かんむり座の特徴や神話が分かる!見頃や変光星かんむり座R星とは?

天体
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この記事は、かんむり座の特徴や神話、見頃の時期や変光星かんむり座R星などを紹介します。かんむり座は、北天に輝く星座で南天の南のかんむり座と対で知られる星座です。

あなたもこれを読めば、かんむり座の特徴や神話、見頃の時期や変光星R星などを知ることが出来ます。

はじめに

全天で88ある星座には、よく似た形のもの、よく似た名前のものも多くあります。
その中で、北と南それぞれに分かれて名付けられているものがあります。

それが、「うお座」と「みなみのうお座」、「かんむり座」と「みなみのかんむり座」、「さんかく座」と「みなみのさんかく座」です。

うお座は星の並びも神話もまったく異なりますが、さんかく座は新しく設定された星座で星座図ではどちらも三角定規、三角は似ていて当然。

かんむり座は北天と南天では形もよく似ていて神話もどこかリンクしている部分があります。
では、星のかんむり…今回は北の「かんむり座」のお話をしましょう。

かんむり座の特徴や見頃の季節は?

かんむり座は、うしかい座とヘラクレス座の間にちょっぴり伸びた「C」のような形で輝いています。

目印は春の大曲線を描く、オレンジ色に大きく輝くうしかい座のアークトゥルスの東。
かんむり座は2等星の星(かんむり座α星)が1つで他は4等星以下と地味といえば地味ですが、キレイな半円形を描いているので、見つけやすい星座です。

かんむり座は大きな星座ではありませんが、春から初夏にかけて見頃を迎えます。
特に初夏、7月頃は20時頃には空高く上がっています。

星の冠(かんむり)とは、とてもロマンがありますね。

たった1つの2等星α星アルフェッカ、別名はアラビア名でゲンマです。
ゲンマとは「宝石」を意味しています。

まさに天の冠にピッタリです。けれども…正式名称のアルフェッカは「欠けたものの明星」という意味です。

我々は冠(かんむり)と言われて見るから冠ですが、この半円形は古代の人には欠けた器?や壊れた器にも見えたのでしょう。

古代アラビア人は「貧乏人の皿」、日本では「太鼓星(たいこぼし)」「鬼の釜」「馬のわらじ」なんて呼び名もあったそうです。冠(かんむり)とも宝石ともかけ離れたネーミングです。

かんむり座は紀元前3200年代にはすでに知られていた星座です。
ところ変われば見方も様々ですね。

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かんむり座のギリシャ神話や伝承は?

かんむり座は酒の神ディオニュソスがクレタ島の王女アリアドネにプロポーズした時に贈ったティアラ。なんてロマンティック!と思うでしょう?

でもこのシーンにいたるまでに、有名なギリシャ神話“ミノタウロスの迷宮”の物語が背景となっています。

では、アリアドネの恋物語を探ってみましょう。

当時、クレタ島のミノス王はアテナイ(現在のアテナ)と長い戦(いくさ)の最中でした。

王妃は寂しかったのか?よりによって牛と浮気しました。
そしてまさかの上半身が牛、下半身がヒトという半身半獣の息子ミノタウロスを産みます。

せめてケンタウロスのように上半身がヒトなら…上半身牛では隠しようがありません。

王は悩んだあげく王宮の地下の巨大な迷宮にミノタウロスを追いやり、定期的にアテナイの捕虜を男女7人ずつ生贄(いけにえ)として捧げていました。

そしてミノス王と王妃には王女アリアドネが生まれ、10数年経ちました。

今年もまた、アテナイの捕虜(ほりょ)が迷宮へ送られる日が近づき、捕虜が縄に繋がれ牢へと連行されます。

アリアドネ姫
アリアドネ

ん?誰、あの人?…超イケてますわ♡素敵!

 

王妃
王妃

あれがアテナイの王子テセウスね。
生贄(いけにえ)志願するなんて…変わった子ね

アリアドネはテセウスに一目惚れ。

父のミノス王にテセウスを解放するよう頼みますが、王にしてみれば、敵国の王子とは、いい見せしめです。こればかりはNOです。

アリアドネは夜中コッソリ牢に出向きます。

 

アリアドネ姫
アリアドネ

王子様、気の毒で同情しないではいられません。
私はミノス王の娘アリアドネと申します。

敵味方とはいえ私たちは同じ境遇。お助けいたしますわ。

 

テセウス
テセウス

我が国の民が何度も生贄(いぇにえ)にされ、もう耐えられません。

何としてもミノタウロスを倒す目的で生贄に志願したのです。

 

アリアドネ姫
アリアドネ

いけませんわ!たとえミノタウロスを倒しても迷宮です。

出てこられた者もありません。私が何か…。

 

テセウス
テセウス

姫,、お気持ちだけで結構です。僕は迷宮に向かいます。

アリアドネは再び父にテセウスの救出を懇願しますが、全く聞く耳を持たれず、しまいにはとうとう…。

ミノス王
ミノス王

うるさーい!!そんなに私に逆らうなら、勘当だ!出て行け~!

アリアドネはもう、意地になって策を考えます。

部屋中をひっくり返していると、キラリと光るものが…いつか嫁入りのローブを、と母からもらった強く美しい魔法の糸。これです!

