この記事はハワイアンカードの意味と特徴、使い方や感想を紹介します。
このカードは癒しの聖地であるハワイのエネルギーと親しみやすい絵柄が特徴のオラクルカードです。
あなたもハワイアンカードの意味や特徴、使い方を知り、日々の生活に役立てることができます。
おおらかでおだやかさな癒しを感じさせてくれるハワイアンカードの魅力をお伝えします。
ハワイアンカードの意味と特徴は?
ハワイアンカードは、癒しの聖地であるハワイの文化に基づいて作られた、全部で44枚からなるオラクルカードです。
~マナとアロハをあなたに~という副題にもあるように、ハワイの自然と文化の中から厳選された植物、動物、王族や神話などをモチーフにした、眺めるだけでホッとするような癒しの力を持つセラピーカードです。
ちなみにマナとは神が持っている超自然の力のことで、アロハとは挨拶に使われるほか愛や思いやりを意味する言葉です。
著者はアロヒナニ氏ですが、この名前は日本人の彼女のハワイアンネームとのことです。
ハワイ留学中にハワイ文化に魅せられて、ハワイの文化を伝える講師の仕事を始められましたが、他にもフラダンサー、フリーライター、セラピストとして様々な分野で活動をされています。
またアロヒナニさんは、1997年(日本語版は2003年)に発売されたマナカードを日本に紹介された方でもあります。
イラストは中根 麻利さんが担当されています。
彼女もまたハワイ文化に精通したフラダンサー&イラストレーターです。
ポップでカラフルな色彩の中におだやかさと温かさを感じさせる絵柄は、ハワイアンカードのイメージとマッチしてメッセージを引き立てているように感じます。
2013年に発売されて以来、多くの人に支持されてきたこのハワイアンカードの一番の特徴は「わかりやすくて嫌な気持ちになるカードが一枚もない」ことだと思います。
もちろんハワイアンカードの視点は中立なので当然ながら注意や気づきを促してくるカードもあります。
しかし、カードに添えられた言葉がとても穏やかで、そこにほっこりとした絵柄が添えられていることで嫌な気持ちにならず、逆になるほどと思わせてくれます。
「日々の生活の中で迷いや不安が生じた時に引くだけでポジティブな気持ちになる」ことを目的として作られたこのハワイアンカード。
このカードには、奥深いハワイ文化の叡智だけでなく、著者の日本人らしい細やかな感性が添えられていると感じます。
ハワイアンカードの使い方は?
ハワイアンカードの使い方に特に決まりはありませんが、著者であるアロヒナニさんは、最初に心を落ち着かせてから使ってくださいと言われています。
そして初級編、中級編、応用編と3つの引き方が紹介されています。
初級編
初級編では、「今の自分に必要なメッセージをください。」と問いかけてから、シャッフルをしてカードを1枚引きます。
そして自分がピンと来た時点でシャッフルを止めて、気になる1枚を選びます。
引いたカードに書かれているメッセージを読んで、もっと知りたいと思えばガイドブックを読みます。このようにして1日に1回、1枚だけを引く方法です。
中級編
中級編は、心を落ち着かせて、知りたいことを頭に思い浮かべてからシャッフルします。
ピンと来たところからカードを1枚引きます。
引いたらカードに書かれているショートメッセージを最初に読みます。
次にガイドブックを読みます。
その後でイラストをよく見て、どこか気になる所がないかを探します。
同じ絵柄でも、どの部分が気になるかで解釈が変わってきます。
気になる部分は心を映し出す鏡のような役割をしていますから、イラストにも大切なメッセージが隠されていると思って読み取ります。
応用編
応用編では、どうしても直感が働かなくてカードが選べない方のために、ペンデュラムを使ったカードの選び方が紹介されています。
ペンデュラムというのはクリスタルなどを紐につなげた振り子状の道具のことですが、縦に揺れたり横に揺れたりするので、その動き方でYESかNOかを見ていきます。
YES側に揺れたカードを採用するやり方ですが、どうしてもカードを選べない時にはこの方法を使うとよいでしょう。
それから著者は1枚引きが最もエネルギーが強いという理由で、決断のカードを引く時には1枚だけ引いてくださいと言われています。
複数のカードを引くと1枚1枚のカードの意味合いが弱くなり、その結果自分の都合の良い方に解釈してしまう可能性があるからです。
またカードをシャッフルしている時に自分の願望を念じることは、正しいカードを引く妨げとなります。
オラクルカードを使う時には「カードが伝えてくれるメッセージを受け取ります」という受け身の気持ちでいることが大切です。
ハワイアンカードを使った感想は?
