この記事は、ハワイアン・スピリチュアルタロットの意味と特徴、使い方や感想を紹介します。
このカードはハワイに伝わる手芸品をモチーフにした魂からのメッセージを受けとるためのものです。
あなたもこれを読めばハワイアン・スピリチュアルタロットの意味と特徴、使い方や感想を知ることができます。
それでは、ハワイの自然と文化が描かれたシンプルでナチュラルな絵柄を持つハワイアン・スピリチュアルタロットの魅力をお伝えします。
ハワイアン・スピリチュアルタロットの意味と特徴は?
ハワイアン・スピリチュアルタロットは、ハワイに伝わるハワイアンキルトという手芸品をモチーフにしたカードです。
ハワイアンキルトは、19世紀にヨーロッパのキリスト教宣教師が布教のためにハワイに入国した際、宣教師の妻が当時アメリカで人気のあったパッチワークキルトをハワイの女性達に紹介しました。
そして、作り方を教えていくうちにハワイの文化を取り入れたオリジナルのキルトになっていったものです。
植物や海の生き物など自然のモチーフが多く使われているのが特徴で、結晶のようなシンメトリーな模様を、布に縫い付けていきます。
タペストリーとして飾ったり、母親が娘が結婚する時にベッドカバーにして贈ったりします。
このハワイアンスピリチュアルタロットは日本で西洋占術研究家として活躍中のジューン澁澤氏によって作られました。
ジューン澁澤氏は幻想的な世界観を持つオーロラタロットの作者でもあります。
またタロットカードの解説本や雑誌などの占い記事も執筆されています。
もともとこのハワイアン・スピリチュアルタロットは、WEB上の占いコンテンツとして誕生したもので、現物のカードではありませんでした。
しかし利用者から「よく当たる」「気持ちに寄り添ってくれる」という感想がたくさん届き、ぜひ実物のカードにしてほしいというリクエストが多くよせられたことから2013年にカード付の書籍となりました。
今ではロングセラーとなっている人気のカードです。
このカードは、パッチワークのような正方形をしています。枚数は20枚と少なめです。
タロットという名前がついていますが、このカードには一般的なタロットカードのような人物は登場しませんし大アルカナや小アルカナもありません。
「ウクレレ」「ハイビスカス」といったハワイを連想させるものがシンボルとなっていて不安な気持ちになるカードはありません。
占いをするためのカードなので著者はタロットと名付けていますが、実際はオリジナルの世界観を持つカードです。
今何を意識すべきかをシンプルに示してくれるので、カードリーディング初心者でも使いやすいカードだと感じます。
ハワイアン・スピリチュアルタロットの使い方は?
ハワイアンスピリチュアルタロットは、魂の声を聞きとるためのカードです。
私たちは毎日のように「あれが欲しい」とか「こうなりたい」などと思いますが、そのほとんどはエゴです。
情報社会の中で自分がどうしたいのかを見失っているのです。
ハワイアン・スピリチュアルタロットは本当は自分が何者で、何を望んでいるのかを思い出させてくれます。
最近では毎日15分~20分程度の瞑想やマインドフルネスの習慣を持つ人も増えてきましたが、日ごろ時間に追われている人にはなかなか実践しづらいと思います。
その点このカードは1枚引くだけで自分自身と繋がることができるので続けやすいです。
毎朝1日の指針として引くのもよいですし、恋愛や仕事、人間関係などで答えが出せずに悩んでいる時に占うこともできます。
解説書には、3枚のカードで過去、現在、未来を占う「スリーパッチワークスプレッド」と1日の運勢と相手の気持ちを占う「ワンキルトスプレッド」が紹介されています。
右半分のページにはカードのイラストがあって、このカードのシンボルが何かを教えてくれます。
左半分のページには「スリーパッチワークスプレッド」を行った場合の意味が「過去」「現在」「未来」に分けて書かれています。
「ワンキルトスプレッド」も同様に「今日のあなた」「あの人の気持ち」に分けて書かれています。
カード占い初心者には大変わかりやすい解説書となっています。
また鮮やかな色をしたハワイアン・スピリチュアルタロットにはカラーセラピーの効果もあります。
1日のお守りとして、その日出たカードの色をラッキーカラーとして持ち歩いたり、身につけてみるのもよいでしょう。
問題解決をサポートしてくれそうな意味を持つカードを飾っておくのもおすすめです。
ある程度カードに慣れてきたら、解説書を手放して感じるままに使ってみてください。
ピンとこない場合には色使いや模様に注目してみてください。
色や模様の中にもメッセージは隠されています。
ハワイアン・スピリチュアルタロットを使った感想は?
