いた唇の隙間からため息がこぼれました。

彼に触れられたら、私はどうなってしまうだろう。

 

シルエットロマンスという言葉が示すように、秘めごとは、秘めているからこそ艶やかで美しいものです。

隠していても、こぼれ、あふれだした官能は茉莉花(まつりか)のように悩ましい芳香を放ちます。

 

この歌に出てくるイヤリングは、ほんの一文だけですが、聴き手に強い印象を与えます。

序盤の化粧と同様に、装うことで心に踏み入らせまいとする最後の砦。

そう考えれば、されるがまま、外してしまうことがどれだけ重い意味をもつのか、おのずと分かってきます。

 

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首筋を伝い、顎から頬、そして貝殻のように薄い耳たぶへと押し当てられる、湿った唇の感触は、自分でなぞる指先の感触とは全く異なるものでした。

彼の鎖骨に顔をうずめると、ほのかに懐かしい香りが鼻をくすぐります。

 

睦みあいは所詮、数時間の夢にすぎません。しかし夢の名残は生涯、深い爪痕を残すものです。

 

抱かれる力が強くなるほど、もっと、もっとと子供のようにしがみつき、頬をすり寄せ、無心に甘える姿は、何かを振り切り、忘れようとしているようにも見えます。

これから訪れるであろう、帰り道の寂寞とした思い。誰も愛さなければ知ることの無かった、時が過ぎるのをただ待ち続けることへの不安と焦り。

 

ふと気を緩めたら、するりと滑り込むそんな感情に抗うように、彼女は全身の神経を研ぎ澄ませて、彼を受け止めようとします。

吸いつく唇、きつくくいこむ指の跡が、白い背中に薄紅色の斑を作り、オレンジ色の薄明かりの下、万華鏡のように模様を浮き出させます。

 

この曲のタイトルに使われている「シルエット」輪郭を切り離し、漆黒に塗りつぶされた横顔は、見た人の感情によって様々な表情を見せてくれます。

無機質なシルエットに命を吹き込むのは、歌い手だけではなく、聴き手の私たちの思いの強さなのかもしれません。

 

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まとめ

大橋純子「シルエット ロマンス」の 歌詞の意味を考察しました。

「シルエット ロマンス」は河合奈保子、JUJUなど様々なアーティストがカヴァーしていますが、やはり筆頭に思い浮かべるのは、大橋純子ではないでしょうか。

太く艶のある声質と、豊かな声量で、熱にうかされ、千々に心乱れる女性の戸惑いを、情感豊かに表現しています。

 

この曲は、来生たかおもセルフカヴァーしていますが、こちらは、ボサノヴァを彷彿とさせるパーカッションのアレンジに、じっとりと湿気と微熱を含んだ歌声で、大橋とはまた別種の色香を匂わせています。

聴き比べるのもこの曲の奥深さを感じられて良いものです。

 

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