それでは実際にカードを1枚引いてみます。
目を閉じて心を落ち着かせ、「今の自分に必要なメッセージをください。」と質問をして、引いたカードがこちらです。
「Tie」ティ
~あなたには癒しが必要です。お休みをとって心と体のメンテナンスをしましょう。~
どうやら休息をすすめているカードのようですが、続いてガイドブックを見ていくことにします。
ガイドブックには【カードからのメッセージ】と【カードの説明】が書かれています。
カードからのメッセージでは、心と体のバランスが崩れている時に出てくるカードなので体をリラックスさせたりデトックスするようにと勧めています。
そして悩み事がたくさんあるなら、考えるのを一度やめて自分にご褒美をあげましょうとも書かれています。
「自分のケアをしっかりすることで次のステップへ元気に向かうことができますよ」と前向きでやさしい言葉を伝えてくれています。
カードの説明では、ティについて詳しく書かれています。
ティはハワイでは神聖な植物とされていて、古くから浄化と鎮静の薬として用いられていたそうです。
また魔除けの儀式や、家の屋根、スカート、お皿としても使われてきたそうです。
今度は絵柄を見ていきます。
ティのカードには大きな葉っぱの木とフラダンスを踊っている女性、それから食料をティに包んでお供えしている姿が書かれています。
中級編の引き方を参考にして見ていくと、大きな葉っぱが気になる時にはしっかりとした休息が必要。
フラダンスの女性が気になる時は自分を楽しませることが必要。
お供え物が気になる時には、自分にご褒美を与えることが必要ということではないでしょうか。
このような感じで素直に読み取っていけばいいのではないかと思います。
頑張っている時には休む時間がもったいなく感じてしまうことがありますが、このようなメッセージが出ることで「確かにそうかもしれない。少し休んでみよう。」という気持ちになれそうです。
やさしくてシンプルなメッセージでありながら、その時々において自分の行動を見つめ直すことができるカードだと感じました。
ハワイアンカードをお勧めの方は?
ハワイアンカードはハワイに興味や関心がある方はもちろん、癒しを求める方にはとてもおすすめできます。
迷いや不安が生じた時に、引くだけでポジティブな視点を与えてくれるカードなのでセルフセラピーとして使うのもよさそうです。
ポップな絵柄と気づきを促すやさしいメッセージは、余裕がない心にほっと一息つかせてくれ、感情や行動を振り返るきっかけを与えてくれるでしょう。
また休日のひと時、ハワイアンミュージックとお気に入りのハーブティーを用意すれば、ちょっとしたリゾート気分を味わうことができそうです。
肩の力を抜いて過ごしたい時にはぴったりなカードですから、気軽に引けるカードを探している方にも向いていると思います。
日常生活の中に、ちょっとした気づきと視点を与えてくれるカードですが、ハワイ文化の叡智に触れているので案外メッセージは深いです。
わかりやすいメッセージと親しみやすい絵柄は、初めてオラクルカードを使う方でも不安なく使っていけるでしょう。
また、このカードを使って肯定的な視点で物事を見ていくことで、些細なことが気になってしまう方でも少しずつ気持ちを切り替えていけるようになると思います。
まとめ
ハワイアンカードの意味と特徴、使い方や感想などを紹介しました。
ハワイアンカードは、癒しの聖地であるハワイの文化に基づいて作られた、全部で44枚からなるオラクルカードです。
ハワイの自然と文化の中から厳選された植物、動物、王族や神話などをモチーフにした、穏やかさと癒しの力を持つセラピーカードです。
わかりやすいアドバイスと嫌な気持ちになるカードが一枚もないことが大きな特徴で、ほっこりとした絵柄はカードのメッセージを引き立てていると感じます。
日々の生活の中で、迷いが生じたり不安な気持ちになったりした時に引くだけでポジティブな気持ちになることを目的として作られたカードですが、奥深いハワイ文化の叡智に触れているので案外メッセージは深いです。
カラフルでどこか温もりを感じさせる絵柄は、初めてオラクルカードを使う方にも親しみやすいです。
些細なことが気になってしまう時には、このカードを使って気持ちの切り替えをしていくことで前向きになれそうだと感じます。
この記事を読んでハワイアンカードに興味を持っていただけましたら幸いです。
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