 

アリアドネ姫
アリアドネ

グッド・アイデアですわ!

アリアドネは急いで牢へ向かいます。

アリアドネ姫
アリアドネ

テセウス様、これを!この糸を入口に縛って迷宮へ。    

ミノタウロスを倒したら、これを伝い出口にお戻り下さい!

 

テセウス
テセウス

なんと!助かります。無事戻ったら、いつか必ず恩返しを…

 

アリアドネ姫
アリアドネ

でしたら、テセウス様と共にアテナイへ連れて行って下さい!

 

テセウス
テセウス

姫を我が国へ?さすがにそれは…ちょっと…

 

アリアドネ姫
アリアドネ

では、頼みます♡ 約束ですわよ~リアドネ「」

翌日、迷宮に入ったテセウスは、見事ミノタウロスを討伐、アリアドネの糸によって生還し、密かに待っていたアテナイの船に乗り込みます。

 

 

アリアドネ姫
アリアドネ

テセウス様~!お待ちになって~♡お約束、お忘れかしら?

 

テセウス
テセウス

(あちゃ~マジかよ!)

とはいえ、無視できず、渋々アリアドネを乗船させます。

ところが、静かな海でアリアドネはすぐに船酔い。
吐くは叫ぶは大騒ぎ!仕方なく小さな島に立ち寄り宿で朝まで休むことにします。

 

テセウス
テセウス

(敵国の姫を連れてはマズイ…しかも結構思い込み激しいタイプ、どのみち後々面倒だ)

お~い!船長。神のお告げだ。今すぐ出発する、急げ!

 

 

翌朝、アリアドネが目覚めると…

 

アリアドネ姫
アリアドネ

テセウス様ぁ~どこ?グズっ、グズッ…ヒドイ~!ドネ「」

テセウスに置き去りにされ、国にも戻れず、アリアドネは1人海辺で途方に暮れていました。
そこへ呑気そうな男の影…

 

ディオニュソス
ディオニュソス
 

美しいお嬢さん、どうしたんだい?良ければ話してごらん。

アリアドネ姫
アリアドネ

あなた誰?

 

ディオニュソス
ディオニュソス

オレは酒の神ディオニュソス。さぁ、一杯どうだい?

 

アリアドネは泣き疲れ、喉が渇いたのでしょう、ディオニュソスからグラスを取るとグビグビと一気飲み。

アリアドネ姫
アリアドネ

ふぅ~。もう一杯!あ、その瓶ごとちょうだい!

 

ディオニュソス
ディオニュソス

あ…それ結構アルコール度数が高いけど…

この先はご想像のとおりです。

酔っぱらったアリアドネは、付き合ってもいない元カレの愚痴、悪口をディオニュソス相手に明け方までクダを巻きます。

ディオニュソスは酒に付き合わせるつもりが、愚痴に付き合わせられたのです。

 

アリアドネ姫
アリアドネ

おーい、酒、もっとないのぉ~

 

ディオニュソス
ディオニュソス

なかなか面白い娘だな。酒も強そうだ…気に入った!

アリアドネが気付いた時には、もう太陽はすでに水平線の近くに。

 

アリアドネ姫
アリアドネ

あれ?あの人までいなくなっちゃった~グズっ…

ディオニュソス
ディオニュソス

美しいお嬢さん。オレはここだよ。良かったら是非、オレと結婚してくれないか?

ディオニュソスはアリアドネの頭にそっと輝くティアラを載せたのです。

星座では宝石のかんむりとして描かれていますが、一説では元は草原に咲く花を編んだティアラだったとも伝えられています。

爆発型変光星のかんむり座R星とは?

かんむり座R星は爆発型変光星、黄色超巨星とも呼ばれるスタイルの変光星があります。
ちょうど、冠のCのカタチの内側、かたどる星々に守られるように輝いています。

明るさは5.7~15等。明るい時であれば視力が良い人であれば肉眼でも確認できますが、15等になると望遠鏡でも探すのは難しいでしょう。

このR星の大気には水素が少なく炭素多いため炭素が光を遮ってしまうため輝きが変わります。
大気に放出され炭素が冷えて固まり、再び恒星の熱によって解けるとまた鮮明に輝く、を繰り返しているのために変光します。

このような変光星は全天に多く存在し、このタイプの変光星を代表し“かんむり座R型変光星”と呼ばれています。

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まとめ

かんむり座の特徴や神話、見頃の時期や変光星かんむり座R星を紹介しました。

夜空に輝く星のティアラ、かんむり座。「貧乏人の皿」、「太鼓星(たいこぼし)」「鬼の釜」「馬のわらじ」など世界各地で様々な名前がありましたが、やはり「かんむり」が夜空には一番よく似合う名前です。

「馬のわらじ座」だったら…少し残念ですよね?

ディオニュソスとアリアドネの神話の恋物語はお酒がとりもつご縁とでもいうのでしょうか。
物語は様々な背景があってこそ、さらに輝くものです。

ところで冒頭に登場した「みなみのかんむり座」ですが、射手座の近くにあるため「ケイローンの冠」とも、ディオニュソスの亡くなった母のために飾った冠ともいわれています。

ディオニュソスにとって“かんむり”は特別なものなのでしょう。

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