シソのプランターでの育て方が分かる!摘心や追肥、病気と害虫は? | カモシカおやじの趣味ブログ

シソのプランターでの育て方が分かる!摘心や追肥、病気と害虫は?

家庭菜園

シソのプランターでの育て方、摘心や追肥、病気と害虫などを紹介します。

日本の代表的ハーブであるシソは、さっぱりとした爽やかな味が魅力で料理に重宝されます。

あなたもシソのプランターでの育て方、摘心や追肥、病気と害虫などを知り、育ててみませんか。

これを読めば、初心者のあなたでもプランターでシソを簡単に栽培することが出来ます。

さあ、あなたも家庭菜園を始めてみましょう!

はじめに

シソは中国大陸が原産ですが、日本には縄文時代以前に伝わっており、日本の代表的なハーブの一つです。

シソといえば、青ジソは刺し身のつま、そうめんなどの薬味、てんぷら、焼き物など、赤じそは梅干しなど漬け物用にと、日常の生活に欠かせない野菜の一つです。

シソは暑さや寒さにも強く、こぼれ種から増えるほど生育が旺盛で手間がかかりません。

 

また、発芽から実がなるまで葉、穂、種と成長段階に応じてさまざまなな利用法があります。

独自の香りを出す成分、ペリラアルデヒドには防腐作用があることも知られています。

品種は大葉と呼ばれる青ジソと、梅干の色付けにも使われる赤ジソがあり、それぞれ葉が縮んでいるチリメン種があります。

 

シソには、栄養素が詰まっており、特に多いのがB-カロテン、カルシウム、ビタミンB1です。

その他にも、ミネラル分も豊富で、カルシウムに加えて、カリウム、マグネシウム、亜鉛なども含まれます。

また、香成分などにはぺリルアルデヒド(シソアルデヒド)、ロズマリン酸、ルテオリン、a-リノレン酸なども含まれています。

生活習慣病を予防する、皮膚や粘膜の細胞を正常に保ち免疫力を高める、食欲を促して消化を促進する、血液をサラサラにして血行を良くする、心身の疲労を回復させるなどのすぐれた健康に良い効能があります。

シソの基本情報

科 目 シソ科
日 照 日なた~明るい日かげ
生育温度 20~25℃
発芽温度 20~22℃
連作障害 少ない

 

シソの栽培カレンダー

シソのプランター栽培 準備するもの


 シソの種はホームセンターなどで購入することが出来ます。
「青シソ」「赤シソ」「青ちりめんシソ」「赤ちりめんシソ」などがおすすめです。

野菜用培養土(元肥入り)
肥料入り培養土「キッチンガーデン野菜用」がおすすめです。

プランター  65cm×20cm×高さ20cm程度
幅60~65cm位くらいの一般的に売っているプランターを用意します。

鉢底網(底に穴があるプランターの場合のみ)
鉢底石(排水用すのこ付のプランターの場合不要)

化成肥料(または液体肥料)
スコップ・軍手等


シソのプランター栽培 種まき、発芽

用土・肥料

まずはプランターに用土を入れます。

水はけが良くなるようにプランターの底には鉢底石を敷きます。

用土は野菜用の培養土をプランターのふちから2~3cm下まで入れます。

野菜用の培養土には予め肥料が含まれているので肥料は不要です。

種まき

種まきは、発芽温度が高いので気温が上がる4月中旬以降に行います。

種は一晩水につけておくと発芽が早くなります。

プランターの用土にはあらかじめ水をかけてよく湿らせておきます。

ペットボトルのふたで15~20cm間隔で1cmの深さのまき穴をあけ、1か所に5~6粒の種をまきます。

 

シソの種は光にあてると発芽率が良くなる(好光性種子)です。

種が隠れる程度に薄く土をかけ、上から板きれのような平らなもので軽く押さえた後、ジョウロでたっぷりと水をやります。

発芽

種まき後、10~15日で発芽します。土が乾くと発芽しないので水やりに注意します。

最初に出る葉が子葉で、発芽して10日くらいたつとギザギザした形の葉が出てきますが、これが本葉です。

シソのプランター栽培 間引き、追肥、水やり

間引き

本葉が3~4枚になってきたら、株が混んでいる部分を引き抜く間引きを行います。

間引きは、葉と葉がふれ合わないようにするのがコツです。

間引きしたものは芽ジソとして薬味などに利用できます。

追肥

間引き後には、追肥として液体肥料を与えます。

その後も2週間に1回、水やりを兼ねて液体肥料を与えます。

肥料切れを起こすと葉が小さくなって色が悪くなるので気をつけます。

 

水やり

シソは暑い時期に育てるので水分不足にならないように注意します。

用土が乾燥すると葉がなえてきます。

土の表面が乾いてきたら、たっぷりと水をやります。

シソは日当たりの良い場所を好みますが、半日陰でも育ちます。

ベランダなど真夏に乾きやすい場所だと、土の表面に敷きワラなどを敷いて、水分の蒸発を防ぐか、もしくは午後から日陰になるような場所に置くことも大切です。

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シソのプランター栽培 収穫、摘心

収穫

草丈が25~30cmになったらいよいよ収穫です。

下葉から指先で摘み取っていきます。

常に新鮮な葉を収穫するには、一度にたくさん収穫しないのがコツです。

葉の収穫は秋になって花が咲くまでできます。

摘芯

シソが30cmくらいに育ったら、茎の先端部を切り取ることによって、脇芽の成長を促す摘芯を行います。摘芯をすると脇芽が出てきて葉の収穫量が増えます。

穂が出て花が咲くと早く枯れてしまうので、穂が出てきたら必ず摘心を行うことが大切です。

 

 

シソのプランター栽培 穂の収穫、種の採取

ある程度、葉の収穫を楽しんだ後に、出て来た穂をそのまま伸ばして収穫して、穂シソのてんぷらや刺身のツマにして楽しむことができます。

穂が出ると、株が枯れてしまうので、穂を収穫するのは最後の最後にとっておくと良いです。

また、シソの花が咲き終わって実がつき、花穂が3分の2ほど枯れた頃に刈り取って、新聞紙などの上でそっと陰干ししておきます。

すると、熱した種がぼろぼろと落ちて種を採取できます。

 

シソの病害虫は?

病気の心配はほとんどありませんが、害虫は乾燥時にアブラムシやハダニがつくことがあります。

アブラムシ

春先から茎や葉にアブラムシがつくことがあります。

アブラムシは新芽や葉の裏に寄生して、吸汁するとともにウィルス病を媒介します。

葉を食べるシソは農薬をなるべく使いたくないと思います。

牛乳を水で薄めて散布するとアブラムシを窒息させることができます。

使用後は水で洗い流します。木酢液を散布するのも効果があります。

ハダニ

小さなクモに近い虫が葉の裏などに群生して吸汁し、被害を受けた個所は白色や褐色の斑点状になります。水やり時に葉裏に強く水をかけて駆除します。

 

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まとめ

シソのプランターでの育て方、種まきから間引き、追肥と水やり、収穫と摘心、病害虫についてまとめました。シソは日本を代表するハーブの一つです。

暑さや寒さにも強く、こぼれ種から増えるほど生育が旺盛で病害虫にも強く、手間がかかりません。

成長の段階で葉、穂、種とさまざまに利用することができて無駄がありません。

 

料理の材料や薬味として味を引き立ててくれます。

栄養面でも健康に良い栄養素を多く含む、ヘルシーな野菜です。

初心者にも失敗することが少なく、家庭菜園の入門としておすすめの野菜です。

あなたもプランターで手軽にシソを栽培してみませんか。

 

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