イルカ「なごり雪」の歌詞の意味を考察!優しい歌声が魅力

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この記事は、イルカ「なごり雪」の歌詞を意味を考察します。

1975年に発売されたイルカ「なごり雪」。ぬくもりのある優しい歌声は世代を超えて多くの人の心に響き、大ヒットとなりました。

今なお人気を保ち、多くの人に愛されるイルカ「なごり雪」について改めて歌詞の意味を考えてみました。

イルカ「なごり雪」はどんな曲?

【なごり雪】

アーティスト:イルカ

作詞:伊勢正三

作曲:伊勢正三

編曲:松任谷正隆

リリース:1975年11月5日  (PANAM[日本クラウン])

★1976年度の年間11位(オリコン)

イルカ「なごり雪」は、1975年11月にシングル曲としてリリースされ、1976年にかけて約55万枚の販売を記録しました。累計では80万枚です。

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イルカ「なごり雪」の歌詞の意味を考察

「なごり雪」と言えば、女性フォークシンガーであるイルカの大ヒット曲です。

この曲が実はカバー曲だったというのを知っている人は、意外と少ないかもしれません。

元々は、男性フォークグループであるかぐや姫が1974年にリリースした楽曲です。

 

同じ曲でも、男性グループと女性ソロでは、なんとなく違ったニュアンスが演出されているような気がします。

男性目線での別れを歌った楽曲ですが、オーバーオール姿の朴訥とした印象のイルカがギター1本で歌うことで、湿っぽさが薄まり、少し爽やかなエッセンスが加わっているように思います。

 

汽車に乗り旅立っていく女性と、それを見送る男性。

この曲が描く若い男女は、恋人同士でしょうか?それとも恋人未満の関係でしょうか?

 

改めて歌詞を読んでいくと、この二人は恋人同士ではないように感じます。

 

「東京で見る雪はこれが最後」と口にした女性に、男性との別れに対するどうしようもない悲しさを感じません。

感じるのは、慣れ親しんだ土地を離れる、わずかばかりの寂しさといったところです。

一方の男性は、汽車の時間が近づくのを気にして、時を止めてしまいたいような切ない感情でいます。

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男性は、女性が幼かった頃を知っています。

往々にして女性は、男性よりも肉体的にも精神的にも成長が早いので、「幼かった女性」と形容するならば、二人は同級生ではないように推察されます。

 

二人にはこんな関係性が浮かんできます。

東京で生まれ育った男性は、残り1年となった大学生活を謳歌していました。

遠い親戚である4つ下の彼女は、東京の大学への進学が決まり、男性の家に下宿することになりました。

幼少時代に二人は数回顔を合わせています。

10年以上経って、男性の家にやってきた彼女はまだあどけなさが残る、子どもの頃のままの素朴な女の子でした。

地方訛りを茶化すと、頬を赤く染めて拗ねる彼女は、僕にとって妹のような存在でした。

彼女も慣れない東京で、男性を兄のように慕いました。

 

先輩風を吹かせて、男性は色んなことを教えてあげました。

当時流行っていたレコードを一緒に聴いたり、ファーストフード店やボウリングに連れ出したこともありました。帰りが遅くなって、二人して母によく叱られました。

4年間の間には色々なことがありました。

 

恥ずかしさで赤く染まっていた頬には、いつしかピンク色の頬紅が塗られ、彼女の地方訛りはすっかり消えていました。

彼女はとてもきれいな女性になっていました。

彼女の大学生活も残りわずかとなった頃、卒業後は彼女が地元に戻るということを男性は知ります。どうやら、良い縁談の話があるようです。

 

やがて彼女が地元へ帰る日となりました。

男性は、自分の父と母と一緒に駅で女性の見送りをしています。

 

父が『あっちの父さん母さんによろしくな』と言い、母は老舗菓子店で買ったゴーフルを手土産に渡しています。

駅に汽車が到着し、女性が『ありがとう。皆さんお元気で』と言い乗り込むと、汽車はゆっくりと動き始めます。

女性からの「さようなら」を聞きたくなくて、男性は目を合わせずにいます。

目を合わせたら、思わず女性を引き留めてしまいそうです。

当時は今のように携帯電話もSNSもない時代です。

特別な間柄でなければ、気軽に連絡を取り合うこともないでしょう。

ましてや、彼女は故郷で結婚をする予定なのです。

暦の上ではもう春だというのに、東京は季節外れの雪が降っています。

 

タイトルの「なごり雪」とはどんな雪のことを指しているのでしょうか?

実は「なごり雪」というのは、作詞を担当した伊勢正三氏による造語だそうです。

元となった「名残の雪」という言葉は、雪の多い地方で春になっても消えずに残っている雪という意味や、春が来てから降る雪という意味を持つそうです。

男性は、この女性のことが好きだったのでしょうか?

きっと自分でも気づかないうちに、好きになっていたんでしょうね。

 

それでも、彼女を引き留めるほどの確かな恋愛感情まで育っていなかったことがうかがえます。もしくは、自分にその責任や覚悟が持てなかったのかもしれません。

 

汽車の窓越しに、改めて見る彼女はとてもきれいです。数年前まで幼さを残す少女だったのに、女性が大人になるスピードは、男性が思うよりずっと早いのです。

 

ただただ楽しければ良かった季節を過ぎ、人生の階段を一歩登り始めた女性。

男性の心残りを代弁するかのように、なごり雪が降っています。

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まとめ

イルカ「なごり雪」の歌詞を意味を考察しました。

この曲に想いを寄せる方も様々かもしれません。

筆者が考察した以外にも学生時代に友達以上、恋人未満の彼女と卒業と共に別れたことを思い出される方も多いことでしょう。

就職が決まり、実家を離れる娘さんを送り出す親御さん。
卒業と共に学校を離れて、旅立っていく生徒達を見送る学校の先生など。

今、改めてイルカ「なごり雪」を聞くと本当に良い曲だなあと思います。

この曲はきっと、これからも多くの方の心をとらえていくものと思われます。
ずっとずっと…。

そしてイルカには他にも良い曲が多くあります。

筆者があえてベスト3を選ぶとすると「なごり雪」の他に「雨の物語」、「海岸通」で、いずれも伊勢正三の作詞・作曲です。 

ご興味のある方はぜひ聞かれてみてください。

 

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