それではハワイアン・スピリチュアルタロットを一枚引いてみましょう。
一枚引きで占えることは「今日のあなたへのメッセージ」と「あの人の気持ち」です。
今回引いたカードは「ウル」です。
日本ではなじみがありませんが、「ウル」はハワイを代表する大きな木のようです。
絵札には何かの植物が芽を出して、これから育っていこうとする様子が描かれています。
花が咲いたり実をつけるのはまだまだ先のようですが、太陽の光を吸収しながら、これから大きく成長していくことでしょう。
色使いからは暖かさと希望、生命力を感じます。
解説書には「ウル」は蓄積のシンボルで、ゆっくりと成長して大きな木になり、やがて栄養たっぷりの実をつけることが書かれています。
今日1日のメッセージとして出た場合は「あわてなくてもだいじょうぶ」「未来を信じて」「地道な努力が未来につながる」などと読み取れます。
また蓄積のシンボルなので、貯金をしたり何かストックしておくための買い物をするのもよさそうです。
勉強も知識を蓄積していくことなので、はかどりそうです。
相手の気持ちを占った場合は「じっくりと関係を育てていきたい」「理想的なパートナーシップを築いていきたい」とお相手が思っているのかもしれません。
リーディングには決まりはないので、その瞬間に感じた通りに読み取ればよいと思いますが、このカードを引いた時にはすぐに結果は出ないと考えたほうがよさそうです。
1枚につきひとつのシンボルが描かれているだけのカードですが、実際に使ってみるとイメージをふくらませやすいと感じました。
ハワイアン・スピリチュアルタロットをお勧めの方は?
ハワイアン・スピリチュアルタロットはハワイの自然や文化が好きな方、自分の魂とつながりたい方にとても適したカードです。
解説書がわかりやすいので、カードリーディングを始めたばかりの方にも占いやすいと思います。
ふつうタロットカードやオラクルカードには一枚の絵札に様々なシンボルが描かれていますが、初心者はシンボルが多いと混乱してうまく読み取れません。
カードリーディングは感じることが大事なのに、すべてのシンボルを採用しようとして感じる以前に頭で考えてしまうからです。
その点、このカードは1枚のカードにシンボルがひとつなので迷わずにすみます。
色やデザインからも何となく意味が伝わってくるのでカードリーディングの練習になると思います。
ハワイの自然と文化が描かれているカードなので、引いて嫌な気持ちになるカードがありません。
メッセージは決して持ち上げてくれるわけではないですが、どのカードも肯定的に捉えることができます。
占うだけでなく、あなたの悩みを自分で解決するためのセルフセラピーとしても使っていただきたいカードです。
まとめ
ハワイアン・スピリチュアルタロットの意味と特徴、使い方や感想などを紹介しました。
ハワイアン・スピリチュアルタロットは、ハワイに伝わるハワイアンキルトという手芸品をモチーフにしたカードです。
日本で西洋占術研究家として活躍中のジューン澁澤氏によって作られたこのカードは、パッチワークのような正方形でカードの枚数は20枚です。
占いをするためのカードなのでタロットと名付けられていますが、実際はハワイの自然と文化をモチーフにしたオリジナルの世界観を持つカードです。
解説書には二つのスプレッド(展開法)が紹介されていて「今日のあなたへのメッセージ」「あの人の気持ち」について占うことができます。
カード占い初心者には大変わかりやすい解説書となっています。
1枚につきひとつのシンボルが描かれているだけのカードですが、実際に使ってみるとイメージをふくらませやすいと感じました。
ハワイアン・スピリチュアルタロットは本当は自分が何者で、何を望んでいるのかを思い出させてくれます。
今、何を意識すべきかをシンプルに示してくれるカードだと感じます。
占うだけでなくあなたの悩みを自分で解決するためのセルフセラピーとしても使っていただきたいカードです。
この記事を読んでハワイアン・スピリチュアルタロットに興味を持っていただけましたら幸いです。
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